Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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恐れていたこと
恐れていたことが、起きた。

それは、米国という臆病で利己的なテロ国家が、戦争好きな世論の後押しを受けて、ビンラディン氏を殺害したこと?
そして、武器輸出大国から兵器を大量に購入したアルカイダが、米国や米国の方針を支持する国に、無条件に報復テロを繰り返す危険性が高くなったことか。

いや、違う。

では、小沢一郎を盲目的に信奉する民主党の子分たちが、まるで言葉を覚えたての3歳児のように「トウカク、トウカク!」と、白痴的な言葉を叫び出し、国家の一大事にもお構いなしで駄々をこね始めたことか。

それも違う。

国際フィギュアスケートの大会で、浅田真央が6位になったことか。
しかし、「ミキティ〜」が優勝したから、満足満足。

では、近くのコミュニティセンターの身長計で身長を計ったら、2ミリ縮んで、179.5センチになったことか。
しかし、まだ四捨五入すれば、180センチだから、それも問題はない。


恐れていたこと・・・・・それは、WEBデザイナーのタカダ君(通称ダルマ)からの電話のことだった。

稲城市の同業者からいただいた仕事と埼玉の同業者から押し付けられた仕事。
この二つの仕事で手一杯のときに、ダルマから「師匠、ヘルプ!」の電話がかかってきたら、間違いなく持病の不整脈が、私の上品な体を弄ぶに違いない。

だから、かかってこないでくれ、と気が向いたときに祈っていたのだが、祈りは通じなかったようである。


「師匠! お願いです。断らないでください。絶対に断らないでください。ピンチなんです!」

俺の弟子になってから、何回目のピンチだ?

「???・・・・・さあ」

今日で、記念すべき百回目だ。
おめでとう!

「ああ・・・・・ありがとうございます」
電話の向こう側に、ざわめきのようなものが聞こえる。
外からの電話のようだ。

まさかのバカンス中?

(遊び先からヘルプの電話をかけてくるとは、いい度胸ではないか)

家族旅行中のタカダ君。
私に買って帰るお土産の相談かね。

「ああ、師匠は、甘いものがお嫌いなので、漬物など・・・・・」

(本当に旅行中とは、恐れ入る。俺は、マウスを持った右手がしびれて失神寸前なのに)

私の怒りを受話器ごしに感じ取ったのか、ダルマの唾を飲み込む音が聞こえた。
そして、意を決したように早口で言った。

「師匠。今度お会いしたときは、ケツを思いっきり蹴飛ばしても構いません。ですから・・・・・・・ヘルプです。お願いします」

ダルマが受話器を持ったまま、頭を下げている気配を感じた。

わかった。
世間の自粛ムードに逆らって、箱根に家族旅行を決行したその勇気に免じて許す。
トラブル解決に力を貸そうではないか

「師匠。申し訳ありません。箱根ではなく、鬼怒川です。日光です」

おお、あの風評被害で客足が遠のいた鬼怒川に行くとは、何と殊勝なやつ。
褒めてつかわす。
おぬしは、鬼怒川観光協会並びに日光観光組合の救世主だ。

アッパレ!

と、ノーテンキな冗談は、これくらいにして・・・。

ダルマからの依頼は、連休前にアップしたホームページの一部が、機能していないから、その原因を探ってくれというものだった。

そこで有能な探偵は、ダルマのサーバのIDとパスワードを聞き、サーバからホームページをダウンロードした。
一通り見ていって、機能していない箇所が2つあるのを探偵は見つけた。

それは、どちらもJavaScriptを使ったものだった。

英文のプログラム言語。
避けられるものなら避けて通りたいところだが、鬼怒川で愛妻と赤ん坊を連れて、楽しくバカンスを楽しんでいる風評被害に負けない男のためにも、ここは、やり通さなければならない。

JEditというエディタの検索機能を使って、記号が重複している箇所を探した。

すると、ひとつは簡単に見つけることができた。
「”」が、一箇所重なっている箇所があったのだ。

それを直して、サーバにアップしたら、一箇所は、動いた。

これは、簡単だった。

しかし、次の箇所を探すのが大変だった。
JEdit教授は、それ以上の不具合を探し出してくれなかった。

あとは、最近とみに衰えた左目を酷使して(右目は超超弱視なので役たたず)、200行近い英文の羅列をクマなく探っていった。

そして、目にクマが出来そうになった1時間13分後、あってはならない「スペース」があったのを見つけた。
スペースを削除。

それをサーバにアップして、動作を確認すると、動いた動いた!


探偵の役目、完了である。

ダルマに、そのことを早速伝えようと、電話をしたが、出んわ(痛)(恥)(滑)。

4回かけなおした40分後に、やっと出やがった。
「ああ、すみません、師匠。温泉に浸かっていたもんで」

そうですか、温泉に浸かっていましたか。
そうですか、温泉に浸かっていましたか。
そうですか、温泉に浸かっていましたか。
そうですか、温泉に浸かっていましたか。
そうですかぁ、温泉にィ、浸かっていましたかぁ〜!


「あのぉ、主人がご迷惑をおかけいたしました。Mさんしか、頼りになる人がいないもんですから。本当に申し訳ございませんでした。帰りましたら、必ずお礼のご挨拶にお伺いいたします」

電話が、微笑みの天使・トモちゃんに代わっていた。

いや・・・・・・・、当然のことをしたまでですよ。
お礼など、ハハハハハ。


俺は、女に弱い?




2011/05/06 AM 07:25:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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