Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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フリーランスとストレスの関係
アルバイト先を見つけてきた。
俗に言う日雇い。

だからといって、デザイン業を廃業したわけではない。
昨日は、桶川の得意先からいただいた仕事を、徹夜で作業した。
おそらく今晩も徹夜をせざるを得ないという無茶苦茶な仕事だ。
他にも一件、レギュラーのドラッグストアの仕事を抱えている。

手持ちの仕事はあるのだが、まさかの時のために、保険を用意しておいたのだ。
そうしないと、ヨメから多大なストレスをかけられるからだ。

今年で独立して12年。
いまだに、ヨメはフリーランスというものを理解していない。
あるいは、理解しようとしない。

仕事がわずかな期間でも途絶えると、「どうすんのよ! どうすんのよ!」と騒ぐのだ。
得意先は、少ない数ではあるが、とりあえずある。
いっとき途絶えたとしても、仕事は必ず入ってくるのである。

しかし、ヨメは、その途絶えたことに対して、異常な反応を示すのだ。

「やっぱり、定職についておけばよかったのよ!」
たった三、四日、仕事にブランクができただけで、激しく落ち込むのである。
(その生々しい現実に関しては、だいぶ前にコチラに書いたことがある)

私としては、「いい機会だから、からだを休めたら」と言ってほしいところだが、ヨメにそんな心の余裕はないようだ。

ヨメの頭の中には、「仕事がないイコール路頭に迷う」という図式が絶えず占めていて、それが強迫観念になっているように思われる。

正直、私にとって、このストレスは小さくない。
仕事をしている振りをすればいいという考え方もできるが、私はそんな姑息なことはしたくない。
仕事がないときはないという、フリーランスとしては当たり前の生活を私は送りたいのである。

身内相手に仕事の振りをして見栄を張っても、自分が惨めになるだけだ。
だから、仕事が途絶えたときでも、私は隠さない。

ハハハハ、仕事がないぞー、と毎回笑う。

しかし、ヨメは「笑っている場合じゃないでしょ!」と、その度に眉を吊り上げる。

得意先からの入金が一日でも遅れると、パニックになるヨメ。
電話で相手に確認し、「明日には振り込みますから」と言われると私は安心するが、ヨメは「大丈夫なの? 本当に大丈夫なの? つぶれるんじゃないの!」と騒ぐ。

普段は、すべてに関してノンビリ構えているのに、私の仕事に対してだけは、いつも悲観的なのだ。
「A社から、最近仕事が来ないわね。あの会社、危ないんじゃないの?」と、昨日徹夜明けに言われた。

だが、徹夜明けに、そんなことを言われても、私としては機嫌よく答えを返すことができない(普通は、ご苦労さま、が先に来ると思うのだが)。
だから、黙ることになる。
そうすると、「A社は、もう怪しい」という疑惑が、ヨメの頭の中で増殖する。

そして、「仕事、探さないとね・・・」という呟きを私は聞くことになるのだ(くどいようだが、徹夜明けですよ)。

これが、ストレスになる。

そのストレスから逃れるために、私は日雇いのバイトを保険として探してきたわけである。
今すぐバイトをするわけではないが、保険は早くかけておいたほうがいい。
ストレスは、膨らまないうちに、その原因を排除しておいた方がいいに決まっている。

それが私の精神安定剤になる。

インターネットで見つけたバイト先。
家から自転車で10分もかからないところだ。

昨日の夕方、面接に行くと、バイト先の面接官に言われた。
「最近、多いんだよね。いい加減な気持ちで応募して、すぐに音を上げるやつ。特に中高年は、プライドが高くてさ。俺はこんなところで働く人間じゃないのに、仕方なく働いてるんだって、嫌々働いてるのが見え見えなやつ。働く以上は、きちんとやってほしいね」

そして、彼はそう言ったあとで、履歴書を指さしながら、さらに私のほうに顔を近づけ、無遠慮に睨むのだ。
「あんた! 本当に個人経営なの? 失業中なら、正直にそう言ったほうがいいよ。安っぽいプライドは、ここでは、いらないんだからね!」
この場所でも、俺は決めつけられている。

それを聞いて、私の右手が震える。
怒りで、ワナワナと・・・・・。

ああ! 得意の右フックをお見舞いしたい。

結局、ここでもストレスがたまった俺だった。




2010/05/12 AM 06:56:47 | Comment(3) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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