Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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年末、月を見て思う
地球外生命体が、地球を観察すると・・・・・というお話。

たとえば、そこは、狭い陸地に60億人以上の人間なるものが住んでいて、200以上の国を作り、仲間内だけで通じる言語を喋っている不思議な世界。
そして、そこには、時に同じ言語を喋るもの同士が殺し合いをしたり、たった一人の狂人が、「隣国の人民を殺害せよ」と命じることが当たり前の歴史が繰り返されている。
そこでは、たくさんの人間を殺したものは、すぐさま英雄になる。
つまり狂人が命じる戦争は、全ての法を超越して、何百万人もの殺人者を作るシステムになっている。

戦争が、全ての法律を超越する世界に、平和と民主主義はない。

地球は、狂人たちが支配する惑星。

狂人たちは、たった数発で世界を滅亡させる殺戮兵器を好んで所有し、その数が多い国が、超大国の称号を得る。
そして、それを真似た他の狂人たちは、我先にと殺戮兵器を開発し、その兵器を持つ国だけが、持たざる国に対して発言権を持てる。

「選挙」という名の権力者にとって都合のいい似非民主的な方法で選ばれた人たちは、国を私物化し、国民が得た財産を食い潰し、恥じることがない。

殺戮兵器を開発することに無駄な労力を費やしすぎたせいで、宇宙開発は遅々として進まず、一番近い衛星である月にも満足に行けないという笑い話が、この星にはある。

何千万人もの人が、その病気で死んでいるのに、その犠牲を生かすことが出来ず、いまだに癌の特効薬を開発できない勉強不熱心な医学者たちが数知れない。

最高の頭脳を持った数人のエンジニアを集めれば、今より数倍速いパソコンやソフトが作れるのに、開発費を名目に、小さなバージョンアップを繰り返して金儲けをするIT界の一人の巨人がいる。

地球上の5分の1の人口を持つ国でいながら、毎回自分だけの流儀を押し通し、他国を批難することしか出来ない21世紀の新しい大国が、数の力で地球を支配しようとしている。

地球環境を声高に叫びながら、自国の産業を守るために、電気を惜しげもなく消費する産業大国は、己の国の発展にしか興味がない。

限りある石油資源を公平に分配しようとせず、富を狭い世界に閉じ込めようとする、一握りの権力者たちに、地球のエネルギーは牛耳られている。

近代的なシステムのはずの金融と株をコントロールできず、貨幣をただの紙屑に変える金の亡者たちが、後を絶たない。

狭い地球で、たった一つの小さな島を巡って領海を主張し合い、感情的な領土論を繰り返す国権主義者たちは、歩み寄ることを知らない。

飽食の国。グルメを気取り、星の数を競って食を神聖化し、数億人の飢えた人たちを置き去りにする美食家たちは、自分たちの胃が満たされることにしか興味がない。

自然界の災害を全て地球温暖化のせいにして、目の前の人災に目をつぶる為政者たちは、人の命を自分の地位よりも軽いと思っている。

ある日突然、巨大な隕石が地球に激突して、予期せぬ氷河期が訪れ、人類が死に絶えたときも、科学者や政治家たちは「私に責任はない」と書き残すだろう。


はるか彼方の星からやってきた地球外生命体には、人類は、そんな風に愚かな生き物に見えるかもしれない。

しかし、数時間前の真夜中、寒空の下、近所の公園のベンチに座って、月を見ていて思った。

タコの姿をした火星人や、お月様の模様を見て、ウサギが餅をついている姿を想像する人間の想像力は、決して悪くない、と。
その想像力に、あと少しの思いやりが加われば、月世界旅行など行かなくても、地球人は、このままでもいいのではないか、と。



ただ、手術しなくても、ケツの痛みが劇的に消える薬だけは、早く開発して欲しい、と私は流れ星に切に願う(結局、そこか!)。




2010/12/26 AM 09:11:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | [日記]



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