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<title>CURRENT TOPICS</title>
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<description>時事評論</description>
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<title><![CDATA[ ＢＬＯＧを移動します。 ]]></title> 
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<description><![CDATA[ 今日限り、当該ブログを移動します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
移動先　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://current-topics-2.blogspot.com/&quot;&gt;Current Topics(2)&lt;/a&gt; ]]></description> 
<content:encoded><![CDATA[ <img src="http://2.suk2.tok2.com/user/bugatsu/img/2009-10-30-1.jpg" align=left>今日限り、当該ブログを移動します。<br />
<br />
移動先　<br />
<br />
<a href="http://current-topics-2.blogspot.com/">Current Topics(2)</a> ]]></content:encoded> 
<dc:subject>評論</dc:subject> 
<dc:date>2009-10-30T15:32:34+09:00</dc:date> 
<dc:creator>bugatsu</dc:creator> 
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<title><![CDATA[ 反省のない押尾学被告 ]]></title> 
<link>http://2.suk2.tok2.com/user/bugatsu/?mod=day&amp;y=2009&amp;m=10&amp;d=30&amp;a=0</link> 
<description><![CDATA[ &lt;br /&gt;
「酒井法子事件」の初公判が本日（１０月２６日）行われた。マスコミ、社会の関心は、先日行われた「押尾学事件」よりもこちらのほうが高いようだが、筆者は前者のほうに関心を持っている。このことは、前に当コラムで書いたとおり、芸能界薬物汚染事件として同時期に起こった「酒井法子事件」よりも、死者が出ている点で深刻である、と筆者は受け止めている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さて、麻薬取締法違反の罪で起訴された元俳優押尾学被告（３１）の初公判は、１０月２３日午後１時半から東京地裁４２５法廷で開かれた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
起訴状によると、押尾被告は８月２日、東京・六本木のマンションで知人女性（３０）と一緒に合成麻薬ＭＤＭＡを服用。翌３日、警視庁麻布署に逮捕された。女性は服用後に死亡。警視庁は、現場に駆けつけた知人男性が１１９番通報するまでの「空白の３時間」について、保護責任者遺棄致死容疑などで捜査しているというが、公判では、この点に関してはまったく触れられていない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
報道では、異変が起きてから押尾被告が最初に連絡を入れたのは当時のマネジャー。続いて友人、マネジャーの上司、知人男性と計４人が現場に駆けつけてから通報。救急隊員が急行した時、押尾被告は別のフロアの部屋へ逃げていた。その後、マネジャーらが麻布署に事情を聴かれている中、都内のラブホテルへ雲隠れ。薬物使用の証拠を消すため朝まで生理食塩水の点滴をしてから出頭したという。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
報道のとおりであれば、容態異変の女性を放置して、当事者、マネジャー、マネジャー友人、マネジャーの上司、知人男性の５人が現場にいたにもかかわらず、誰一人として、救急車を呼ぼうとしなかったことになるわけで、当事者はもちろんのこと、居合わせた４人についても、人道上、問題があることは明白である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
