雪の女王 最終話
ボ ラ:オッパ...

テウン:どうしてお前は逃げる..
    俺からどうしてお前は逃げるんだ
ボ ラ:ミアネ..オッパ..

テウン:ボラや 
    お前は俺の願いを聞いてくれないのか
ボ ラ:...聞くわ.

テウン:じゃあ 俺の...
    願い言いかえてもいい?
    俺の願いはそれでも...俺の願いは...
    (涙を溜めながらボラを見るテウン)

    二度と...俺の側を離れるな
    二度と 俺の側を離れるな





ボ ラ:なぜ辞めるの
    どうして
    どうしてなの?
    私のせいでしょう

テウン:そうじゃない

ボ ラ:何が違うの?!
    そうじゃなかったらオッパのいい機会なのに
    断る理由がないでしょう

テウン:ボラや

ボ ラ:なぜそんなにバカなの?
    私のわけのわからない病気に大変で だから
    オッパの人生まで諦めなければならないの?!

テウン:ボラや...俺はアメリカ留学を望んだ事はないんだ
    そして今俺が大事なのは ボラお前だ
    アメリカ留学じゃない わからないのか?

    ボラや...俺達こんなことで争いたくない うん?





ボ ラ:私は...長く生きられないことわかってるでしょう

テウン:!

ボ ラ:私はそのうち死んでしまう...
    なぜオッパの人生まで私のために台無しにしようとするの?

テウン:誰がお前が死ぬって?誰がお前を死なすって?

ボ ラ:...。

テウン:お前は死なない...
    俺が絶対そんなことさせない

    だから 本当に俺を怒らせるつもりじゃないなら
    そんな声二度と出すな
    死ぬなんて考えも言葉も..わかったか

ボ ラ:オッパも全部わかってるじゃない
    私がそんなに生きられない事 オッパもわかってるじゃない
    ただ信じないだけじゃない

    なぜこんなにバカみたいなことしてるの?
    なぜこんなにバカみたいなことオッパするのよ!!



ボ ラ:オッパ..             
テウン:どこに行きたい?

ボ ラ:ラップランド...         

テウン:(笑いながら)そこは遠いよ
ボ ラ:(微笑んで)わかってるわ



ボ ラ:ふふ いいわね 新婚旅行にきたみたい
テウン:新婚旅行?
    お前 俺と結婚したくないって

ボ ラ:私がいつ?
    そんなこと言った事ないわ...
   
    本当よ

テウン:(笑いながら)ボラや 今日何したい?

ボ ラ:そうだなぁ 何しようか? そうだなぁ...
    考えたら私達本当に一緒になにかした事ないね
    一緒に映画見たこともないし
    一緒に写真を撮った事もない

テウン:これから少しずつすればいい
    全部やるから心配するな
    あ それと写真はあるよ
    キムチ漬けた時 ドンピルヒョンに撮ってもらった覚えてない?

ボ ラ:あ〜そうだった
テウン:俺その写真持ってるから
    笑える
ボ ラ:え?






―テウン
 神様がいたら... 本当に神様がいたら...

  神様...連れて行かないでください
           あんなに綺麗な子を.. あんなに愛らしい子を...

  神様...絶対に連れて行かないでください......

           どうしても連れて行かなければならないなら..
  それでもどうしても連れて行かなければならないなら...

  その時は...... その時は.....

           承諾してください 一緒に行けるように...





―夢の中のボラ 森林の中で彷徨う姿
    オッパ..オッパ..どこにいるの?

    ...オッパ...

―ラップランドにいるテウン絶壁から落ちそうになる

    オッパ...だめ!だめ!!!!!

テウン:ボラや... どうした..覚めたの?
ボ ラ:オッパが...ラップランドに一人で行く夢を見たの
    
テウン:俺1人?俺がそこに一人で何しに行くんだ?
ボ ラ:それが...それが...
    いや 別に...なにも...


テウン:...行こう
    俺が寝るまで一緒にいてくれるよね
ボ ラ:オッパ...
    オッパ..私ここでオッパと一緒に寝ちゃだめ?





ボ ラ:オッパ...
テウン:なに?

ボ ラ:もし..私が死んだらどうするの?
    私が死んだら オッパももしかして.....

