Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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俺は食券を買う
アパートの庭の段ボール箱にいる「生き物らしきもの」は、夜だけそこを利用して、日中は、テリトリーを動き回っているらしい。

朝晩、皿に盛った「エサらしきもの」は、キレイになくなっている。
その「生き物らしきもの」が食うのか、風が飛ばしてしまうかは、見ていないので、私には判断できない。

今朝は、ご飯に餃子の具を混ぜたものを置いておいたのだが、メシ粒ひとつ残っていなかった。
庭にだけ、相当な強風が吹き荒れたものと思われる。

皆さんも、強風には、お気をつけください。


年末に、ラーメン屋のことで、ススキダ、ウチダ氏と揉めた。

昨年の11月25日にオープンしたラーメン屋さん。
それは、スポンサーのスガさん、ススキダ、ウチダ氏、店長代理、そして私が共同で経営する店だ。

大々的に告知していないわりには、お客の入りは、悪くない。
とは言っても、儲かっているわけではない。

シミュレーションした売り上げの範囲内に、かろうじて納まっている程度の売り上げである。

そのラーメン屋の年末年始の営業をどうしようかということで、12月半ばに彼らと揉めた。

私は、正月三が日くらいは休んだ方がいい、と言った。
ビジネス街にあるので、客は、あまり見込めない。
メリットはない、と主張した。

それに対して、ススキダたちは、二日から短縮時間で営業。
三日から、平常通り営業、と言って譲らなかった。

大晦日に関しては、9時で店じまい、と私は主張した。
しかし、ススキダたちは、11時までやる、と主張。

オープンしたばかりなのだから、できるだけ長く店を開けて、印象付けたほうがいい、というのがススキダたちの考え方だ。

繁華街にある店なら、私もその方針に異議はないが、ビジネス街で、それをやる必要があるのか、と私一人抵抗した。

「いいんだよ。商売は休まないことが、大きな戦略になるんだ」とウチダ氏が、言葉に力を込めた。
ススキダと店長代理も、腕組みして頷いていた。

客が来なくても、店を開けるだけでいいのか。

「そうだ。それでいいんだ」

俺には、無駄に思えるがね。

「無駄が、いつか無駄でなくなるんだよ。休む方が、無駄だ」とススキダ。
「本当は、元旦だって、店を開けたいくらいだ」とウチダ氏が、なおも力を入れる。

そうか。
商売ってのは、そんなものなのか。
俺は、商売には向かないようだな。


他に、持ち帰りメニューについても揉めた。

いま店で持ち帰りできるのは、餃子だけ。
しかし、餃子の持ち帰りは、どの店でもやっていることだ。
目新しさがない。

だから、生麺とスープの持ち帰りもできたほうがいいんじゃないか、と私は提案した。

しかし、ウチダ氏が言う。
「保存状態を考慮すると、それは難しい。餃子は箱に詰めるだけでいいが、麺とスープを持ち帰りにすると、コストがかかって、客から見ても、得な感じはしない。カップめんを食べた方がいい、と思われるのがオチだ。無理だな」

持ち帰りでは、そんなに儲からなくてもいいんじゃないか。
店の味を知ってもらうことが第一で、評判になったら、ネット通販でも買えるようにして、儲けはその段階で出せばいいんじゃないか。

その提案に対して、ススキダがバッサリと切る。
「スタッフが足りない。無理だな」

そうですか、無理ですか。


そこで、腹立ち紛れに、私は小さなことを提案した(器の小さい男の本領発揮)。

ラーメンの試食である。
ススキダやウチダ氏、他のスタッフは、「ラーメンの試食」と称して、店のラーメンを金を払わずに食っている。

それは、よくないだろう、と私は言ったのだ。
せめて半分くらいは払えよ、と。

私は、4回、店のラーメンを食ったが、4回とも食券を買って食った。
餃子も当然のことながら、食券を買って食った。

店の奥の3畳ほどの事務所の隅っこで、自前で買ったクリアアサヒを飲みながら、邪魔にならないように食った。
しかし、ススキダたちは、カウンターの端で、お客さんと同列で食っているのである。

その試食は、やめたほうがいい、と年長者である私は、穏やかに提案したのだ。
しかし、「客と同じ目線で食わないと、試食にならないだろ」とウチダ氏が、憤慨する。
「それに、俺はここから一銭も給料をもらっていない。だから、それくらいは許されるはずだ」と極道コピーライターのススキダが、目を剥いてスゴむ。

俺だって、もらってないぜ。
でも、俺はラーメンも餃子もクリアアサヒも、自腹だ。

私がそう言うと、ススキダが「クリアアサヒは、あんたの勝手だ」と言って鼻で笑った。
ウチダ氏と店長代理も「ハハハ」と笑った。

多数決になると、私に分が悪い。

結局、大晦日は、夜11時までの営業。
元日は休業。
二日は、午前11時から7時まで営業。
三日からは、通常営業ということに決まった。

スタッフのラーメンのタダ食いも今まで通り。
持ち帰りは、餃子だけ。

結局、私の提案は、一つも通らなかった。


へこんだ。


しかし、昨日2日の仕事始めの日の客の数が、たった3人。

スタッフが、タダ食いしたラーメンの数が、9食。

ススキダたちには、悪いと思ったが、笑ってしまった。


本当は、笑っている場合じゃないのだろうが・・・・・・・。




2011/01/03 AM 08:40:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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