たろうのナンデモブログハゼ。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

2007年06月30日  ウチくる?! 東大海洋研究所。
早いなぁ、もう2週間前のことになるのだけれど、ある研究会で、ヨシノボリ類とボウズハゼ類について発表しました。
何か新しいことを発見したでもなく、学術的な根拠のある内容でもありません。
ただ、ハゼ好き素人の極端な例として、研究者の方たちに覚えてもらうことはできたかもしれません。
そして、何より、楽しかった!
いろんな方に声をかけられたり、研究者の方のお知り合いも増えて、いい経験をさせていただいたことに感謝してます。

中でも、専門分野が私の趣味領域と重なっている琉球大の研究者さんチームとのお喋りが楽しかったのであります。
しかも、研究会の後、素人なのに誘っていただいて、東大海洋研究所の研究所室におっジャマ〜っ!
私は化学の研究者だったことがあるせいか、どこか懐かしい感じも受けながら研究室へ。

えてしてほの暗く、若干幅の狭い廊下。
休日の午後、いくつか人のいる部屋に電灯がついているほかは、静まり返ったフロア。
通路に並ぶ試薬びんなどの器具類のひとつひとつに無造作に書きつけられた油性ペンのコメント。
部屋の外側に貼られた、専門分野の内容と思しき英語のポスター。
それらを眺めながら、ひそかに化学者時代を懐かしんだりしてました。

そして、やや奥にあった一室で、これまたいかにもという感じの研究室の丸椅子に腰をおろし、実験台の上を見ると、たくさんの標本瓶が並んでいました。
ラベルのメモを見て、ゾクッとする私・・・。

沖縄島サンプリング。
台湾 ナンヨウボウズハゼ。
グアム ナンヨウボウズハゼ属。

などなど、あまりに面白そうなものがいっぱい。
もちろん、中には標本が入っているわけで、にわかに観察タイムがスタート。
これは○○ボウズっぽいとか、○○諸島のボウズハゼ類に似ているとか、あれやこれやと話をしながら標本を拝見しました。

ボウズハゼの仲間というのは、一度にものすごくたくさんの卵を産む魚で、しかもその子どもたちはひとまず海まで一気に流されて、海流に乗って旅をする魚。
その生活史を思うと、「命」についていろんなことを考えさせられます。
人間にとっての「命」の常識と、ほかの生き物にとっての「命」の考え方もいろいろ違うんですよね。

僕はまだ、川で捕まえた魚をすぐに標本にすることはできないのですが、
標本の魚たちを見ると、この子達はそれぞれの種類の代表者として、未来永劫、研究のための未知の情報も体にもちつづけ、立派に役割を果たしていくんだなぁと思いました。
むしろ、飼育して見慣れた顔の魚が亡くなったときにすぐに標本にして、自分の飼育したその魚が研究の役に立つのならばそれは嬉しいのだけれど、飼育環境はいろんな面で自然環境と異なるから、自然下の個体の標本と同じに扱うことはできない部分があるんですよね。

・・・そんなことも考えながら、ハゼ談話を楽しんだのでありました。当日参加されなかった方々からも連絡をいただいたりして、自分の中のハゼ熱もいい刺激を受けそうな今日この頃でありまする。

PM 01:45:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | [ぶろぐむし(雑談と写メ)]

2007年06月03日  「味覚の衰退」を恐れましょう。
<甘えん坊、万歳!の水域>

呆れてもらってかまわないのだが、
偏食が悪いなんて、ひとつも思わない。

好き嫌いは無くすべきという教育の方針は悪いとは思わないが、
好き嫌いがないというのは自慢できることとも思わないのである。

私は好き嫌いが人より若干多い方である。
友人の中には、若干でなく相当多いと指摘する者も多々ある。

もっとも嫌いな食べ物は茄子で、
いかなる調理を施しても食べられなかった。

次いでどうにも困った食べ物がしいたけ。
今までしいたけを美味しいと思った記憶は、
松茸の代わりとして極細に刻まれて使用されている、
永谷園のお吸い物だけである。

以下、青臭い菜っ葉類や和芥子、わさびなど、
挙げるとけっこういろいろ出てくる。

好き嫌いが多いなんて、何歳の口が言うのか。
甘やかされて育ったに違いない。
ぼくちんお子ちゃまだね。
そう人は言う。

しかし、そうかな。

大学生の頃だろうか。
好き嫌いが多いことを自覚していた私は、
自分の嫌いな食べ物が実は美味しくて、
食わず嫌いであったというならばそれはよろしくないと思い、
ひととおり嫌いなものを食べてみたことがある。