公判で押尾被告は、MDMAを所持していたのは女性のほうであると証言しているようだ。ところが、同被告が捨て、マンションの植え込みの中から発見されたという女性の携帯電話の記録を常識的に解釈すると、MDMAを所持していたのは女性ではない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このことから推定できることは、「空白の３時間」のあいだに、押尾被告及びマネジャー等の５人は、（一）MDMAを所持していたのは女性のほうであると、口裏あわせをしたこと、（二）女性の携帯電話を捨てて、通話記録の隠蔽を図ろうとしたこと、（三）女性にMDMA所持の罪をきせるため、「死人に口なし」、容態異変の女性を共謀して放置し、死に至らしめたこと――を否定できないのではないか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
筆者がこのように推理する根拠は、押尾被告がMDMAを所持していたのは「女性のほうだ」という証言をしたと報道されているからである。つまり、同被告は、MDMAの入手経路に関しては、一切口をつぐむつもりのようなのである。同被告が、MDMAを海外で使用したことは、多くの証言がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
MDMAの入手経路については口を割らず、すべて亡くなった女性のせいにしようと、苦しんでいる女性を３時間も放置していたのだとしたら、それが＜罪＞でなくてなんであろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それだけではない。不思議なのは「酒井法子事件」では、同被告の逃亡を助けた人物がテレビ等に登場しているのだが、「押尾学事件」では「空白の３時間」に居合わせたマネジャー等４名が一切、マスコミに登場しないのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
MDMAの入手経路を明らかにしない押尾被告は、反省をしているとは思えないし、それだけに再犯の恐れも高い。しかも、最も重要なのは、同被告及び関係者が人の道から外れていることである。そこに居合わせた４人の関係者も、真実を明らかにしようとしないという意味で、押尾被告と同罪である。このような人倫にもとる行為が許されるのならば、世も末である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
民主党議員の政治資金の細かな記載事項を洗う暇と人員が当局にあるくらいならば、それを割いてでも、押尾事件の「空白の３時間」の捜査に力を入れて、真実を明らかにするよう努めるべきではないか。不幸にも亡くなった女性は、薬物汚染の危険について、身をもって証してくれた。「空白の３時間」に係る真実究明こそが、その死に報いる唯一つの道ではないか。 ]]></description> 
<content:encoded><![CDATA[ <br />
「酒井法子事件」の初公判が本日（１０月２６日）行われた。マスコミ、社会の関心は、先日行われた「押尾学事件」よりもこちらのほうが高いようだが、筆者は前者のほうに関心を持っている。このことは、前に当コラムで書いたとおり、芸能界薬物汚染事件として同時期に起こった「酒井法子事件」よりも、死者が出ている点で深刻である、と筆者は受け止めている。<br />
<br />
さて、麻薬取締法違反の罪で起訴された元俳優押尾学被告（３１）の初公判は、１０月２３日午後１時半から東京地裁４２５法廷で開かれた。<br />
<br />
起訴状によると、押尾被告は８月２日、東京・六本木のマンションで知人女性（３０）と一緒に合成麻薬ＭＤＭＡを服用。翌３日、警視庁麻布署に逮捕された。女性は服用後に死亡。警視庁は、現場に駆けつけた知人男性が１１９番通報するまでの「空白の３時間」について、保護責任者遺棄致死容疑などで捜査しているというが、公判では、この点に関してはまったく触れられていない。<br />
<br />
報道では、異変が起きてから押尾被告が最初に連絡を入れたのは当時のマネジャー。続いて友人、マネジャーの上司、知人男性と計４人が現場に駆けつけてから通報。救急隊員が急行した時、押尾被告は別のフロアの部屋へ逃げていた。その後、マネジャーらが麻布署に事情を聴かれている中、都内のラブホテルへ雲隠れ。薬物使用の証拠を消すため朝まで生理食塩水の点滴をしてから出頭したという。<br />
<br />
報道のとおりであれば、容態異変の女性を放置して、当事者、マネジャー、マネジャー友人、マネジャーの上司、知人男性の５人が現場にいたにもかかわらず、誰一人として、救急車を呼ぼうとしなかったことになるわけで、当事者はもちろんのこと、居合わせた４人についても、人道上、問題があることは明白である。<br />
<br />
公判で押尾被告は、MDMAを所持していたのは女性のほうであると証言しているようだ。ところが、同被告が捨て、マンションの植え込みの中から発見されたという女性の携帯電話の記録を常識的に解釈すると、MDMAを所持していたのは女性ではない。<br />
