Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
[TOP] [RSS] [すくすくBLOG]








地震と性同一性障害
雑感をまとめて。

恐ろしい直下型地震。
ニュージーランドは、日本と同じで島全体を火山帯が走っているから、地震の頻度が高いという。

つまり、人ごとではない。

被災された方は、お気の毒というしかない。

ただ、自分でもひねくれた性格だと思うのだが、「日本人の行方不明者が」という表現を何度もされると、違和感を感じる。
さらに、報道だけを聞くと、日本人の被災者を救い出すために救援隊が日本から行ったというのだが、これにも少し違和感を感じた。

すべて日本の報道が中心。

日本が、日本が、日本が・・・・・。

日本の報道だから日本人主体なのはある程度理解できるが、場所は外国のニュージーランドである。

「日本人の行方不明者は、どうなりました?」
「日本からの救援隊が、日本の被災者を救いに来ました」

現地の救急隊員(消防隊員)に、日本のことばかり聞いている。

そして、安否を気遣う被災者の家族に、マイクを向ける仕事熱心な人たち。

違和感を感じる。

たとえば、日本で大地震が起きて、中国の方々が被災した。
中国から報道クルーが大挙して押し寄せ、「中国人の生存者は」と何度も同じことを聞いて回る。
そして、中国から救援隊が来て、中国人の行方不明者を探し回る。

彼らが、日本人の前で「中国人が、中国人が」という質問ばかりしていたとする。

あるいは、自分の家族が外国で被災して、安否がわからない。
頭には家族のことしかないのに、突然カメラとマイクを向けられる。

どう思いますか。

心の狭い私は、そんな光景を見たら、少し腹が立つ。

わがヨメは、「ここは日本だから、日本人が日本のことをニュースにするのは当たり前」と私のひねくれ心に対して、本気で怒っている。

皆様は、どうでしょうか。

こころ、ひろいですか?



もう一つ、心の狭い話を。

私は「〜をしていたら」「〜だったら」「〜していれば」という言葉が嫌いである。

現実の選択肢は一つしかないのだから、自分でそれを選んでしまったら、それでいいではないか、と私はいつも思っている。

後ろ向きに考えるのは、やめようよ。
過去は、偉大な財産だと思って、今と未来だけを頑張ればいいじゃないか。

しかし、わがヨメは、一日最低5回は、「〜をしていたら」「〜だったら」「〜していれば」良かったのに、を言う。
そんなに好きこのんで、後悔の人生を歩むことはないと思うのだが。

性分というやつなのかもしれない。
あるいは、ただの口癖か。


それにしても、後ろ向きの言葉でイヤだな、そう思っていた。


しかし、昨日、陶芸仲間のコヤナギさんと話をしていて、例外もあるのだと考えさせられた。

コヤナギさんは、おナベ。
外見は男。
しかし、法律上も生物学的にも女である。

そのことは、ブログで書いたことがある。
ただ、困ったことに、そのブログにリンクを貼ることができない。
リンクを貼っても、切れてしまうのだ。

私が利用しているサーバー会社は、ユーザーの意見や要望を無視することに生きがいを感じているようである。
何もしてくれない。
私の勘だが、スタッフの方々が、おそらく技術的に能力を持っていないのだと思われる。

彼らはきっと「〜すれば」「〜したらユーザーが喜ぶのに」ということを一度も考えたことがない人種だ。
その生き様は、尊敬に値する。

ここまで何もしてくれないと、むしろ気持ちいい。
その方針をこれから先も貫いて欲しいと思う。

サーバー会社さん。
これからも頑張らないでください。


ということで、コヤナギさん。

「俺、毎日、男に生まれていたらなあ、って思っていますよ。それを考えなかったことなんてない。毎日ですよ。男だったら、男だったらって」

しゃがれた低い声。
黒くて短い髪をきちっと七三に分けている。
私より遥かにゴツイ指で、コーヒーカップを持っている。
そして、太い首が、コーヒーという名の液体を豪快に飲み込む。

見た目は男。
しかし、女。

自分が女であることを、どれだけ呪ってきたか。

その苦悩は、心の狭い私には、想像できないものだ。

「〜だったら良かった」

こんな切実な「たら」「れば」もあったということに気づかなかった私は、思いやりがないといわれても仕方がない。

コヤナギさんの前で、うなだれるしかない私だった。





2011/02/26 AM 09:03:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



(C)2004 copyright suk2.tok2.com. All rights reserved.