たろうのナンデモブログハゼ。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

2005年11月23日  買ってしまったボウズハゼ・・・。
僕は基本的には水槽で飼う魚を購入することはしないことにしています。しかし、この魚は買ってしまった・・・。

そもそも、観賞魚を購入すると、その魚はお金になる魚ということになり、業者がさらに川へ採集に行くという悪循環が発生します。
さらに、売られている魚というのは、業者が電気ショックなどで採集していたり、お店や輸送を経由することで、本来の美しさや繁殖行動が見られないことが多いのです。
だから買って飼うことはしないし、買うとしても海外産の魚を最小限買うなどにとどめている。

一般的に見ても、買いたい魚を売っていたとして、買っても一切問題が無いケースを挙げるなら、
・飼育者が絶対にその魚を自然に放さない
・その魚が養殖魚である
この2点が成立する場合くらいだと思う。

しかし、今回は日本産淡水魚を買ってしまった・・・。
僕は前から時間があると見に行くお店がいくつかあって、その多くはナンヨウボウズハゼを比較的多く仕入れているお店です。
でもナンヨウボウズは沖縄では普通種だし、絶対買わない。
ではなぜ見に行くのか。

あるお店でナンヨウボウズが売られている水槽を見ていると、
あっ!!という衝撃が。
ナンヨウボウズハゼでない魚がナンヨウボウズハゼとして売られている・・・。
こんなことがいつかあるかと思っていたのが、お店めぐりのひとつの理由でありました。

この魚はコンテリボウズハゼ。希少な魚のひとつです。
僕は、この魚がコンテリボウズハゼとして売られていたのなら買いません。
そこで買ったら、希少な魚のコンテリボウズハゼだけを狙った業者の採集圧がかかるからです。だから、逆にコンテリボウズハゼとして入荷するお店には行きません。
しかし今回のような場合、僕が買ったことの結果は、普通種のナンヨウボウズが少し売れたというだけのことになります。
それは言い訳でもありますが、希少種であることを知らない人の手元にこの魚が普通種として売られていくのも納得がいかないのです。

この魚のオスを指名してお店の人が網で捕まえているときに話を聞いてみると、これはほかの魚の後から1ペア追加で入ってきたものだという。
ペアでの販売とのことなので、その時に一緒に入ってきたメスがわかればそれを、と頼んでみる。
多分これ、と店員さんが言うメスを見てみると・・・。
んー、もともと両種のメスは判別が困難だけど、コンテリのメスと言われればそんな気もする個体・・・。
コンテリボウズは見ようと思っても見られないくらい少ない魚。なのにペアで入荷したとしたら、それは何を意味するか。
・・・これはたまたま混じったのではなく、採集業者はナンヨウとコンテリを判別できているのかもしれない。
・・・ちょっとゾッとしました。
詳しいショップなどから採集業者に指令さえ下れば、コンテリボウズハゼだけを狙いかねないわけです。
なんで判別できなさそうなこのお店に流したのかわからないけど、やっぱり業者の影響で魚が絶滅することは現実的に十分起こりうるな、と再認識したのでした。

ちなみに、この日お店めぐりをしたお店のひとつで、とんでもないヨシノボリを発見した。
値札の無い薄暗い水槽で喧嘩を繰り返しているヨシノボリを見つけて、見てみると、まさかとは思うけどアレに似ているなあ・・・と思ってお店の人に、あえて名前でなく、産地はどこかと聞いてみました。
店員さんは奥に確認しに行って、戻ってきて一言。
「小笠原だそうです。」
ガーーーン!やっぱり!
これは僕が全国各地のヨシノボリを見に行ったとして一番見に行くのが困難と思われる、その名もオガサワラヨシノボリだったのです。

こんな形で遭遇するとは。
上記の理由で、これはもちろん買わず。
いつか現地に見に行こうっと。だからあんまりじっくり見なかった・・・。
お店の人は、”島から持ち出し禁止の条例ができそうだから飼えなくなるよ”と言ってたけど・・・。
家の水槽でじっくり見るのが趣味の僕としては残念だけど、それは良いことだと思います。
でも個体数が安定して回復したときには条例解除もしてほしいですけどね。

AM 12:54:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | [ぶろぐハゼ(魚)]

プロフィール
名前たろう
URLhttp://www17.tok2.com/home2/tarogoby/
年齢ハイジと同じくらい
ボウズハゼ類とヨシノボリの飼育、生き物の現状と保護などについて考えるサイト「Freshwater Goby Museum」を運営しております。

新聞読まない人に捧ぐ。

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