<br />
このことから推定できることは、「空白の３時間」のあいだに、押尾被告及びマネジャー等の５人は、（一）MDMAを所持していたのは女性のほうであると、口裏あわせをしたこと、（二）女性の携帯電話を捨てて、通話記録の隠蔽を図ろうとしたこと、（三）女性にMDMA所持の罪をきせるため、「死人に口なし」、容態異変の女性を共謀して放置し、死に至らしめたこと――を否定できないのではないか。<br />
<br />
筆者がこのように推理する根拠は、押尾被告がMDMAを所持していたのは「女性のほうだ」という証言をしたと報道されているからである。つまり、同被告は、MDMAの入手経路に関しては、一切口をつぐむつもりのようなのである。同被告が、MDMAを海外で使用したことは、多くの証言がある。<br />
<br />
MDMAの入手経路については口を割らず、すべて亡くなった女性のせいにしようと、苦しんでいる女性を３時間も放置していたのだとしたら、それが＜罪＞でなくてなんであろう。<br />
<br />
それだけではない。不思議なのは「酒井法子事件」では、同被告の逃亡を助けた人物がテレビ等に登場しているのだが、「押尾学事件」では「空白の３時間」に居合わせたマネジャー等４名が一切、マスコミに登場しないのだ。<br />
<br />
MDMAの入手経路を明らかにしない押尾被告は、反省をしているとは思えないし、それだけに再犯の恐れも高い。しかも、最も重要なのは、同被告及び関係者が人の道から外れていることである。そこに居合わせた４人の関係者も、真実を明らかにしようとしないという意味で、押尾被告と同罪である。このような人倫にもとる行為が許されるのならば、世も末である。<br />
<br />
民主党議員の政治資金の細かな記載事項を洗う暇と人員が当局にあるくらいならば、それを割いてでも、押尾事件の「空白の３時間」の捜査に力を入れて、真実を明らかにするよう努めるべきではないか。不幸にも亡くなった女性は、薬物汚染の危険について、身をもって証してくれた。「空白の３時間」に係る真実究明こそが、その死に報いる唯一つの道ではないか。 ]]></content:encoded> 
<dc:subject>評論</dc:subject> 
<dc:date>2009-10-30T11:20:45+09:00</dc:date> 
<dc:creator>bugatsu</dc:creator> 
</item><item rdf:about="http://2.suk2.tok2.com/user/bugatsu/?mod=day&amp;y=2009&amp;m=10&amp;d=20&amp;a=0">
<title><![CDATA[ 現代の「兵馬俑」に眠るのはだれか ]]></title> 
<link>http://2.suk2.tok2.com/user/bugatsu/?mod=day&amp;y=2009&amp;m=10&amp;d=20&amp;a=0</link> 
<description><![CDATA[ 先日、あるＣＳＴＶ局が、兵馬俑の特集番組を放映した。兵馬俑とは言うまでもなく、紀元前２２１年、中国を統一した第一代皇帝である始皇帝の墓「秦の始皇帝陵」である。現在の西安市郊外に作られ、周囲約6.2キロ、高さ76メートルと巨大な規模を誇っている。３７年（３８年という説もある）の歳月と７０万人の人々が動員された。始皇帝は、生前に自分の墓を作らせたと言われている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さて、問題の八ッ場ダムである。民主党政権になって、建設中止が決定され、一部の地域住民、関連する都県知事、市町村等が中止反対を叫んでいる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ここで、八ッ場ダムについて、フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』を使って、&lt;br /&gt;
簡単に振り返っておこう。このダムはそもそも、水害から首都・東京及び利根川流域を守るため１９５２年（昭和２７年）に計画発表されたものだが、土壌等の関係で計画は凍結された。その後、現在の地点にダム建設が決定されたのは１９６７年（昭和４２年）のことである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この間、首都圏の水需要増大に対応するため、計画規模を拡大し、１億トン級のダムとして事業が発表された。それ以降、１９８６年（昭和６１年）、「八ッ場ダムの建設に関する基本計画」が２０００年（平成１２年）の事業工期として策定された。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
