Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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はてしない妄想
消費税増税に反発して、いつもながらの「へ理屈」を。

高校時代の私は陸上部に所属していた。
だが、私は体育会系の非科学的な根性論、精神論に馴染めなかったので、意味のない猛練習をほとんどしたことがなかった。

「疲れきったときに力が抜けて、初めてフォームが固まるんだよ」


固まらねえよ。
疲れたら、怪我をしやすくなるだけだよ。
あんたらに、俺の体を潰す権利はない。


人とは違う練習をして、まわりからは白い目で見られることもあったが、走ることが好きだったので、無知な指導者や先輩がいても、陸上部は辞めなかった。

おそらく、練習量は、他の部員たちの3分の2以下だったろう。
無駄に疲れるのが嫌だったからだ。
ただ、自主的に体を追い込むことは、月に1回程度はやった。

20メートルダッシュ30本、30メートルダッシュ20本、100メートルを全力で10本というように。
汗をかき足りないと思ったときだけ、これをやった。
そして、足がもつれるくらい疲れた。

こんな風に疲れきったとき、私の頭には、いつも同じ妄想が浮かんだ。


俺たち人間が見ている世界というのは、実は違う形をしているのではないか。
それを人間が自分勝手な解釈で、都合のいい形として見てしまっているのではないか。


たとえば、俺が走っている地面は固いと思っているが、実際はマシュマロのように柔らかくて、脳が固いと思い込ませることによって誤魔化し、柔らかいのに固い走り方をしているのではないか。

あるいは、犬や猫というのは実際はいなくて、あれは人間なのだ。
ただ、人間がペットだと思い込みたい人を犬や猫だと思っているのではないか。
彼らは、本当は人間の言葉で話しているのに、人間の都合で、犬猫の形だと思い込まれ、鳴き声も「ワン」「ニャン」と聞こえているのではないか。

そして、ライオンや虎、シロクマなども本当は人間で、怖い存在の人間を、そう思い込んでいるだけなのかもしれない。

炎なども本当は熱くないのではないか。
熱くないのだが、熱くなくても触ればヤケドをしてしまうので、熱いと思うことで、人間は火を触らないようにしているとか。

自分でもバカだと思う。

しかし、私の妄想は、さらに進む。

もしかしたら、俺が親しくしているサクラダという男は、実際には存在していなくて、俺にだけ見える存在ではないのか。
私にしか見えないのに、まわりの友だちが憐れに思って、私に合わせ、サクラダがいるフリをしているのかもしれない。
担任なども私に気を使って、サクラダの存在が、さもあるように装っているのではないか。

走ることもそうだ。

自分が足が速いというのは嘘で、実は私が走るときだけ、まわりの人の時間が緩やかになって、その隙をついて、ただ私が速く駆け抜けているだけかもしれない。


要するに、この世界は、自分の、あるいは人間の都合だけで「都合のいい世界」が作られているのではないのか。

バカとしか言いようがない妄想だ。


そう思うと、ロシアのプーチン大統領というのは、私と同類ではないかと思ってしまうのだ。

プーチン氏は、ウクライナという国が、「自分の国」だと妄想していたのではないか。
資源なども含めて、あの国があれば、ロシアは大国としての体面を保てる。

もともとソビエト連邦の一つだったではないか。
だから、いまもウクライナは、ロシアの一部だ。

いや、ロシアにしか見えない。


「大阪都構想」を政策に掲げる政治家も同類。

俺の人気は普遍的なもので、選挙で勝てば民意を得たと思い込んで、都合のいい選挙を繰り返す。
「選挙費用は民主主義のコストだ」という主張は、一回だけなら説得力を持つが、2回目には開き直りにしか聞こえない。

さらに、「大阪都構想」に関して、他党との「対話は無理」と答えている以上、最初から話し合いを排除しているのは明白。
民主主義の根幹がわかっていない。
自らが民主主義がわかっていないのに、「日本人には民主主義が根付いていない。本気の住民投票を経験してもらわないと、民主主義は変わらない」という根拠のない独善的な理論を展開するところは、国民を「自分以外はみんなバカ扱い」するプーチン氏と同類。

「構想」には広がりと大義名分があるが、「妄想」が基礎の「構想」には、迷惑な自己満足しかない。

人が自分の頭の中で、何かを確信してしまったら、その人の中では、それは妄想ではなく「事実」になる。

ただ、はたから見ると、とてつもない妄想家、危ないやつ、人格破綻者に見える。


このブログも、実は存在していなくて、これは頭の中で作られた私の妄想ということもありうる。
あるいは、そもそも人間などというものも、この世界には存在せず、実は私自身がパソコンなのかもしれない。

私自身がパソコンなら、私は勝手に電波で他のパソコンと繋がっているということ。
他のパソコンたちも、本人は人間だと思っているかもしれないが、実はパソコンそのものなのだ。


この世界には、パソコンだけがある。

彼らは、勝手に自分で充電して元気になる。
そして、グルメを気取った人も、実はグルメなどは妄想で、何も食べたことがないパソコン。

絵が上手いと自慢している人は、自分が作ったお絵描きソフトで、自動的に描いているだけのパソコン。

俺はモテるんだぜ、と自慢している人は、自分の妄想の中の女性を画像にしてストックしてあるだけのパソコン。

俺んち広いんだぜ、と自慢している人は、ただハードディスク、あるいはフラッシュストレージの要領が大きいだけのパソコン。

俺は金持ちだ、と威張っている人は、宅内ネットワークに繋がっているパソコンの数が多いだけのパソコン。

そして、消費税なども、政治家を気取ったパソコンが、妄想の中で設定した架空のものだ。

絶対にそうだ。



だから、私は8パーセントに上がる消費税は、払わない。




そういうわけには、いかないか。




2014/03/28 AM 08:42:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | [怖い話]



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