テウン:ボラや..お前は死なない お前は...絶対に死なない 
ボ ラ:.....ミアネ..私がへんな話して...

テウン:当然すまないと思わなきゃな
    無駄な考えはやめて早く寝て

    じゃあ ボラや..
    俺達 明日はデートしよう

ボ ラ:デート?
テウン:うん デート 明日は綺麗な服を着ておいで
    もう寝て...





ボ ラ:ハン記者 久しぶりね
テウン:アガシ乗ってください

ボ ラ:ドアを開けてくれなきゃ
テウン:あ,そうだね

ボ ラ:ハン記者私はもう後ろには乗らないの





ボ ラ:私に初めて会った時の事覚えてる?
テウン:いつ?小さい頃?

ボ ラ:違う あの時以外で 病院で会ったじゃない
    私が死ぬって騒いだ時

テウン:そうだったな
    でもそれ知ってた?
    俺 正直お前見ながら世の中にこんな女の子が他にいるかと思った

ボ ラ:どうしてそれほど良くなかったように聞こえる
テウン:おまえがいいか?
    頬殴られ蹴飛ばされて苦しめられるのに?

ボ ラ:へへ... 私 少したくさん殴ったりした?何度も殴った?
テウン:数え切れないくらい

    でもお前を一度も憎いと思ったことなかった
    なんだかお前が悲しく見えて...それでもっと心を使ったみたいで

    本当にたくさんあったな 今は全部好きな思い出になった

ボ ラ:.....ミアネ
テウン:何が..?

ボ ラ:オッパと..もっとたくさん思い出作る事ができなくて
    これからずっと一緒にいる事ができなくて
  
    それに...先にいなくなったら ミアネ...

テウン:ボラや...
    そんな話をどうして...

ボ ラ:なんとなく...びっくりして
    思い出したついでに...このままいなくなったら
    もっと申し訳なくて

    寒い...もう行こうオッパ...



テウン:ボラや
    .....愛してる

    俺は今までお前のためにたくさん笑って...
    お前のために...
    お前のために幸せで...

    俺 お前を愛したこと後悔してない

    愛してる 愛してる ボラや...

ボ ラ:私も愛してる



テウン:ボラや...
ボ ラ:うーん...

テウン:ボラや...
ボ ラ:そんなに呼んで..なに..

テウン:(微笑みながら)なんとなく
ボ ラ:私眠い..
    少し寝るわ

テウン:ああ ご飯食べる時起こすから



テウン:ボラやご飯食べよう
    ボラや ボラや もう起きて 

    もう起きなきゃ
    お腹すいてない?

    ボラや...
    .......

―テウンボラの死を感じ涙を流し堪え..ボラの姿を見続ける...
 






テウン:明日行きます... アメリカです...はい...そうです...
    博士課程まで真っすぐ行く事ができる上に奨学金もうけて...
    とてもいい機会です
    心配要りません...私が時々ご連絡します。

    教授元気でいてください



ジュンシク:...どこか出かけるのか?
  テウン:飛行機のチケット探しに
  スンリ:もう本当に行くのね....


  テウン:送別会もしてくれたのに何改まって...
  スンリ:信じられないもん...アメリカってちょっと遠い...
    
ジュンシク:この子はどうしてこうなんだ...
  スンリ:うんうんとにかく留学行くのはいいことだから...

  テウン:行ってくる

  スンリ:留学すれば...ボラを忘れる事できる?
ジュンシク:それでも 韓国にいるよりはいい...





男職員:フィンランドヘルシンキからラップランドまで?
    そうですか 遠くまで行かれますね
   
    職員旅行ですか

テウン:会いたい人がいるんです
男職員:あ そうだ ところでなぜ片道なんですか?
    往復がより安いですよ

テウン:...ありがとうございます...





  郵便:ハン ドゥック氏はここにいますか?
 テウン:私ですが..
  郵便:ちょうどよかった 小包です


―ドゥンナムからの小包

―電話するテウン

 テウン:ドゥンナミ二?
ドンナム:オッパ?!

 テウン:元気にしてるか?
ドンナム:うんオッパ...明日行くんだって?

