永観堂
平安時代初期に、文人・藤原関雄の閑居っだった地を、彼の没後、弘法大師の弟子、
真紹僧都が寺に改めたもので、正式名は禅林寺といいます。永観堂の名は、
平安時代中期に入寺した、永観律師に由来しているとのことです。
釈迦堂から、孔雀の襖絵と抜け雀の欄間がある小方丈、
火除の阿弥陀如来を安置する瑞紫殿、長谷川等伯・狩野元信の襖絵がある方丈、
法然上人像を祀る御影堂と順番に回廊を伝って行くと本堂にたどり着きます。
ここに安置されている、阿弥陀如来立像が有名な、
首を左後方に振り返っている「みかえり阿弥陀」です。
これは永観律師が念仏行道をしていると、
阿弥陀仏が先に立ってともに行道をはじめ、
驚いた永観に向かって振り向き「永観遅し」と言われたとか・・・。
とても愛らしい御姿で京都六阿弥陀仏のひとつです。
また、古今集に“おく山の岩がき紅葉散りぬべし、
照る日の光、見る時なくて”と歌われ、
「モミジの永観堂」と呼ばれるように、東山随一の紅葉の名所で、
全山が錦に染まる晩秋の頃は、美しい景観を見せてくれます。