シネマ天国釜山,その9日間の記録

◇10月9日
閉幕作‘私は幸せです’の主人公ヒョンビン(26)とイ・ボヨン(29)が釜山にきた。
二人の俳優はこの映画を通して,これまでの裕福なイメージを振り切ろうとするように下積み人生を演技した。

ユン・ジョンチャン(45)監督は“以前に苦労をしたことがない俳優ばかりで現場で監督が悪魔のようにいじめまくった”と冗談半分真実半分するなど雰囲気は愉快だった。

ただ,通訳が正しく準備されなくて中国語圏取材陣が困難を体験するなど運営上の問題点は相変わらずだった。

この日のスターは香港から来たウォン・カーワイ(王家衛・50)監督だった。相変らずサングラスでおしゃれしたウォン監督は“釜山映画祭がとても親切だ”として有り難く思った。

彼が今年映画祭に持ってきた‘動詞西ドイツ’(1994)のリドクッス版は映画祭最高の話題作になった。入場券が早目に売り切れた。

現地釜山日報社が主催する父母の祭日映画賞が35年ぶりに復活,映画祭後半の雰囲気造成に一役した。‘夜と昼’(監督ホン・サンス)が栄誉の最優秀作品賞を受賞した。

◇10月10日
映画祭を決算する時間だ。

韓国の‘カカシらの土地’(監督ノ・ギョンテ)と日本の‘無防備’(監督イチイ・マサヒデ)が競争部門のニューカレンツ賞を受賞した。

この他にもシンジェ賞,PIFFメッセナ賞,国際映画評論家協会賞,アジア映画振興器具賞など各種授賞が続いた。組織委員会は今年映画祭観客数が歴代最多と発表した。

だが昨年19万8603人に比べて,わずか200人余りがもっとかかって,19万8603人を記録しただけだ。観客占有率は昨年75.8%で72.3%でむしろさらに落ちた。

9日間続いた映画祭はこの日午後閉幕作‘私は幸せです’を上映しながら幕を閉じる。