更に、２００１年（平成１３年）の第１回変更で工期が２０１０年（平成２２年）に延長され、２００４年（平成１６年）の第２回変更で建設目的に流水の正常な機能維持が新たに追加されると同時に総事業費が２，１１０億円から４，６００億円に増額修正された。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２００８年（平成２０年）の第３回変更では建設目的に発電が追加されると同時に工期が２０１５年（平成２７年）に再延長された。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
当初計画の１９５２年から延長工期の２０１５年までを数えると６３年間（予定）、基本計画（１９８６年）からカウントしても２９年間（予定）となる。その間、建設目的は３回変更されている。今後も変更されないとは限らない。完成する気があるのだろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前出の兵馬俑の工期が３８年間であったから、八ッ場ダムのほうが１０年以上も長い。そればかりではない。古代の巨大建築物を代表するエジプトのピラミッドと比較すると、もっと長い。ピラミッドは２０年程度で完成したと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なお、クフ王の大ピラミッドについて、１９７８年に大林組が「現代の技術を用いるなら、どのように建設するか」を研究する企画を実行した。それによると、総工費１，２５０億円、工期５年、最盛期の従業者人数３，５００人という数字が弾き出されたという。八ッ場ダムの延長工期による総事業費は４，６００億円であるから、乱暴に言えば、ギザのピラミッドが４基程度、工期にすれば６基程度がつくれることになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
八ッ場ダムに限らないが、大型公共工事というのは、３０年を超える長い予定工期の間、地元の建設業者に仕事を保証するようなものだ。地元業者は、営業努力なしで、ほぼ一世代、仕事が確保できる。事業目的は、理屈をつけて、いくらでも変更できる。治水、利水・・・そうして工期はどんどん長くなるのである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
工事中（ダム完成前）に台風や大雨がくるだろう。だが、その間、ダムがなくて困ったという話は聞かない。おかしいではないか。さらに、人口の増減、産業構造の変化もあるだろう。ダムが完成したころには（建設中も）、ダムの機能と目的が合致しなくなることもある。要するに、いらないものを何千億円という事業費を使って、政府は建設し続けているのである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
巨大ダムは、現代の兵馬俑、もしくは、ピラミッドである。そこに眠るのは、地元の自民党系議員たちである。彼らは、地元建設業者にほぼ一世代にわたる仕事を保証し、その見返りとして、票をいただく。計画に参与した議員が引退した跡目は、二代目が次ぐ。自民党の世襲政治である。こうして利権が、一世から二世へと引き継がれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
八ッ場ダム工事を途中で中止するのはおかしい、と自民党系政治家は声高に叫ぶ。そりゃそうだろう、彼らは建設業者に仕事を保証したのだから。政府民主党に工事を中止されれば、約束が反故になる。約束が果たされなければ、政治家は票の見返りを受けられない。つまり、選挙に負ける。だから、彼らは自らの選挙運動の一環として、ダム工事中止に抵抗するのである。マスコミは、確信的なのか勘違いなのかはわからないが、ダム建設中止の「不合理性」や建設続行の「地元の声」を報道する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
日本には１００近くの巨大ダム建設のプロジェクトがあるという。現代の、しかも、先進国といわれる日本の、兵馬俑（始皇帝の墓）やクフ王のピラミッドである。それらは、現代日本の始皇帝やクフ王たち――自民党議員たち――の墓である。民主党は、ダムを破壊することで、自民党の集票構造を破壊しようとしている。ダム建設か、ダム建設中止かは、自民党と民主党の代替闘争なのである。&lt;br /&gt;
 ]]></description> 
<content:encoded><![CDATA[ 先日、あるＣＳＴＶ局が、兵馬俑の特集番組を放映した。兵馬俑とは言うまでもなく、紀元前２２１年、中国を統一した第一代皇帝である始皇帝の墓「秦の始皇帝陵」である。現在の西安市郊外に作られ、周囲約6.2キロ、高さ76メートルと巨大な規模を誇っている。３７年（３８年という説もある）の歳月と７０万人の人々が動員された。始皇帝は、生前に自分の墓を作らせたと言われている。<br />
<br />
