Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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居酒屋でギャフン!
高校野球が始まったらしい。
監督が、何かを言ったことで騒動になっているようだが、インターネットで見出しを見る限り、たいした問題ではないように思える。
コップの中の小さな波を、大海の波紋にして何が面白いのか、理解に苦しむ。

埼玉から、●●高校が出ていると聞いたが、すぐに校名を忘れた。
どうせ選手は、埼玉出身ではないんだろ?
高校野球には興味がないので、どうでもいいです。

プロ野球も始まったらしい。
また、某大新聞社系列野球集団ヨイショ報道が始まるのか。

東京ジャイアンツのメンバーで知っている人は、原監督。
クルーンは、他のチームじゃなかったっけ、と言ったら笑われた。

小笠原? だって、あのひと、髭がないぞ。髭のない小笠原は、小笠原じゃないだろ? 絶対に、別人だよ。
そう言ったら、また笑われた。

あとは、あまり知らない。
他には、野球選手の名は、ダルビッシュを知っている程度。

ノムラ監督は知っているが、「ボヤキジジイ」としてしか知らないから、興味は薄い。
ただ、彼が監督を辞めたのは、知っている。
よかったね、としか思わない。

長い期間、優勝できない監督は、名監督ではない。
そんな当たり前のこともわからないメディアは、監督の「太鼓持ち」に成り下がった存在である。

ボヤいただけで、名監督。

原監督も、せいぜいボヤいてください。
きっと、いつか「名監督」と言われることでしょう。

話は少々違うが、コップの中の小さな波を、大海の波紋にしてしまった馬鹿な男の話を書きましょう。

昨日の夕方、同業者二人と、居酒屋で一杯。
一人は、私に酒とメシを奢ることに強い使命感を持っているオオサワさん、59歳。
もう一人は、昨年この不況下に42歳で独立した、勇気あるシノハラさん。

オオサワさんは、大変いい人だが、ガチガチのジャイアンツフアン。
ナガシマ世代である。
長嶋茂雄を「神」と崇めている。

その心情はわかるし、毎回奢っていただいていることもあって、その言動のほとんどを私は許している。

新参者のシノハラさんも、ジャイアンツフアン。
彼は、生まれも育ちも、広島だという。

広島で、ジャイアンツフアン?
それは、全員が広島風お好み焼きを食っているのに、ひとりだけ、もんじゃ焼きを食っているようなものじゃなかろうか。
それって、やばくないですか。

「広島にいたときは、表向きは広島フアンでした」と、苦笑いを浮かべつつ、シノハラさんが言う。
「酒の席で、ジャイアンツのジャの字を言っただけでも、袋叩きにあいます。いつも神経を使っていましたよ」

今は、それが大っぴらに言えるので、ストレスから開放されたと、心底安堵の表情で笑っていた。

「それで、Mさんは、どこのフアンですか?」とシノハラさんが聞く。
それに対して、私は「ほとんどのスポーツは、するものであって、観るものではない。特にプロ野球など、魅力のかけらもない」と、たいへん可愛くない答えを返した。

オオサワさんは、10年以上のつきあいで私の性格を熟知しているから、鷹揚な笑顔で、いつも受け流してくれる。
しかし、広島風お好み焼きが全身に詰まったシノハラさんは、「あん?」という表情をして、私を見つめる。
いや、睨む。

「なんだこいつ? 喧嘩売ってんのか?」という表情である。
単純すぎるほど単純なプロ野球フアンのようだ。
大きな二重まぶたのどんぐりまなこが、私を睨む。
四角く張った顎が、意志の強さと頑固さを現している。

シノハラさんは、広島にいた大学時代、ラグビーをやっていたという。
肩幅が広く、二の腕が盛り上がっている。
そして、両手の指の太さが、際立っている。
身長は175センチくらい。体重は、80キロを超えているだろう。

それに対して、180センチ、57キロの私。
顎は細くて、指も華奢である。
「器用そうな指をしていますね」としか、外見上は褒められたことがない(とてつもなく不器用ですが)。

ようするに、軟弱に見える。

そんな男が、「スポーツは、するものであって観るものではない?」だって?
笑わせてくれるじゃないか、このガイコツオヤジ。
シノハラさんの目は、そんな敵意に溢れているように見えた。
そして、敵意の目を私に向けて言った。

「腕相撲しませんか?」

おお! 何とベタな展開!

自分の力自慢を見せつけて、俺をギャフンと言わせたいのだな。
その魂胆は、まるっとお見通しだ。

俺は、そんな手には乗らないぞ。
だから、私はすかさず「ギャフン!」と言った。

その言葉で、シノハラさんの顔が固まったのを確かめたあと、私は、もう一度「ギャフン!」と言った。

それを冗談と取るか、馬鹿にしていると取るか、そこで人間の器のでかさがわかる。

「馬鹿にすんなよ!」
シノハラさんは、テーブルを右手で叩き、舌打ちを残しながら居酒屋を出て行った。

アラアラアラ・・・・・。

「やってくれましたね」と言い、私を批難の目で見るオオサワさん。
今日は、奢ってもらうのは、無理だな・・・。

フン! これだから、ジャイアンツフアンは・・・・・・・。
(性格の悪いワタシ)




2010/03/28 AM 08:29:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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