Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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暑いお友だち
暑い夏の、乗り切り方。

暑い夏が、好きだ。
汗をダラダラとかいて、痛いほどの直射日光を浴びると、生きていることを実感する。

だから、テレビのニュースで世間の人たちが「暑い、暑い」と騒いでいるのを見ると、「夏は暑いのが当たり前」と斜に構えてしまうのである。

「今年は、世界的に異常な猛暑」と、気象予報士の方々が言っていたが、数年前も同じことを言っていたような気がする。

3年前は、日本国内でも、40度を超えた日が頻繁にあった。
岐阜県の多治見市は、それで有名になった記憶がある。

異常気象は、すべて地球温暖化のせいにすると人は安心するのか。
なんでも環境のせいにして、話を収めようとするのは、私は危険だと思うのだが、素直な人は、同じ考えの人がいると心が落ち着くのかもしれない。

しかし、かなりの少数意見だと思うが、私は「地球温暖化はない派」である。
自然の猛威による災害が増えたと言うが、それは昔と比べて人口が増えたからである。

人が溢れ、かつて木と山しかなかったところに、人が移り住んできた。
木を伐り、山を削り、生活空間を作り出した。
昔だったら、そこには人がいないのだから、台風や洪水が来ても、人的被害はなかった。

しかし、今は人間が自然を切り崩して、自分の陣地にしてしまったから、同じような場所で同じような洪水が起きたら、人的被害が大きい。
つまり、「いなかったとき」と「作ってしまったあと」の時代には、時差があるから、それを比較しても意味がないのだ。

同じように自然が猛威を振るったとしても、人がいれば、災害が起きる。
いなければ、災害はない。
それは、地球温暖化とは、まったく関係ないことだ、と私は思っている。

人口増加の問題なのだ。
あるいは、都市設計の不備によるものだ。

昨今言われる、都市のヒートアイランド現象も、私は疑っている。
都市の平均気温は、少しずつ上昇しているかもしれないが、それを地球温暖化に結びつけるには、無理がある。
それは、地球規模の現象ではないからだ。

地球の平均気温が上がっているから、地球温暖化が進む。
CO2の排出量が増えたから、オゾン層が破壊された。
それは、はたして成熟した議論なのか。
50年後に、簡単に覆され、後の科学者から嘲笑される議論だったら、環境サミットは、ピエロの集まりになる。

誰もが同じ方向を向いて、すべての事象を温暖化のせいにしたら、得をする人間が出てくるはずである。

「温暖化商法」

ずる賢い人の思う壺・・・・・と言ったら、ひねくれすぎか。

ただ、断言できるが、経済評論家と預言者の言うことは、中ったためしがない。
そして、科学者も同じ。

彼らの言うことを真に受けるより、暑さを真正面から受けとめて、自分なりの夏を過ごした方がいい。

もちろん、そんなことは、私が提案しなくても、賢い人は、やっていると思うのだが・・・・・。


ここから先は、決して真似をしてはいけない、私の夏の過ごし方を。

暑い夏は、汗をかく。
だから、いい汗をかく努力をする。
実に単純である。

私の場合、夏の初めに、全身から汗を噴出させる過激な運動をして、体を素早く夏モードにして、暑さに慣れておくことにしている。
若い頃は、30メートルダッシュ、10メートルダッシュを繰り返して体を追い込んだが、年を取ってそんなことをしたら、自殺行為と言われる。
だから、今は、2時間程度ジョギングをして、たまにダッシュをするというメニューで、体を追い込んでいる。

夏の初めの晴れた日の朝。
夕方は、アスファルトに熱がこもっているから、湿度が高くなる。
朝は、アスファルトの熱気が抑え目だし、湿度も多少低いので、走りやすい。だから、朝に走る。

1キロ6分程度のスピードで、約2時間、20キロほどを走る。
途中の公園や図書館で水分補給をするが、水だけでは流れ出た塩分をカバーできないので、親指大ほどの容器に塩を入れて、それを適度に舐める。

走る。汗をかく。水を飲む。塩を舐める。少し休む。走る。汗をかく。

長年同じことをしていると、汗が出きった瞬間を体が思い出すのだ。

暑さに慣れた――――――その感覚が、脳内のどこかのボタンを押して、体が夏モードになる。

そうなれば、もう暑い夏は、お友だちだ。

ホット・サマー・イズ・マイ・フレンド(何のこっちゃ)。

今年も、6月の終わりに走った。
アパートから小金井公園まで走り、小金井公園を3周した。

ただ、汗は全身の汗腺から絶え間なく流れ出てはいるが、まだ汗をかいているだけ、という状態だった。
時々30メートルダッシュをして、肉体に負荷をかけた。
しかし、まだ、脳内のボタンにスイッチは入らない。

武蔵野で迎える初めての夏だから、感覚が甦らないのか。
公園からアパートまでを1キロ5分にペースを上げて追い込んでみようか。
そう思って、ギアを入れ替えようとしたとき、元気のいい掛け声が後ろから聞こえてきた。

掛け声のリズムからすると、どこかの大学の陸上部が、団体で練習していると推測した。
体の芯に響き渡る、元気のいい掛け声を聞いて、私の背筋が伸びた。

よし! ギアチェンジ! と足を踏み込んだら、6人の集団が、綺麗なフォームで、あっという間に私の横を駆け抜けていった。
まるで風が通り過ぎたような感じだ。

抜かれるのは、気持ちのいいものではない。
私は、負けず嫌いなのだ。
だから、6人についていこうとした。

300メートルまでは、何とかついていけた。
しかし、そこまでだった。

膝が上がらない。息が苦しい。汗が目に入って痛い。散歩の犬が道を塞ぐ。太陽が眩しい。年には勝てない。

要するに、疲れた。

結局、ギアを上げるどころか、1キロ7分までペースを落とさないと、家まで辿り着くことができないという惨めな状況になった。

アパート近くの公園の木陰に、転がり込むようにして辿り着き、草むらの中に隠しておいた袋を取り出した。
カチンカチンに冷やした保冷剤で巻くようにして冷やしておいた、クリアアサヒの500缶。

手に、冷え切った缶の心地よい冷たさが伝わり、肺に溜めこんだ息を大きく吐き出した。
そして、プルトップを思い切り引き上げ、喉に、軽い刺激を持った液体を徐々に流し込んでいった。

全身の毛穴から、また汗が流れ出してきた。
洪水のような汗だ。

クリアアサヒを飲み干す。

また汗が流れた。

そのときだ。
私の脳のボタンを、クリアアサヒが押した。

出きった、と思った。

これで、今年の夏が、どんなに暑くなっても、私は怖くはない。

暑さには、絶対に負けない。

負けるもんか。


しかし、賢いお方は、絶対に真似をしないでください。
これは、特殊な方法ですから。

ダメですよ、本当に。



真似る人なんか、いないか・・・・・・・・・・・・。




2010/07/23 AM 07:28:46 | Comment(5) | TrackBack(0) | [日記]



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