Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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埼玉にサヨナラ
冗談が、本当になる。
まさかな・・・、ということが現実になる。

以前のブログで書いたこと(コチラコチラ)が、現実になってしまった。

ちょっとした冗談がきっかけで、15年間住んだ埼玉にサヨナラ。

近々、武蔵野市のアパート2世帯を借りて、変形メゾネット生活を送ることになった。
不動産屋さんとの契約は、4月1日付で、すでに済んでいる。
あとは、引越しをするだけだ。

引越しは、業者に頼むと高いので、私がマックおよびPC全般を教えている現役大学生のイトウくんのご好意に甘えることにした。
彼の友だちの実家が運送屋さん、という幸運。
その友だちが、格安で2トントラックを貸してくれるというのだ。
(今は引越しシーズンなので、それが落ち着いてからになるが)

さらに、友だちを2人集めてくれて、ひとり昼メシ代プラス1万円で肉体労働をしてくれるという段取りもつけてくれた。
ありがたいことだ。

ただ、2トントラックですべての家具を運ぶのは難しいので、本当に必要なものだけを持っていくことにした。
あとは、ガレッジセール(知り合いに声をかけて、無理矢理買い取らせるだけだが)。
いらないものは、少しでも売り払って、家計の足しにすることにした。

そして、得意先もダイエット。

埼玉の得意先で、過去2年間、3万円以下の仕事しか出さなかった会社は、カットすることにした。
そうすると、桶川、大宮、浦和の3社だけしか残らなかった。
淋しい結果である。

あとは、東京、神奈川、静岡の6社が、継続して仕事をいただく会社。
つまり、この9社で、これから生計を立てていくということになる。

まあ、何とかなるだろう。
今まで、何とかなってきたのだし・・・。

それに、貧乏には慣れているし・・・・・。

今度中学3年になる娘の転校手続きは、先月半ばに済ませた。
友だちから寄せ書きをもらった娘は、それを抱きしめて、「アハハ」と泣き笑いの顔で、私を見た。

胸が詰まった。

そして、私がPCを教えているイトウくん。

「先生、まだ教えてもらっていないことが、沢山あるんですが・・・」

イトウくん。君と俺とは離れ離れになるが、今の世には、便利なものが沢山ある。
数字の書いた出っ張りを押すと、人と話ができる機械のことを君は知っているか。

「はい、携帯型電波式会話装置のことですね、先生」

そうだ、決まった数字を押せば、君と俺は、いつでも会話ができるのだよ。
それに、横文字の出っ張りが沢山ついた、折りたたみ式の携帯型電脳箱のことを君は知っているか。

「はい、知っています。先生が推薦してくれた林檎印の携帯型電脳箱ですね。毎日、電子的新聞を閲覧しています」

あの中に、電子郵便配信受信機能が入っているのを、君は知っているはずだ。

「もちろん、知っています。先生の電子的住所に何度か配信したことがあります。先生に何度か無視されたことがありますが・・・ブツブツブツ」

そうだ。あれを使えば、まるで目の前にいるがごとく、君と俺は、文章で会話ができるじゃないか。
わからないことがあったら、あれを使いたまえ。

「はい、わかりました。電子郵便配信受信機能を使って、勉強を続けたいと思います」

そして、イトウくんが、目を輝かせて言う。
「先生、文明って、素晴らしいですね!」

ああ、イトウくん。
日本の夜明けは、近いぜよ!

「サカモト先生!」
(ふたり、肩を抱き合って、空を指さす)

バカの極み。

イトウくんは、素晴らしい人だ。
私のバカに、これほど短期間で染まったのは、私の知る限り、私の娘を除くと、桶川のフクシマさんとイトウくんだけだ。

こんなバカな男と別れるのはつらい。
東京にも、イトウくんクラスのバカはいるだろうか。

いてほしいな。

それだけを楽しみに、私は武蔵野市に引っ越そうと思っている。




2010/04/01 AM 08:35:29 | Comment(3) | TrackBack(0) | [日記]



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