Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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心臓がマヒマヒ
私は、東京ディズニーランドには、興味がない。

千葉にあるのに、「東京」とつける神経がわからないからだ。

それなら、ギターを弾きながら渋い声で歌う40代の男は、みな福山雅治氏ということになってしまうではないか。
小太りで、「やばいよ、やばいよ」が口癖の50代は、みな出川哲朗師匠になってしまう。
あるいは、東京ドームで、MCなしで2時間半、キレのある踊りとともに歌い続ける30代の女性は、みな安室奈美恵先生になってしまう(そんな人ほかにはいない?)。

あそこを東京というのなら、埼玉県秩父市だって、東京に接しているのだから「東京」を名乗ってもいいのではないだろうか。
だいいち、どんなに出来の悪いGPSだって、あそこを「東京」と表示することはないだろう。

別に、それは千葉県が悪いわけではなくて、株式会社オリエンタルランドの戦略がエグかっただけだとは思うが。


ただ、そうは言っても、私がディズニーランドに行ったことがないかと言えば、軟弱な話だが、あるのである。

ディズニーランドがオープンしたての頃、ヨメに「『みんな』行ってるんだから、行かないとみっともないわ」と押し切られて、開園2ヶ月後に行ったのだ。

そして、息子が4歳のとき、「やっぱり、この子もディズニーランドに行っとかないと、他の子と話が合わなくなるわ。行くべきよ」と突っ張り、押し切られて行くことになった。

娘が4歳になったときも、「女の子は、ディズニーが好きなのよ。これは行かせるべきだわ」と、がぶり寄りで押し切られた。

ただ、息子も娘も、それほど感動した様子はなかった。
息子などは、イッツ・ア・スモール・ワールドの音楽が予想以上にでかかったのに驚いて、それがトラウマになり、「ディズニーランド、うるせえ!」と、それ以降、否定的な態度を示すようになった。

娘も「ただのでっかい遊園地だろ。(値段が)高すぎるだろう」とあまり興味を示さなくなった。
だから、娘は、お友だちに誘われても断ることを繰り返していた。


しかし、今回、ヨメが「Kちゃんの合格祝いに、ディズニーに行きましょうよ! 一泊しましょ!」と提案してきたのだ。

いや、合格祝いは、もう大阪で串カツ三昧をしたからいいのでは、と私が言うと「だって、私がしてない! あれは2人だけじゃない!」と抗議された。

あのとき、一応、ヨメと息子を誘ったのだが、「夜行バスなんて貧乏臭い。面倒くさい。ホテルに泊まりたい。ホテルに泊まれないならイヤ!」と断固拒否したのは誰だ?

2回も合格祝いをするほど、我が家は裕福ではない。
それに、俺はいま抜群に忙しい。
無理だ。

普通なら、ここで話は終わるはずだったが、ディズニーランドに否定的だった息子と娘が、突然「行ってもいいかもね」と方向転換をしたのである(ヨメが根回しをしたのかもしれない。あるいは、火縄銃で脅されたか)。

あらら!

我が家は、民主主義の家庭である。
国民の選挙で選ばれたわけでもないご老人たちが、13億の民を拘束するという横暴さとは無縁の集合体だ。
他国に勝手に侵攻し、武力で政権を揺さぶろうとする、思い上がった雨路国とも違う。

3対1。

多数決は、尊重しなければいけない。
多数決は、民主主義の基本だ。

だから、わかった、と言った。

しかし、いま俺は抜群に忙しい。
この状態でディズニーに行くには、丸一日徹夜をしなくてはならないであろう。

もしかしたら、ディズニーランドで私の心臓がマヒマヒして、倒れてしまうこともありうる。
そのときのために、君たちにはAED(自動体外式除細動器)の操作を憶えてもらいたい。

できるか、と聞いた。

すると、娘が「学校で習ったぞい」と言い、息子も「高校で習ったな」と言ったあとで、ヨメが「去年、市の講習で習ったわよ」とDカップの胸を張った。


あんらまあ!


使い方を知らないのは、私だけだったのか。
幼い頃から「神童」と呼ばれ、知らないことは何もなかった私にも、できないことがあったとは。
これは屈辱だ。

早速、どこかで講習を受けることにしよう。


ということで、ホテルを予約し、ディズニーランドに行くことになった。
(3月13日の予定)

しかし、ヨメから「『ランド』じゃなくて『シー』だからね」と言われた。

ランドでなくて、シー?

何じゃ、そりゃ?
シーって、「彼女」のことか?

ヨメの発音は、明らかに [ ʃ iː ] (発音記号)にしか聞こえなかった。

ん?
ランドではなく、彼女?

「だからぁ! 彼女じゃなくて、シー[ ʃ iː ] だから!」

発音が違うが、聞いているうちに、それは「ディズニーシー」のことを言っているのだな、と突然理解した(理解が遅い?)。

でも、本当は「シー」は、 [ siː ] なんですけどね。

そう言ったら、娘から「おまえ、嫌みなやつだな」と非難された。

そして、ヨメと息子からも「うん、嫌み、嫌み!」と非難された。

非難の嵐。



心臓が、マヒマヒしてきた。


3月13日に、私の心臓が止まらないことを祈る。



2014/03/06 AM 08:45:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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