Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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ブラちゃんは人見知り
ディズニー・シーに行った。

楽しかった。
疲れた。
金を使った。

報告は、以上。


さて、毎月来る、極道コピーライター、ススキダの仕事があった。
その仕事に関して、昨日、横浜のススキダの事務所で、ススキダの奥さんと打ち合わせをした。

最初の頃、奥さん離れしていない心配性のススキダが、打ち合わせにゴミのようにくっついてきたが、今は奥さん一人でできるようになった。
おそらく私の教え方がうまかったからだろう(嘘。奥さんが勉強熱心だったから)。
よどみなく打ち合わせができるようになった。

1時間弱の打ち合わせが終わって、コーヒーを飲んでいたとき、ススキダの奥さんが「ブライアンがMさんのこと気に入ったみたいですよ」と言った。

ブライアンというのは、ススキダ夫妻の娘さんの旦那だ。
カナダ人。
バンクーバーで、警察関係の仕事をしているという。

昨年、ススキダ夫妻と忘年会をしたときに、娘さん、ブライアン、クリス(子ども)の3人も同席したのである。

ブライアンは、日本語の聞き取りは、半分程度はできた。
そして、私も英語の聞き取りは、51パーセントはできる。

だが、日本語表現、英語表現になると、お互いが33パーセント程度しかできないから、最初は意思の疎通が難しかった。
しかし、国は違っても同じ人間である。
どこかで、思考方法が合致することがある。

最初私が、ビートたけし名人の物まねをしたら、ブライアンが、大きなどツボにはまって、笑いが止まらなくなった。
それを見た私は、「なんて日だ!」やら、「トゥース」「アイ〜ン」「かい〜の」「欧米か!」「オッパッピィ」「フライング・ゲット」などを立て続けにブライアンに放り投げた。

すると、ブライアンは笑い転げ、最後は「ヘルプ」と涙を流しながら、両手で腹を押さえた。

それで何かが繋がったようで、細かいニュアンスはわからなくとも、ブライアンと会話ができるようになった。
お互いの前にあった透明な壁が消えて、ブライアンの空気と私の空気が混ざり合うようになった。

ブライアンは、知的な目をしていた。
警察関係の仕事と言っても、おそらく警官ではない気がした。
細かいことを聞けば教えてくれたかもしれないが、私はその手のことを聞く趣味がないので、聞かなかった。

ブライアンは、私のことを「サトルゥ」と呼んだ。
普通、欧米人が私を呼ぶとき「サトル」か「サトール」と「ト」にアクセントを付けて呼ぶことが多い。
しかし、ブライアンだけは、「サトルゥ」と「ルゥ」にアクセントを付けて呼んだ。

皆さんはもうご存知だと思うが、私は根がひねくれ者なので、変な呼ばれ方をされたことが嬉しくて、一方的にブライアンのことを友だちだと思うことにした。

だから、「ブラちゃん」と呼んだ。

「ブラちゃん? ホワット?」

This is a close nickname (親しい呼び方だよ)
In the words of friends (友だちとしてのね)

お互い、右手でハイ・ファイブをした。

そのとき、私はブラちゃんのことを友だちだと思ったが、ブラちゃんが私のことを友だちだと思った確信はなかった。

しかし、ススキダの奥さんに言わせると、私のことを気に入ったのだという。
「バンクーバーに来る用があったら、休暇を取って案内させてもらう」とまで言っていたらしい。

忘年会のとき、全員で撮った写真を何枚もリビングに飾ってあるというから、まるで外人ではないか。

ブラちゃんたら、まったく………。

そして、その写真の中の私を見て、ブラちゃんの1歳10ヶ月の息子、クリスが「シェー」と指さすのだという。
昨年の忘年会では、私は、クリスの前で「シェー」を10回はした。
その印象が強かったのだろう。

彼の中で、私は「シェー」ということになっているようだ。


しかし、バンクーバーは遠いな。

走って行くには限度があるし、泳いで行くほどの根性もなし。
飛ぶことができればいいのだが、私は不器用だから、キキ(魔女の宅急便)のようにホウキを乗りこなせない。
だから、バンクーバーには一生行けない。

残念なことだ。


「でも…」とススキダの奥さんが言った。
「不思議なんですよね。ブライアンは、白人にしては珍しくシャイなんです。ススキダともなかなか打ち解けなかったんですよ」

それは、ススキダの顔が、殺人的に怖いからでしょう。

「でも、もっと怖い外人の犯罪者の相手をしているんですよ。ススキダなんて、可愛いものです」

それは、見解の相違ですね。


しかし、私には、それは理解できます。
私も同じように人見知りなので、人見知り同士が化学反応を起こしたのでしょう。
いわば、同じ「人見知り国」の人種です。

きっと、そうです。

私がそう言ったら、ススキダの奥さんが、突然デヴィ夫人になった。

「Mさんが、人見知りだなんて、オーホッホッホッホ!! 冗談でございましょう!」



かなり、傷ついた。



2014/03/17 AM 08:37:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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