色は匂えと散りぬるを
JW(エホバの証人)2世として、幼少期から15歳までその特異な教育を受けてきた自分の、心の整理日記として書き始めたものです。 過去話、現在と入り混じり、不定期更新ですが、ぼちぼちやっていきます…。マニアック万歳〜☆

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2005年05月15日  ならば味わいつづけよう 〜祈り〜 その弐
そういえばあれから母は、電話をよこしていない。
とてもよくわかる気がするし、私もあえて電話をしてない。
元気でいてくれれば、それがなにより。


「お母さんが、エホバの証人だから出来ない事の代わりをするのは嫌だ」
と私が言った時、母は、物凄く揺れていた。
もしかしたら私はわざと言ったのかもしれない。

そんな事を言っても別に事がどうなる訳でもないと、私はよく判っている。
感情vs理性で、感情を抑えなかったのは私自身で、
私自身が、感情を優先させたんだろう。
わかってるよ、と、私は母に伝えたかったんだ。
伝えたい想い、伝えられない切なさ、
常々私が抱いている想いが、私の口をああ動かしたのだろう。


子供から嫌だと言われるという事は、親としてはっとしたり、
なんだとこんにゃろと思ったり、さてどう説明しようと悩んだりすると同時に、
とても嬉しい事だ。

それは子供が自分に、真正面からぶつかってきてくれている事だから。
親子間に限らず、誰かが自分に真正面からぶつかってきてくれた時、
応えられるられないは別として、ちゃんと向き合いたいと
そしてやっぱり、出来る事なら応えたいと想うのが人の情だ。
色々な訳があり、みんながみんなとは言えないかもしれないけど、
自分が産んだ子供となればまたその想いは強くなる。
母心ってそういうものだから。
少なくとも、私は母が、その想いを持っていると知ってる。
それは私の身体が知ってる。


母はいつも揺れていた。
私がかなりな無理をして、自分の気持ちよりお母さんの気持ちを汲み取って
お母さんの望むいい子をしていた事を、いつもわかっていた。
わかっていて、わからない振りをする事を、母の心は選んでいた。
これでいいのか?と母は一瞬揺れて、
これでいいんだと、私に一瞬向けた心にエホバ神を被る。
それを見届けて、私も心を閉ざし、笑っていたからね。
エホバエホバ、エホバ大好き、霊的な人になりたいよって
笑っていたからね。


母も、私も、誰も弱いものだけど、
今私には、真正面から向き合っていたい大切なものが在るから、
母がしたその事を、包み込んであげる事が出来ない。
わかるよ、誰も弱いよね、何かに頼らなきゃやってられない事だってあるよねと、
母に情けをかけたらその時点で、私は自分の心にも同じ情けをかけて
それを、子供の心を傷つけてしまっても、わからない振りをする言い訳にしてしまうから。
それほどに、私の心も、弱いものだ。

私は、みんには、その時々の感情をちゃんと表現してほしいと想う。
ママは小さい頃、嫌だよ、疲れたよ、お母さん大嫌い!って気持ちを
伝える事が出来なかったから、みんには、ちゃんと伝えて欲しいと想う。

私も生身の人間で、余裕がなく、受け止めてあげられなくて、
そんな時ばっかで、これからもそうだろうけど、でも、
私はその度に失敗に気付きたいし、反省したいし、少しづつみんと一緒に成長したいし、
いつもどんな事があってもママ、ママと、両手を広げてぶつかってきてくれるみんと、
ちゃんと向き合っていきたい。


そんなこともあり、私は母との関わりの中で、自分の心と相談しながら線を引く。
結局今も変わらず、母の心が必要とし、選び取っている場所がそこなら、
エホバの証人という宗教が、母が生きてゆくのに必要なら、
そして、それほどに、自分の心と向き合う決意を怖れる母ならば、私は私で、
自分の心の安定を守る為に、自分が大事にしていきたいと想うものを
守り抜く事が出来る様に、エホバの証人のことを抜きにした、
まぁ人からしたらちょっと不思議であろう親子関係を築いていこうと、
その都度、適当なところでうまいことやっている訳だ。


そんな中、母からその一線を寄せてこられる事に、
私の心はやはり揺れて、ぶつけどころのないイライラは行き場を無くして
切なさに色を変える。


あの電話の母の申し訳なさげな声と、
私に嫌だと言われた時に、また一瞬みえた母の母心に、
お母さんが私に応えたい気持ちがない訳じゃないと、
ちゃんとわかっているよと伝えたくても、
母はまた神にすべてを委ね、
それを伝える術は、今の私と母の間には存在しなくて、
伝えたい想いだけが私の中でこだまして、
切なさに身を浸して、私は涙になる。


浸り終えたら、そこにまた、自分に出来ることが見える。


その参へつづく

PM 03:10:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | [エッセイ]


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