 テウン:うん そうだドンナム..お前から小包が来てるけど...何?
ドンナム:その...それが...実は...ボラが...
     オッパに伝えてって言ってたの

     でもオンマが...
     離れた人にむやみに送ったら気持ちが落ち着けないって言われて

     でもオッパが離れるって聞いて
     やっぱり伝えなきゃいけないって思ってそれで送ったの





―テウンポケベル番号を回す

 “..音声メッセージがあります”

ボ ラ(メッセージ)
    オッパ..私よ...
    オッパがいつ頃このメッセージを聞くかな

    その時私は...どこにいるのかな...?
    私は...うーん

    そう 多分私はラップランドにいるわ

    一緒に行くといった約束...守る事ができなくてごめんね...

    でも..申し訳ないとは思わない
    いつか...私達また会えるから

    そして...オッパが私に言った言葉 もう私も返すね

    いくら避けたくても絶対に目を閉じるな 逃げるな
    そして...生きて...生きているほうがいい





―テウン

   ラップランド お前が行ってみたいと言ってたその場所
   ボラや 会えるのか?

   お前に会いに来た..俺は..お前に会える..?



―3年後
 講演会会場

司会者:今日の講演は
    今年大きな賞を受賞したハン・テウン博士の招請講演になります
    先に博士の略歴を紹介するなら.....

    25歳の時ソッ数の等差数列に関する未解決難題を解きながら,数学界の注目をあび始めて...
    その後米国M.I.T.招請研究員で活動しながら,
    組合論分野で目覚ましい論文らを引き続発表しました。
    
    そして今年,60年の間解けなかった「レムジの数」部分を明快に証明することで
    組合論分野で最も優れた論文に授与される賞大きく付いた賞を受賞しました。

    それではハン・テウン博士を紹介します

    
テウン:はじめまして.ハン テウンです




テウン: ....このようにラムセイの数を証明するようになることで
    私たちは有限な個体がますます増える場合
    どんなことが起るかあらかじめ予測することができるようになったということに
    大きい意味があると言えるでしょう.

司会者:それでは最後の質問一つだけ受けます. 質問する方...


高校生:韓国科学高に通うユ・ジョンテと言います.
    韓国科学高を出たことで知っています..
    先輩お会いできて嬉しいです.

テウン: (笑って) 私も嬉しいです.

高校生:うん.. 私が質問したいことは...
    ラムセイの数...に関して難しくよく分からなくて...

高校生:.....先輩が数学が好きな理由は何ですか?

テウン:数学が好きな理由....
    (寂しく微笑む) ...昔 私が愛した人が..
    私に同じ質問をしていました. その時...
    答があって.. 好きだと.. そう言いました.
   
    しかし.. 今考えてみると.. 答の有無は重要ではないようです.

    私が数学が好きだった理由は...
    幸せだったからです

    答があって幸せだったのではなく..
    答を捜す過程, そのものが私には幸せでした.




高校生:“愛する人,今どこで何をしていますか?!”

テウン:........

司会者(声)それでは今日の講演はこれで終わります。

―テウンキム会長に気付く 追いかけるが見失う
 
チョン教授:誰か,知っている人きたか?
  テウン:...はい。

チョン教授:私はたくさん老いた..
      君はどうしてそのままなんだ?
  テウン:違います
      教授様も...以前と全く同じですが...

チョン教授:全く同じでは...(笑って)
      とにかくこうして戻って会うからいい
      老人命は奸党奸党楷書今日見ると明日また会うという保障がなくて
   
      それでも... こうして生きているから本当にいいよ
      たとえ身体が老いて,バスケットボールをできなくて惜しいけど...

      (テウンに笑いながら)君もまたこんなふうに会って
      君も...良いだろう?

  テウン:はい...良いです...本当に良いです。




―テウン,学校を振り返る なつかしさを感じさせる
―ボラと共に過ごした図書室........

ボラ
  生きて...生きているほうがいい..

テウン
  時には一人で,時には一緒に
  いつも一緒にいなくてもいい

  でも.....でも.....

  お前に会いたい  お前に...




―ボラと想いでの場所バスケット場

  “オッパ...”




―テウン
    俺は何を見たんだろう....?

―テウン目を閉じて

    この目を開いた時...お前がいなくても...
    ボラや... もう俺は逃げない




雪の女王 終わり