Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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下世話な人たち
結局、徹夜してしまった。

眠いが、うれしいから、我慢する。

開幕前は、3連敗するのでは、と言われた日本代表。
それが、前評判を覆す大活躍。

ここは、素直に、日本代表を讃えたいと思います。

ワクワクさせてくれて、ありがとう。

ワールドカップは、これからさらに盛り上がる。


では、昨日スタートした参院選は、はたして盛り上がるだろうか。

日本の総理大臣は、生徒会長のようなものだ。

一年に一回、変わる。

コロコロ変わる最高ポスト。

違うのは、生徒会長は直接選挙だが、総理大臣は政党の派閥の動きで決まること。
そして、総理大臣の命運は、その場限りのネタだけで世論を誘導するメディアに握られていること。

アベさんからハトヤマさんまで、4人の世襲議員が途中で政権を投げ出したが、私には彼らに、政権を投げ出すほどの大きな失策、失点があったとは思えないのである。
開き直れば、投げ出さずに在位を全うできた人が、ほとんどではないかと思われる。

支持率が下がると、「降ろし」が表面化する。
まるで邪悪なもののけのように、四方八方から手を伸ばし、高みの人間を引き摺り下ろそうとする。

その根拠となる支持率が、怪しい。
「低下」だとか「急降下」「危険水域突入」だとか、支持率の前に「煽り言葉」を付けて、メディアが数字を装飾する。
最近では、「V字回復」という経営学で使う言葉まで使って、煽っている。
それを見た人は、数字よりも「煽り言葉」に惑わされて、「やばいんだな」あるいは、「回復したなら応援するか」と、知らないうちに誘導される。

不支持が、流行になってしまったら、下りの坂道は、もっと急になる。
転がり落ちる。

そもそも、こんなにも頻繁に、世論に支持を聞く必要があるのだろうか。
記者たちが、人の興味を惹く記事が書けないから、安易に興味を惹くことができる内閣支持を聞きまわっているとしか、私には思えないのだが。

そのほかに、あげ足取りがある。
アソウさんのときは、政策とまったく関係ない日本語の言い間違いを、まるで国賊を扱うような報道で、叩いた。
定額給付金を「バラマキだ」「人気取りだ」と批難したが、アソウさんが辞めた後に、その後の日本経済の総括を彼らが報じた記憶が、私にはない。

定額給付金を捻出するのに総額いくらかかり、それにより3ヵ月後、半年後、あるいは一年後、消費はどれくらい促進されたのか、あるいは停滞したのか。雇用は改善したのか。国内総生産に変化はなかったのか。
それらを定額給付金と関連付けて検証した報道を私は見たことがない。

子ども手当てに関しても、民主党は半分公約を守ったが、その財源の収支、そして及ぼした結果を、いつの日か総括して報道してほしい。
言いっ放し、書きっ放しでは、日記と同じだ。

メディアは、いつもその場限りで判断するから、堪え性がない。
そして、その報道に接した人間も、堪え性がない。

指導力がない、という報道があれば、「ああ、指導力がないんだ」と、素直に受け入れる。
違法なカネで私腹を肥やしている、という報道があれば、たとえ不起訴になっても、「あいつは、カネに汚い」と、8割以上の人が判断する。
「消費税10%やむなし」と、テレビでよく見かける人が言えば、「ああ、仕方ないんだ」と、大変聞きわけがいい。
「仕分け」の中身よりも、「仕分け」という言葉だけを強調した報道に接した人は、「仕分け」さえしておけば、他の「無駄」には、目をつぶる。

そして、毎日どこのメディアも同じ報道をして、彼らのイメージを固定する作業に没頭する。

おぼっちゃん。
独裁者。
無能。
ブレている。
期待はずれ。

ニュース番組などで街頭インタビューに答える人たちは、どこかで聞いたような意見を言う人が多い。
思い返してみると、それはテレビのコメンテーターのものだったり、キャスターの意見だったことに気づく。
「世論」とは言うが、人々の間から滲み出るように湧き上がる意見を、メディアがそのまま吸い上げることはない。

本来なら真っ直ぐ流れるはずの川の水を、無理矢理支流を作って、小さな洪水を起こそうとしているように、私には思える。
自分たちが誘導できない世論には、メディアは目も向けないのである。

メディアの扱いが上手だったコイズミさんは、高い支持率を得て、最終的に自民党を「ぶっ壊した」。
自民党をぶっ壊した、という点では、コイズミさんは、評価されていい。
メディアは、その尻馬に乗っただけ。

ただ、それは、もちろん結果論。

今回総理大臣に就任したカンさんは、私が勝手に想像するところ、メディアに愛想を振りまかないから、ハトヤマさんよりも短命に終わる可能性が高い。

コイズミさんは、メディアのご機嫌を取るのが上手だった。
ハトヤマさんは、下手だった。
そして、カンさんは、それ以上に頑固で不器用な気がする。

久々の庶民出身のソーリ大臣ではあるが、メディアは、自分に靡かない人は、すべて敵だと思っている節がある。

「われわれの総理大臣」を支えようという気は微塵もないようだ。

少し前のことだが、電車の中刷り広告を見ていたら、週刊文春や週刊新潮は、船出したばかりの内閣総理大臣や、その夫人に対して、例によって下世話な話題を得意気に吹聴していた(中味を読んでいないので、詳しい内容は知らないが)。

下世話な話題よりも、政策だと思いませんか。
公約に違反したなら、公約違反だけに絞って、真正面から論を挑んでほしい。

世の中に完璧な人はいない。
総理や夫人の性格や行動をあげつらうのは、ただのゴシップだ。
議論の提起ではない。

そして、まだ何もしていないのに、内閣の支持を聞く白痴的な報道も、いい加減やめてほしい。
それは、シーズンがまだ始まったばかりの段階で、オールスターの人気投票をしているようなものだ。

メディアに本当の矜持があるなら、自分にとって都合のいい識者の意見だけを取り入れるだけでなく、公平な検証を行って、真っ向から意義を唱えるべきだ。
それができないメディアは、「三流」。
そして、いつまでたっても、自分たちの報道に責任を取らないメディアも三流。

アベさん、フクダさん、アソウさん、ハトヤマさん、そして、次のターゲットのカンさん。

下世話なメディアは、下世話な話題だけで、総理大臣を葬り去る。

参院選も下世話な結果にならなければいいのだが。




寝ていないので、文章が、メチャクチャ・・・・・。

ほとんど、殴り書き(反省)。




2010/06/25 AM 06:54:07 | Comment(4) | TrackBack(0) | [メディア論]



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