Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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瓜二つのひと
似ている人は、世間にたくさんいる。

RAINBOWのジェギョンちゃんは、綾瀬はるかさんに似ていて、とても可愛い。
BIGBANGのテソンは、中尾明慶さんに似ている。
SHINeeのテミンは、神木隆之介さんに似ている。
BIGBANGのG-Dragonは宮藤官九郎さんに似ている。

先日入った立ち食いソバ屋の厨房には、ドリフターズの仲本工事さんに似た人がいた。
秋葉原のMac専門店には、ハリセンボンの箕輪はるかさんに似た人がいた。
井の頭公園を散歩していたら、どこから見ても阿藤快さんにしか見えない人が、携帯電話に向かって大声で話していた(なんだかなぁ〜)。

知り合いの中古OA販売会社の社長は、カバに似ている。
友人のWEBデザイナーのタカダ君は、ダルマに似ている。
アパートの庭の段ボール箱に住みついている「生き物らしきもの」は、猫に似ているかもしれない(ニャンだかなぁ〜)。

偶然にも似てしまう人は、いるようである。


昨日、武蔵境のイトーヨーカ堂ホームセンターに、HP複合機のカラーインクを買いに行った。

しかし、ただ買いに行くだけではつまらないので、買ったあとで店内をうろついた。

それほど広いとはいえない店内だが、雑貨、家庭用品、電化製品などを見ていると、何となく楽しくなる。
渋谷の東急ハンズに迷い込んだら、半日以上は出てこないという趣味を持つ私だから、この空間は、とても居心地がいい。

ルンルン気分(死語?)で、商品の棚の間を彷徨っていた。

LunLun or RunRun ?

そんなとき、目の前に突然現れた40歳くらいの男が、「シバタさんじゃないですか!」と接近してきた。

いや、おれ、シバタではないです。

「え?」
と、固まる身長172センチ。
体重70キロ。
薄いグリーンのスラックスの上に、オレンジのポロシャツ、白のカーディガンを羽織った男。

「シバタ・・・・・さんじゃ・・・・・ない・・・・・?」

はい、私は、シバタではありません。

私がそう言うと、相手は、食い入るように私の全身を上から下に見て、眉間にしわを寄せた。

その眉間のしわの寄り方に、過去の場面がおぼろげに蘇った。
しかし、それは不確かな記憶だったので、私の灰色の脳細胞からすぐに消えた。

相手は、疑うような視線を隠そうともせずに、「なんか・・・・・シバタさんに、しか見えないんですがねえ」と口を歪めた。

面倒くさい展開になったので、私は少し不愉快な表情を作ってこう言った。

アイム ノット シバタ。

しかし、その私の言葉に反応して、さらに相手は、しつこく言ったのだ。

「ああ、その言い方、絶対にシバタさんだよ!」

(そのウザイ言い方、どこかで聞いたことがあるな)

曖昧な記憶をたどりつつ、首を傾げていたとき、相手が「埼玉で仕事してませんでした?」と、私の眠った記憶を喚起するようなことを言ったのである。

その言葉を聞いて、私の灰色の脳細胞がフル回転した。


埼玉県川口市のデザイン事務所のオッサン!


私にホームページの依頼をしたとき、サーバーの概念を理解できず、「レンタルサーバって何? ただじゃないの? ホームページはインターネットがあれば、できるんじゃないの? メールと同じじゃないの? もっと簡単にできないの?」と言った、アナログに染まりきったデザイン事務所の社長だ。

たしかに、この人のことは知っている。

このウザイほどの無神経な疑問形の攻撃は、私の記憶の片隅に、負の記憶としてメモリーされていた。


あの人だったのか!


しかも、俺のことを「シバタさん」で覚えているというお気楽さは、腹立たしいほど昔のままだった。


面倒くさい。


だから、私は「人違いですね。私はシバタではありません。きっとそのシバタさんは、私よりカッコよくて、頭もよくて、イケメンだったと思いますよ。私とは、全然違います」と言って、これ以上できないほどのシワを眉間に刻み込んで、相手を睨んだ。

下世話な言い方をすると、メンチを切った、ということだ。

その私の目力に恐れおののいたのか、相手は、小さく首を振って、私の目の前から瞬速で消えた。


俺は、シバタなんかじゃねえぞ!

とっとと、失せろ!




世の中には、よく似た人が、いるようである。




2011/05/04 AM 08:47:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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