Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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本能
「クラスの男のほとんどが、K-POPが嫌いだって言うんだよね」と中学3年の娘が憤る。

「お友だちの女の子の父親の中には、K-POPなんて聴くな、って言うのもいるんだよ。自分はアナ・ジョンソンとかの洋楽を聴いてるのにね。洋楽を聴くのとK-POP聴くのと、どう違うのかね?」

それは、ただ単に好みの問題でもあるし、韓国アレルギーが強い人も、何人かはいるってことじゃないのかな。
とりあえず、無難に答えておいた。

「それは、反韓ってこと?」

そう。
反日に対する反韓。
反日に対する反米というのもあるが、男は単純だから、あからさまにアンチな態度をとられると、力関係のバランスをとるために、こちらも同じようにアンチに傾いてしまうのだよ。

「バーカ、バーカ、ちんどん屋」と言われたら、「おまえのかあチャン、デ〜ベ〜ソ〜」って言い返したくなるんだ。
愛すべき本能だな。

「なんだ、それ! 馬鹿じゃないのか」

馬鹿じゃありません。
本能なんです。

「K-POPが嫌いなのが、本能なのか?」

君だって、韓国のラップ・グループ DJ DOCは、反日の歌を歌っているから嫌いだって言ってたよね。
それと、同じかな。
クラスで、君の悪口を言っている人間がいたら、君もそいつの悪口が言いたくなるだろ。

「オレは、相手の悪口を言う前に、相手に問い質すぞ。その答えによっては、相手が嫌いになるかもしれないけど」

それは、理想的な外交官の姿だ。
しかし、東洋人の男たちは、外交が下手だ。
合理的な思考に弱い、本能で生きる動物なんだ。
東洋の男は、怖いものは遠ざける習性がある。

それに対して、西洋人の男は、怖いものは手なずけて取り込もうとする。
あるいは、ポーズだけでも尊敬するフリをして、心の中で舌を出したりもする、したたかな外交術を身につけている。

東洋では、女性が指導的な立場に立つことが少ない。
それは、男が女を怖がって、相手との距離感がつかめず、結果的に遠ざけることを選ぶからだ。

逆に西洋では、優秀な人は重要なポスト、指導的な立場に据えられることが多い。
性別を超えて優秀な人材を選んだ、というのが男たちのステータスになるからだ。

つまり、東洋的な本能。
西洋的な本能。
それは、「教育」と言い換えることもできる。

反日教育、反米教育などと同列のものだ。

東洋の男たちは、異質なものに触れたとき、怖がって遠ざけようとする。
長く国を閉ざしていた(鎖国)国、中国、韓国、日本は、その時代、男がずっと指導者だった。
彼らは、異質なものには目をつぶって、異国からの圧力という「台風」が通り過ぎるのを待とうとした。

怖いからだ。
怖いから遠ざけるという本能が、骨の髄まで染み込んでいたからだ。

それが、東洋の男たちの本能。

おそらく、女だったら、そんなことはなかっただろう。

韓流の波を、いとも簡単に受け入れた東洋の女たちなら、鎖国を破る異質な圧力を怖がることはなかったに違いない。

「本能だからか?」

そうだ、本能だからだ。


「そうか」
全く納得した顔ではなかったが、娘は、最後に両手の拳を握りしめて言った。

「では、本能と言えば?」


(二人同時に)「椎名林檎様!」



結局、そこか!
(説得力まったくナシ)




2011/02/02 AM 06:26:21 | Comment(3) | TrackBack(0) | [日記]



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