さて、問題の八ッ場ダムである。民主党政権になって、建設中止が決定され、一部の地域住民、関連する都県知事、市町村等が中止反対を叫んでいる。<br />
<br />
ここで、八ッ場ダムについて、フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』を使って、<br />
簡単に振り返っておこう。このダムはそもそも、水害から首都・東京及び利根川流域を守るため１９５２年（昭和２７年）に計画発表されたものだが、土壌等の関係で計画は凍結された。その後、現在の地点にダム建設が決定されたのは１９６７年（昭和４２年）のことである。<br />
<br />
この間、首都圏の水需要増大に対応するため、計画規模を拡大し、１億トン級のダムとして事業が発表された。それ以降、１９８６年（昭和６１年）、「八ッ場ダムの建設に関する基本計画」が２０００年（平成１２年）の事業工期として策定された。<br />
<br />
更に、２００１年（平成１３年）の第１回変更で工期が２０１０年（平成２２年）に延長され、２００４年（平成１６年）の第２回変更で建設目的に流水の正常な機能維持が新たに追加されると同時に総事業費が２，１１０億円から４，６００億円に増額修正された。<br />
<br />
２００８年（平成２０年）の第３回変更では建設目的に発電が追加されると同時に工期が２０１５年（平成２７年）に再延長された。<br />
<br />
当初計画の１９５２年から延長工期の２０１５年までを数えると６３年間（予定）、基本計画（１９８６年）からカウントしても２９年間（予定）となる。その間、建設目的は３回変更されている。今後も変更されないとは限らない。完成する気があるのだろうか。<br />
<br />
前出の兵馬俑の工期が３８年間であったから、八ッ場ダムのほうが１０年以上も長い。そればかりではない。古代の巨大建築物を代表するエジプトのピラミッドと比較すると、もっと長い。ピラミッドは２０年程度で完成したと考えられている。<br />
<br />
なお、クフ王の大ピラミッドについて、１９７８年に大林組が「現代の技術を用いるなら、どのように建設するか」を研究する企画を実行した。それによると、総工費１，２５０億円、工期５年、最盛期の従業者人数３，５００人という数字が弾き出されたという。八ッ場ダムの延長工期による総事業費は４，６００億円であるから、乱暴に言えば、ギザのピラミッドが４基程度、工期にすれば６基程度がつくれることになる。<br />
<br />
八ッ場ダムに限らないが、大型公共工事というのは、３０年を超える長い予定工期の間、地元の建設業者に仕事を保証するようなものだ。地元業者は、営業努力なしで、ほぼ一世代、仕事が確保できる。事業目的は、理屈をつけて、いくらでも変更できる。治水、利水・・・そうして工期はどんどん長くなるのである。<br />
<br />
工事中（ダム完成前）に台風や大雨がくるだろう。だが、その間、ダムがなくて困ったという話は聞かない。おかしいではないか。さらに、人口の増減、産業構造の変化もあるだろう。ダムが完成したころには（建設中も）、ダムの機能と目的が合致しなくなることもある。要するに、いらないものを何千億円という事業費を使って、政府は建設し続けているのである。<br />
<br />
巨大ダムは、現代の兵馬俑、もしくは、ピラミッドである。そこに眠るのは、地元の自民党系議員たちである。彼らは、地元建設業者にほぼ一世代にわたる仕事を保証し、その見返りとして、票をいただく。計画に参与した議員が引退した跡目は、二代目が次ぐ。自民党の世襲政治である。こうして利権が、一世から二世へと引き継がれる。<br />
<br />
八ッ場ダム工事を途中で中止するのはおかしい、と自民党系政治家は声高に叫ぶ。そりゃそうだろう、彼らは建設業者に仕事を保証したのだから。政府民主党に工事を中止されれば、約束が反故になる。約束が果たされなければ、政治家は票の見返りを受けられない。つまり、選挙に負ける。だから、彼らは自らの選挙運動の一環として、ダム工事中止に抵抗するのである。マスコミは、確信的なのか勘違いなのかはわからないが、ダム建設中止の「不合理性」や建設続行の「地元の声」を報道する。<br />
<br />
日本には１００近くの巨大ダム建設のプロジェクトがあるという。現代の、しかも、先進国といわれる日本の、兵馬俑（始皇帝の墓）やクフ王のピラミッドである。それらは、現代日本の始皇帝やクフ王たち――自民党議員たち――の墓である。民主党は、ダムを破壊することで、自民党の集票構造を破壊しようとしている。ダム建設か、ダム建設中止かは、自民党と民主党の代替闘争なのである。<br />
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<dc:date>2009-10-20T15:28:25+09:00</dc:date> 
<dc:creator>bugatsu</dc:creator> 
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