Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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Macはお仕事?
突然辞めた「宇宙人」の話ではなく、「異人」の話を。

「Macでお仕事?」というタイトルを振りながら、マックの話題があまり出てこない、とよく言われる。

ごもっともなご意見です。
それは、自覚しているのだが、なにせ我が家のマックは、化石と言ってもいいオールド・マック。
メインで使っているのは、G4/450MHz、サブで使っているのもG4/450MHz。

自慢できるほどのものでは、ございません。
中身は、それなりにカスタマイズしているが、仕事仕様なので、公開するほどの面白みはない。
トラブルがあったときは書いているが、最近は気味が悪いくらい安定しているので、ネタがない。

他に、仕事に関してのトラブルは、いくらでもある。
それは、それなりに大っぴらに書いていると思う。

人からは「おまえの客、変なやつばかりだな」とよく言われる。
確かに、仕事先を選んで、優雅なお仕事をしてらっしゃる方から見れば、私が見舞われるトラブルには、「信じられない」ことが多いと思う。

仕事先は、選ぶべきだ。
訳知り顔で言う方々は、賢い人生を生きていらっしゃる方だ。

私の場合、ある「大人の事情」があって、よほど怪しいと思わない限り、どんな仕事でも請けることにしている。

仕事が途絶えるのが嫌なのだ。
仕事がない状態というのが、我慢できない。

その結果、請負代金の未回収、という現象が起きるのだが、それは必然的な結果だと言える。
そのために、多大なストレスを感じたとしても、仕事がないというストレスよりはいい、と私は思っている。

ようするに、怪しかろうが何だろうが、仕事をしていればいいんですよ。

馬鹿?

それが何か?

家族には迷惑をかけているが、他に迷惑をかけていますかね?

ほっといてください。

今までも仕事上のトラブルは、ブログ上で、それなりに書いてきた。
ただ、これでもかなり抑制して書いているほうだ。

世の中には、信じられない人間がいるのである。

あなたたちは、そんな人種の存在を、ただひとこと「信じられない」「嘘だ」で済ますだろう。

しかし、新たな都市伝説を創生すると思われる異人たちがいることを、あなたたちは知らない。

たとえば、こんな異人伝説を、私は体験している(他にもたくさん体験しているのだが、長くなるのでここでは省かせていただく。いつかブログネタに困ったら、今回のように書くが)。

かなり前から、「マック出張講習」というのをしている。
マックに限らず、ウィンドウズも教えるのだが、もちろんマックの方が得意なので、マックを教えることの方が多い。

マックを、教えています。

6年前の笑い話。
「マック出張講習」の名のもとに、依頼を受けた。
マック講習の時間は、基本的に2時間。
あとは、依頼人のやる気と当方の時間的余裕によって、その時間は増減する。

「2時間もいらないですね」と言われたので、90分ということで、話はまとまった。

依頼人は埼玉県和光市のマンションに住んでいるという。
今回は、どんな人だろうか?
名前と性別はわかる。
年もおおよその見当はつく。

20代の早口の男。
電話では、せっかちな印象を強く受けた。
教えづらいタイプかもしれない、と少々の不安を胸に秘めながら、築10年前後の薄緑色のマンションのエントランスを通り、依頼人の部屋のドアフォンを押した。

ドアが開いた途端、パンパンに膨張した顔がズームイン! してきた。
20代後半の男が、いきなり親指をたてて、「イエー」と言ったのだ。

・・・・・・・・・・・・・。

不自然な「イエー」と親指の出迎えに、私は戸惑いながら「どうも」と会釈を返した。

心の中に、寒い空気が入ってきた気がした。

そして、リビングに通された私は、いきなり黒い無地のエプロンを渡された。
マックを教えるのに、なぜエプロン?

疑惑の黒い雲が、むくむくと私の胸の中で、増殖する。

男が自分でも白いエプロンをつけるのが視界に入ってきたとき、黒い雲が全身を覆って、私はめまいと吐き気がしそうになった。

まさか・・・・・まさか、ね。

しかし、男が甲高い軽薄な声で「材料は揃っているから」と言ったとき、疑惑の雲はハンマーの形をして、私の脳天を叩いた。

賢明な方なら、もう、おわかりかもしれない。

そう、マックは、マクドナルドのマックだったんですよ。

うそぉー!

いや、嘘じゃないんです。
男は、6年前、私がホームページに載せていた「出張でマック全般、教えます」という文が検索に引っかかり、それを彼なりに拡大解釈したのだ。

つまり、ホームページの前後の内容は、ことごとく無視して、男は「マック」だけに反応した。
マクドナルドのハンバーガーのレシピを教えてくれる「出張講習」だと思ったのである。

うそぉー!

ありえないー!

「マック」を「Mac」と書いておけば、間違えなかったのかもしれない。
実際、彼には、赤く膨張した顔で、こう言われた。

「『マック』って言ったら、普通は『マクドナルド』のことでしょうよ! これは、誰だって間違えるわ!」

「なんだよ! せっかく材料を揃えて、エプロンまで新しいのを買ったのに! 無駄じゃん!」

「帰ってよ! 気分悪いなあ!」

和光市で体験した異人伝説。

これを嘘だと思うのは、あなたの自由です。



関西では、マクドナルドは、「マック」ではなくて「マクド」。
彼が関西人だったら、こんな間違いは、しなかったんでしょうね。



今も、Mac出張講習、してますよ。(ネタの宝庫です)




2010/06/03 AM 07:04:37 | Comment(8) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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