Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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ホネホネ白髪おやじのお尻ペンペン
知り合いのWEBデザイナー・タカダ君(通称ダルマ)からの唐突な急ぎの仕事のせいで、3日間クリアアサヒを飲んでいない。

3日間の睡眠時間、トータルで7時間。
(ダルマめ!)

だから、少々イライラしている。

そこで、高校二年の娘を送り出して眠る前に、イチャモンをつけたいと思う。

以下の文は、一般人を攻撃する内容が含まれていますので、その種の話が苦手な方は、ご遠慮ください。
(寝不足のため、考えがまとまらず、長文になる予感)


まず武蔵野の歩道は狭い、という話。

私は自転車で移動することが多いのだが、東京都では自転車は車道を走りましょう、という話になっている(らしい)。
だから、普段は、自動車に注意しながら車道の端っこを走ることが多い。
(自動車にとって、近辺を走る自転車は鬱陶しい存在だということは百も承知なのだが、車道を走れと言われれば、走るしかないのです)

しかし、車の量が多い場合は危険なので、仕方なく歩道を走ることもある。
(武蔵野特有の)人ひとりがやっと歩けるほどの狭い歩道。
そして、その狭い歩道を、当たり前のように飛ばして走る自転車たち。

当然、その自転車と行き違うときは、どちらかが道を譲らなければいけないという状態になることが多い。
その場合、私は類まれなる人格者なので、百%の割合で、歩道の隅で自転車を待機させて、道を譲ることにしている。

しかし・・・・・である。

このとき、たとえば、10代から60代の女性とすれ違ったとき、5割の確率で相手は会釈をしてくれたり、「すみません」と言ってくれたりする。

10代から40代の男性は、5人に1人くらいが、こちらが譲ったことに対して何らかの意思表示をしてくれる。
20%の割合でも、嬉しいものだ。

だが、見た目50代以上のオヤジは確実に知らんぷりなのである。
リアクションが返ってくることは、ほとんど無いと言っていい。

中には、顎を心持ち上にあげて横を向き、まるで道を譲るのが当然というような尊大な態度で通り過ぎるお方もいる。
道を譲った私の存在など、全く見えないと言わんばかりのマイペースさで、呆れるほどゆっくりとしたスピードで、すれ違いなさるのだ。

見た目50代以上のオヤジで、それなりのリアクションを返してくれる人は、半年に一人いるかいないかだ。

これは、何故なんだろう、と私はいつも思っている。


満員電車で足を踏まれたとき、自転車と同じような比率で、多くの人が反応する。
「すみません」と謝ってくれる。

しかし、50代以上のオヤジのほとんどは、知らんぷりだ。
そこに足があるのが悪い、とでも思っているような傲慢さと言っていい。

そのときも、私は、この人たちは、いったい何者なのか、と思ってしまうのである。

「すみません」という言葉は、マナーというものを抜きにしても、簡単に言える言葉ではないか。
何故だかはわからないが、彼らは、それを絶対に言わない、というご立派な主義に凝り固まっているのかもしれない。


まさか・・・・・とは思うが、そういった人に限って、「最近の若いものは」などという「たわ言」を世間に撒き散らす「俺だけは特別人間」だと勘違いしている、ということはないでしょうね。


さらに、こんなことを書きたくはないのだが、腹立ち紛れに書いてみることにする。

川崎新丸子に住む母親に頼まれて川崎市中原区役所に行ったときのことである。

私は普通に、区役所の階段を上っていた。
階段は、どちら側を上っても下ってもいいとは思うが、私は基本的に右側から上る癖がついている。

もちろん、それが決まりというわけではないが、少なくとも関東圏では、そういう人が多いという印象が私にはある(右側に手すりがついていることが多いから?)。
だから、私もそうしている。

そのときも、私は、階段の右側を上っていた。
しかし、そのとき、上から降りてくる人がいたのである。

私の正面。
要するに、その人は彼にとって、左側の階段を下りてきたのだ。

このままでは、当然鉢合わせになる。
だから、私は、よけた。

すると、相手もよけたから、私と彼は鉢合わせをした。

今度は私が逆によけると、その人もよけたから、また鉢合わせ。

すると、その人は顔を真っ赤にして、「あんたは、こっちだろ!」と私の逆方向を指差して、怒鳴ったのである。

年齢は60歳前後。
背が低く、腹が少々出っ張った肥満体型の髪型七三分け、高級そうなスーツを着た男の人だった。

「あんた」は、咄嗟に「ああ、すみませんねえ」と言って、彼が言う方向によけて、階段を上った。
しかし、後から考えると、何も怒鳴らなくてもよかろうに、と腹が立った。

中原区役所で書類に書き込みをして、証明書が出来上がるのをソファに座って待っていたとき、私の視界の真ん中に、先ほどの男が歩いてくるのが見えた。

そして、彼は腹を突き出しながら、職員側の通路を通り、自分の席に座ったのである。
要するに、彼は川崎市中原区役所の職員だったのだ。
区役所の職員が、階段の昇り降りで、一般人を怒鳴る?

なんだ、それ?

