Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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免疫力
「免疫力の弱い人は、ストレスが溜まりますからね」と、深刻な顔で訪問看護師さんに言われた。

自民党のマスゾエ氏が新党を作るというニュースを見た。
そして、彼は現時点で、次期総裁に最も相応しい人として、国民に大人気だという。
ただ、勉強不足の私は、マスゾエ氏が政治家として何をしたのか、まったく疎くて、その事実がいまだに信じられない。

マスゾエ氏は、ただ単に他の自民党の政治家より「テレビに頻繁に出ているだけの人」としか、私は認識していない。
マスメディアによる、脳内刷り込み。
そして、党の内外に無理矢理敵を作って、ヒーロー気取りをしているようにしか見えない。

これは、強引に抵抗勢力を作って注目を集めたコイズミ元総理の手法に似ている。
彼のようにワンフレーズだけの言葉の勢いでアピールする劇場型政治に、当時の国民は「免疫力」を持っていなかった。
だから、国民は簡単にコイズミ・インフルエンザにかかった。

その結果、それ以降の日本がどうなって、自民党がどうなったか。
それは、種々のワクチンを処方しても、治癒できないほどのダメージをこの国に与えた。

それなのに、今度はマスゾエ・インフルエンザですか?
免疫があっても、新種のインフルエンザに、ひとは弱いんでしょうかね。
マスゾエ氏を待望する人は、免疫力が弱いのかな。
こんなにも簡単に、少しだけ形を変えた劇場型インフルエンザにかかってしまうなんて。

――――――という話を今回したいわけではなかった。

79歳の嫗(ヨメの実母)の話だった。

三鷹の実家での一人暮らしを、16ヶ月ぶりに再開した嫗の状態は、日に日に悪くなるばかり。
本人が、「わたしゃ、これでいい」と思っているのだから、それを軌道修正するのは、容易ではない。

他の誰をも信じられない人は、誰からどんな魔法のことばをかけられても、その態度を改めることはない。

先週から週に一回、看護師さんに訪問看護をお願いしているが、嫗の状態の凄まじさに、一日目で呆れた看護師さんは、ヘルパーさんを束ねるコーディネーターさんに声をかけ、昨日、緊急会議を開くことになった。

顔を連ねたのは、看護師さん、コーディネーターさん、そしてヨメと私。

まず、「正確な状態を検証したいので、ことばを選ばないで事実だけを中心に話を進めましょう」と看護師さんに、のっけから言われた。

すると、厳しいご意見の数々が、お二人の口から出るわ出るわ。

あら――――、そこまで、言いますかぁ!
という話が、続けざまに出て、思わず私は耳を塞ぎたくなった。

その内容は、あまりにも嫗に対して辛辣すぎて、ここでは書くことができない。

ただ、お二人の真っ当なご意見は、もちろん事実なので反論のしようがない。

いや、埼玉にいた時は、安定していたんですよ。
そう言いたかったが、今の状態では、そのことばには少しも説得力がない。

ヘルパーさんに作ってもらった昼メシを、「今はおなかが一杯だから、あとで食べる」と言って、ベッドの下のダンボールに捨ててあるのを翌日ヘルパーさんが見つけたら、決していい気持ちはしないだろう。
それは、わかる。

「私は薬屋の学校を出てるんだから、あんたたちより詳しいんだよ。偉いんだよ」と大ボラを吹かれたら、看護師さんも穏やかではいられないだろう。
それも、わかる。

しかし、看護師さんに「私が今まで見た中で、間違いなくワースト!」と言われたときは、少し腹が立った。

まだ半月しか見ていないのに、あなたたちに何がわかる!
そう言いたかったが、それに対して反論できる何ものも、私は持っていないというのも事実だった。

コーディネーターさんに、「よく一年以上も面倒をみられましたね」と、憐れむように言われたときは、横を向くことしかできなかった。

そして、看護師さんが、大袈裟に首を振りながら言ったことばが、今も耳から離れない。
「わたし・・・・・、大抵のことには驚かない訓練はできているつもりなんですけど・・・・・、今回はびっくりしました。こういうことって、免疫がつかないんですね」

そして、さらに言うのだ。
「免疫力がないとストレスが溜まります。わたし・・・、いま二回目の訪問看護に、自信がないんです」

40歳過ぎの経験豊かそうに見える看護師さん。
安心感を体全体に詰めた熟練の看護師さん。
その人に、そこまで言われるとは、思わなかった。

そんなに・・・・・、ヒドイのか?

三鷹の実家に帰ってきたのは、間違いだったのか?

なんか・・・・・、また、不整脈が・・・・・。




2010/04/22 AM 06:49:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | [日記]



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