結果、95%以上のものが、
やはり食べられなかった。

どうしてこんなに食べ物に過敏なのだろうか。
過敏たる原因はどこにあるのだろうか。
サイエンス・バカでもある私は、
いつものとおり、すぐに原因を追究しようとした。
しかし、意外にもあっさりとひとつの有力な仮説に行き着いた。

過敏とはそもそもどういうことなのか。
それは、敏感過ぎるということ。
人間の五感のひとつでもある味覚が敏感であって何が悪い。

そう・・・好き嫌いが多い人というのは、
味覚が人より敏感なだけなのではないか。
好き嫌いは良くないという教育を受けた結果、
多くの人は味覚が衰退してしまって、
何でも食べられるようになってしまったのではないのか。

それを裏付けるデータとして、誰もが知っているものがある。
「好き嫌いは大人になったら無くなってるものだ」
逆に言うと、好き嫌いは、トラウマという極めて特殊な要因を除けば、
大人になるにつれて増えることはないのである。
それは、人間の五感が老化によって衰退の一途をたどることと一致している。

どんな人が味覚を失わずに好き嫌いを保持し続けるのかと言えば、
それは親や学校の教育を受け入れずに拒み続けた、
頑固で偏屈な人間なのかもしれない。

それはいい。

しかし、味覚の敏感さを失うと、嫌いなものが無くなる反面、
実は食べ物に感じるおいしさも薄れていってしまっているかもしれない。
好き嫌いが悪いことだと教えなければ、好きな食べ物を食べた時の幸せは何倍も大きいのかもしれない。
そして、体に悪いものを食べても、それに気づく本能が機能しなくなるかもしれない。
知らぬ間に毒を食べてしまっているかもしれないのだ。

・・・というような仮説を信じながら、日々を生きている。
この仮説が間違いであると思う事象に遭遇したことは、
今までにただの一度もないのだから、面白いではないか。


●写真
ちょっとコンビニでのジャンクフードチェックを怠っている間に、
コカコーラ社が新商品を出したらしいです。
自販機ではじめて見たときには、
ああ「濃〜い、お茶」(そんなのないか)かなと思ったが、
コカコーラ、濃〜いお茶、ダイエットコーラ、ファンタ・・・という並びは、
知能テストや一般常識問題で出てもすぐにわかるくらいおかしいだろと思ってよく見たら、
コカコーラゼロと書いてあって、びっくり。
その自販機では売切れだし、これは相当うまいのかも・・・と思ってスーパーを探し回ってようやく発見。
飲んでみる。

・・・あれ、別に普通のコカ・コーラなんですけど。
ゼロと言うのだから、ゼロカロリーなのかな?

だとすれば、つまりこれって、
「ダイエットコーラのようにカロリーゼロで、砂糖を使わずに合成甘味料などをふんだんに使用しているにもかかわらず、オリジナルのコカコーラと同じ味を再現することがこのたび可能になりました」
ということなのでは・・・。

・・・売れるのかな、これ。
まあ、「ファンタの法則」に従えば、全国の炭酸中毒の人がどんな味か興味を持って1人1本買った時点で、
それっきり2本目を誰も買わなかったとしてもメーカーとしては勝利宣言なのだろうけど。殿様商売おそるべし。

AM 01:05:29 | Comment(4) | TrackBack(0) | [文学虫]

プロフィール
名前たろう
URLhttp://www17.tok2.com/home2/tarogoby/
年齢ハイジと同じくらい
ボウズハゼ類とヨシノボリの飼育、生き物の現状と保護などについて考えるサイト「Freshwater Goby Museum」を運営しております。

新聞読まない人に捧ぐ。

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