Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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求人募集の紙
静岡の得意先に、昨日新年のご挨拶に行ってきた。

朝5時に起きて、家族の朝メシを作って、置いておく。
そして、自分の朝メシのお握りとダシ巻き玉子を作り、100円ショップで買った小さな弁当箱に詰める。
昼の弁当は、二段重ねの弁当箱に詰めて持っていく(少し豪華。これは帰りの車内で食う)。

6時20分頃家を出て、武蔵境駅を30分頃に出る中央線に乗り、東京駅へ。
東海道線に乗り換え、熱海乗り換えで静岡に向かう。
電車の中で、朝メシを食う。

明太子おにぎりと肉味噌おにぎり、そして玉子。
飲み物はマグボトルにいれたブラックコーヒー。

4時間の長旅で静岡に到着。
熱海からは、ずっと寝ていたので、体が軽い。

年始のご挨拶。
お年賀は、手ぬぐいというのが一般的だが、ひねくれ者の私は、4年前から使い捨てマスク20個セットというのを持っていく。
手ぬぐいよりも値が張るが、手ぬぐいの中に埋もれたくないという気持ちが強いので、ここはこだわる。

ただ、相手が気に入ってくれているかは、わからない。
「珍しいですね」と言われたこともない。
つまり、自己満足。


得意先での話題は、いきなり箱根駅伝だった。

このブログで何度か書いているが、私は箱根駅伝は見ない。
大新聞社が主催の奇麗ごとのショーは見たくない。
箱根駅伝は、ただの関東のローカルな大会なのだ。

スポーツを必要以上に美化して、頑張りと「涙」で表現する方法は、私にはむしろスポーツを冒涜しているように思える。
同じような理由で、大新聞社主催の高校野球にも全く興味がない。
汗と涙でしか表現できないスポーツジャーナリズムは、貧困の極みだ。

スポーツの本質を表現する方法を最初から放棄している。
だから、あれは報道ではなく、スポーツを愛せない人が作ったフィクションだと私は思っている。

私がそう言うと、得意先の担当者は、「無茶苦茶な理屈だな」とため息を漏らし、「じゃあ、俺も挨拶回りに行くんで」と言って、立ち上がった。

新年早々、ひねくれものの相手は嫌だよ、ということらしい。
それは、わからなくはない。


静岡には、ラーメン屋さんのスポンサーであるスガさんの事務所がある。
ついでに挨拶しようと連絡を取ったら、運悪くスガさんは、入れ違いで東京に向かったということだった。

タイミングが悪い。
そこで、静岡の街を、ブラブラと。

私は、昔から放浪癖のようなものがあって、自分の生活の場ではないところに長くいると、帰りたくなくなる癖がある。

大学時代の冬休み、スキー場のホテルでバイトをしたとき、バイトの契約は1月5日までだったが、オーナーに頼み込んで、1月半ばまで働かせてもらったことがあった。
後期の試験が始まるギリギリまで滞在して、初日の試験日は、バイト先から通ったことがあった。

大学の卒業旅行は、オーストラリアへの一人旅だったが、1週間の予定が、5倍の5週間まで延びた。

帰りたくなかったからだ。

今回も「帰りたくない病」が出た。

ここに住み込んで働くのも、悪くないな。
そんなことを思ってしまうのである。

それは、もちろん現実的なことではない。
こんなちっぽけな人間にも、背負っているものは、それなりにある。
今の生活を捨てることはできないことも、承知している。

私は馬鹿ではあるが、大馬鹿ではない。

だから、わかっているのですよ。


しかし・・・・・・

商店街の店のガラス戸に貼ってあった、求人募集の紙。

「急募!! 経験、年齢不問。
2階の2LDKで住み込み可能な方」


看板を見ると、「作業着、防寒着、軍手販売」と書いてある。
それほど、難しい仕事ではないかもしれない。
しかも、2LDKが提供されるというのだ。

立ち止まって考えた。
5階建てのビルの1階。
ビルの名と会社の名が同じだから、このビルは、自社所有なのだろう。

1階が店舗で、上の階は、賃貸マンション形式と思われる。
駅からそう遠く離れていない。
立地条件は悪くない。


いいな・・・・・いいな。


求人募集の貼り紙の前で、立ち止まるオレ。
目は、紙に釘付けだ。

5分くらい立ち止まっていたかもしれない。

散歩途中の小型犬が、私を電信柱と間違えて、絡み付いてきたのをきっかけに、私は少しだけ正気に戻った。

しかし、気になる。
だから、iPhoneで求人募集の紙をパチリ。

ついでに、「正月は5日から営業します」という貼り紙もパチリ。

その画像を何度も見返して、いま妄想を膨らませているオレだった・・・・・。




2011/01/05 AM 09:21:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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