俺は、彼の部下でも何でもないのに、何故階段の昇り降りで怒鳴られなければいけないんだ、と思うと何だか無性に腹が立ってきた。
しかし、そこで抗議しようとしても、誰もそのときの現場を見ていないのだから、信用してはくれないだろう。

だから、腹立ちを胸に抱えながら、証明書を受け取って、中原区役所を後にした。


まったく、怒られ損だな、と思ったら、余計に腹が立って、東横線に乗っている間、私はずっと不機嫌だった。
移動中の電車で必ず読む文庫本も、腹が立ちすぎて、まったく内容が頭に入ってこなかった。


そんな話を先日の日曜日に、友人のラーメン大好きチャーシュー・デブのスガ君にしたら、「ヒヒヒヒヒ」と笑われた。

「Mさん、階段の昇り降りで怒るなんて、らしくないですよ。相手も、たまたま機嫌が悪かっただけでしょうから、気にしないほうがいいですよ」と言われた。

横浜日本大通にある「横浜ラーメン」系(?)の店。

一年のうち、5百食はラーメンを食うという130キロの巨漢・全身ラーメン男のスガ君。
自身も静岡で4年半、ラーメン店を開いていたという過去を持つ男。

しかし、あまりにも商売っけ抜きの経営をしたため、固定客は多かったが、儲けが足りずに店を閉めることになったという過去を持つ男。

要するに、人がいいやつなのである。
商売に向かない男、ということもできる。

私たちが入ったラーメン屋は、ネットのクチコミでは、そこそこの評価を受けているらしい。
ネットのクチコミを見たことのない私などは、他人の評価ほど当てにならないものはないと思うのだが、素直な性格のスガ君は、クチコミがいいだけで信用してしまうようだ。

二人して、チャーシュー醤油ラーメンを注文。

大きなチャーシューが2枚と煮玉子、大量のワカメ、キャベツがてんこ盛りのラーメン。

あっさり味だが、スープに若干の臭みが残っている。
だから、スープは残した。
麺は細いからか、あまりコシを感じない。

チャーシューは、口の中ですぐ溶ける。
美味いかと言えば美味くはなく、ただ不味くもない。
大きさの割に、チャーシューを食ったという感じがしないのが、物足りないところ。

煮玉子とワカメ、キャベツに関しては、当たり前すぎて評価のしようがない。
ただのアクセントだと思ったほうがいい。

しかし、スガ君は、お気に召したらしく、スープを最後の一滴まで飲み干していた。
「うめえわ!」

ここまでは、スガ君の機嫌は良かった。

ラーメンさえ食わしておけば、機嫌のいい男なのである。

さて、この後のことを書くにあたって、一つ説明が必要かもしれない。

スガ君は巨漢だからなのか、汗を大量にかく。
だから、その補充のために、水を大量に飲む。

席に座ったときに出された水は、すぐに飲み干し、テーブルに置いてあったウォーター・ピッチャーの水もラーメンを食い終わる頃には、空になっていた。

口をつけていない私のコップも彼に渡したのだが、それもすぐに飲み干した。

ウォーター・ピッチャーの中は空。
そこで、当然のことだと私は思うのだが、スガ君は「水をください」と、ピッチャーをカウンターの中の人に掲げてリクエストした。

しかし、我々が店に入ってきたときから、ずっと仏頂面の50歳くらいの、愛想は悪いが血色だけは驚くほどいい男が、「ないよ!」と言うではないか。

ない?
水がない?

まさか水道を止められているとか?
水道を止められてながら、ラーメン屋を開業するなんて、何てMAGIC!

しかし・・・・・ないっていうのは、いったい、どういうことなんだ?
我々の聞き間違い・・・・・かな?

そんな風にためらっていたら、仏頂面が「水は、ただってわけじゃないんだよ」と言うではないか。

もちろん、水はただではない。
それは、私も知っている(私も水道局から水道料金を引き落とされている身だ)。

しかし、真っ当な営業をしている店なら、「サービス」という方式が、あるのではないだろうか。
ウォーター・ピッチャー1杯分の水のサービスを拒否する店が、日本にあるとは思わなかった。

感心していたら、スガ君のでかい声が聞こえた。

スガ君との付き合いは10年近くになるが、スガ君の罵声を初めて聞いた。

(我が家のテレビの音量26くらいのレベルの大きさで)「では、いくらですかァ? お金は払いますから、水をくださいよォ!」

スガ君が、そう言ったら、仏頂面が「何言ってんの? メニューに水なんか書いてないだろ。メニューにないもので金は取れない」と言うではないか。

メニューにないから、金は取れない。
しかし、水のサービスもしたくない。

要するに、金を払って、とっとと帰れ、ということか。

その論理が、あまりにも職人らしい偏り方をしているので、私はつい声を出して笑ってしまった。
笑うしかない論理だったからだ。

私なら、美味しいという気持ちを体全体で表して、満足気に食べ終わったお客様に対しては、感謝の思いしか抱かない。
しかし、職人さんは、水を飲み過ぎるのが気に食わない、という独特の論理を持っていらっしゃるらしいのだ。
(ラーメンがマズイと思って、水を大量に飲んだと勘違いしたのかな)

その論理の前では、客は無力である。
この店を選んだ自分が悪い、と思うしかない。

だから、私は、怒りで肩を震わせたスガ君を宥め(私の体重の倍以上の巨漢だから、ハイエナが象にくっついているようにしか見えないが)金を支払って、店を出た。

そして、店を出てすぐのところに設置された自動販売機で、ミネラルウォーターを2本買って、スガ君に手渡した。

フガフガと、まだ怒りで鼻息の荒かったスガ君も、2本飲み干したあとは、徐々に冷静になっていった。

スガ君にとって、水は精神安定剤の役割があるようだ。


スガ君が落ち着きを取り戻したあと、我々は、何をしたかというと・・・。

店の前まで戻って、店の外から店にお尻を向け、二人揃って「お尻ペンペン」をしたのである。

これは、意外とスッキリするものだ。


その大人げない振る舞いに対するご批判は、いさぎよく受けたいと思います。



(ただスガ君の『お尻ペンペン』は、出来の悪いブタの創作ダンスにしか見えなかったことだけは、書き記しておきたい)

(さらに、花粉症がつらいので、代わりに仕事をしてください、と言って私に仕事を押し付けたタカダ君。今回の仕事は、通常の2割増を請求する!)



2012/04/12 AM 05:40:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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