Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
[TOP] [RSS] [すくすくBLOG]








泣いているのか〜い
お食事中の方には申し訳ないが、腹を下している。

腸が弱い。
ひと月に一度、3〜4日続けて、腹を下す。
このときは、薬を飲んでも、どんなに消化のいいものを食っても、腹の調子は治まらない。

からだに溜まった、「何か悪いもの」をすべて排出するまで、何をしても駄目である。
この体質は、中学2年の娘にも完全に遺伝している。
だから、娘にはいつも文句を言われる。

「親子でもないのに、何で体質が似るんだ!」

それはね、君が0歳のとき、川上から流れてきたパパを拾って、親に決めたから仕方がないんだよ。
それは、君の意思なんだ。

「そうか、あの時は急いでいたからな。あのあと、金持ちそうなオヤジが流れてきたが、あれを拾えば、あたしは、今ごろお嬢様だったのに。クソ! 失敗した」

Destiny(運命だ!)

だから、二人して、腸が弱い。

私の場合、10年に1度くらいの割合で、一週間近く死にそうなくらい腹下しが止まらなくなる時がある。
普段は医者嫌いだが、そういうときだけ医者に行く。

今までに3回行ったが、3回違うことを医者に言われた。

「胃下垂が原因ですね」
「新陳代謝が良すぎるんでしょう」
「過敏性大腸炎かもしれません。アルコールは控えましょう」

いずれの時も、薬を処方してもらったが、結局腹の中に溜まったものを排出するまで、治らなかった。
私の場合、この状態になったら、お医者様に頼っても、薬を飲んでも無駄なのだということがわかった。

だから、とにかく、出す。

昨日は、新規の会社に寄ったあとで、突然その現象がやってきた。
さいたま新都心のそばだったので、コクーンというショッピングモールのトイレに駆け込んだ。

脂汗を流しながら、トイレを探し回り、綺麗な個室に腰を下ろした。
危機一髪。間一髪。ファイト一発。

放心状態。

そして、鼻水。

私は、アレルギーはほとんどない体質なのだが、唯一トイレアレルギーなのだ。
トイレに籠もると、鼻水が出る。

ズルズル、グスングスン。

腹が、痛い。
寒気がしてきた。

そして、ズルズル、グスングスン。

そんなとき、隣の個室から、声が聞こえてきたのである。
かすれた渋い声だ。

「泣いているのか〜い? 嫌なことでもあったのか〜い?」

ん?????

ズルズル、グスングスン。

「泣いているんだね〜」

お隣の住民は、どうやら私の鼻水を、泣いていると勘違いしたようなのだ。
それで、心配してくれたのか?
それとも、からかっているのか?

どちらなんだろう?

と思っていたら、また下っ腹に数回目の波が訪れた。
苦しい。

ズルズル、グスングスン。

そしてまた、「泣いてるんだ〜」。

ご心配はありがたいのですが、こちらは今、それどころではありません。
苦しいのです。
すみませんが、お相手はできませんので・・・・・(痛い)。

「つらいよね〜」

はい、つらいです。

そして、鼻水を出しながら、数回の排出を重ねたあと、腹具合が落ち着いてきた。

安堵。

個室を出るときがやってきた。
ドアを開ける。
すると、お隣の個室も空いたのだ。

目が合った。
60年配の薄いサングラスをかけた白髪の男。
紫色のジャンパーと、クリーム色のズボン。
身長は、160センチくらい。痩せ型。
薄いサングラスの奥の目は、鋭くて、その筋の人を連想させた。

緊張した。

会釈をすべきか、迷った。
心配していただいたのだから、何か声をかけるというのが、人としての礼儀ではないだろうか、とも思った。

相手の目は、ほとんど何の感情も浮かべずに、私を見ている。
射る、というほどではないが、鋭いものは感じる。
その目を見て、「仁義を重んじるタイプの人」と私は判断した。

何か、ことばを・・・、と思い切るように口を開きかけたとき、相手は、私の前を小走りに通り過ぎ、手も洗わずに私の目の前から消えた。

え?
まだ、感謝のことばを述べていないんですが・・・・・。

なんか、拍子抜け。

でも、スッキリしたから、いいか。


いま、腹痛は、かなり治まっております。




2010/03/24 AM 07:14:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | [日記]



(C)2004 copyright suk2.tok2.com. All rights reserved.