色は匂えと散りぬるを
JW(エホバの証人)2世として、幼少期から15歳までその特異な教育を受けてきた自分の、心の整理日記として書き始めたものです。 過去話、現在と入り混じり、不定期更新ですが、ぼちぼちやっていきます…。マニアック万歳〜☆

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プロフィール
名前いろは
年齢29
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星座蟹座

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2005年05月14日  ならば味わいつづけよう 〜祈り〜 その壱
受話器を通したその声、その話し方に、
私は心の動揺を抑え切れない。
母の精一杯と私の精一杯。

私たちは昔からこんな時、お互いごめんねが言えない。
過ぎ去れば笑う余裕もあるけどね、その時は似た女同士、感情に流される。
2人共、ぶつけどころは相手ではないし、どこにもないとどこかで解ってて、
でも、ぶつけるところが欲しくて彷徨って・・・
最終的に私は切なさに身を浸し、母は、神にすべてを委ねる。
いつものこと。



「・・・それでさ『あんたはどうせ今回もお葬式に参列出来ないんだろうから、
一応名前はあんたの名前で出すから、いろはに代わりに出てもらえばいいでしょ?』って、
言われたんだけど・・・いろはちゃんその日大丈夫?・・・」


エホバの証人は自分達で行う葬儀以外への参列はしない。
母の代理になるだろう事は、従姉妹の死の知らせを受けた時から予測できていたのに、
母からの直接の電話だったことと、彼女の申し訳なさげな声と話し方に、
私の心は自分でコントロール不可能な状態になっていた。
私が、私達の関係の為に、その都度引き直している一線を、
母はじりじりと寄せてくる。
生身の心に、神への信仰心という隠れ蓑を着けて。


いろは感情vs理性。
やんわりと発しようと意識した自分の声が、やけに低く感じた。

「・・・私に出来る事だったらね、なんでもお母さんの力になりたいよ。
でもねお母さんが、エホバの証人だから出来ない事の代わりになるのは嫌だ。
お願いだからね?Mねーちゃんが死んで、、みんなそれどころじゃないんだからね?
そういう事でみんなを煩わせないでよ、ね?
それはほんとに頼むわよ。。。」

自分の言葉に触発されて、私の口は滑らかにすべりまくる。
大人げもないと解っている。止められない。


解ってる、解ってる、わかっているんだよ。お母さんが昔から揺れていること。
私の顔をみて、これでいいのかと、いつも一瞬、揺れ動いていたこと。
ちゃんと伝わっているんだよ。これが今のお母さんの精一杯だってこともね。

包み込んであげられたら…私にそれが出来たら…っても、想うんだよ。
でも私にはそれが出来ないんだ。私にも守りたいものがある。
これが今の私の精一杯なんだよ。



周りの人達に支えられ、気持ちを切り替えて、
母の代理というよりも、これも人生経験のひとつと割り切る決意。
こんな時に感情的になり、巻き込んでしまった事を叔母達に詫び入り、
Mねーちゃんの葬儀の一日を終えて布団に入ったら、
涙がだーだー出た。
えづくほど泣けた。
疲れ果てていつの間にか眠っていた。


その弐へつづく

PM 02:38:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | [エッセイ]


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