Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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オン・ザ・ロード
テイラー・スウィフトをご存知だろうか。

彼女は、若干20歳で今年のグラミー賞を取った女性歌手である。
日本ではあまり馴染みのないアーティストだと思う。

このテイラー・スウィフトに、私の中学2年の娘が、2年以上前から目をつけていた。
(ん? またまた娘自慢が始まるか?)

娘は、子どもの頃から、私に影響を受けていた。
社会に対するひねくれた見方、映画やミステリー本、そして音楽。

小学校低学年から倖田來未、MINMI、椎名林檎、ブランキー・ジェット・シティを聴き、浜田省吾を聴く。

小学5年の時、初めてお友だちとカラオケボックスに行ったとき、娘が最初に歌ったのが「J.BOY」だった。
他の子が、YUIや大塚愛を歌っているのに、彼女は「J.BOY」。

えー、なにぃ!
変な歌ァ!

みんなから非難を浴びても、彼女は構わず、今度は「on the road」を歌った。
そして、みんなに歌唱指導まで、したというのだ。
それによって、月に一回開かれるカラオケ大会では、全員で「on the road」を歌うのが習慣になった。

流行を追いかけるのはいいが、流行がすべていいものだとは限らない。

小学校低学年から、私が彼女にそう埋め込ませた教えを守って、娘はすべての流行を吟味してから、自分の感性で好みを選択している。

だから、お子さまたちが通る道、モーニング娘。やジャニーズ系、特にSMAPやExileは聴かない。
ただ、一瞬だけ魔がさして、友だちにHey!Say!Jump!の東京ドームのコンサートに連れていかれ、「可愛い!」と叫んでいたことはあった。
しかし、それも3ヶ月程度で、終わった。

東方神起が日本でデビューした頃、「日本では受け入れられないかもしれないが、これはいいぞ」と言って、娘に推薦した。
娘は、「おお! いいな!」と言って、すぐ好きになった。
日本でブレイクするまでに、少々時間がかかったが、ブレイクしはじめたとき、娘とハイタッチで喜びを共有した。

流行に惑わされない感性。
ひとから見たら、それは「ひねくれている」と取られることもある。

まあ、事実、ひねくれているわけだが。

例えば、椎名林檎、東京事変(スポーツというアルバムが出ましたので、ヨロシク)。
娘は、すべての曲の歌詞を覚え、その曲の心象風景を、かなりの部分で把握している。
おそらく中学2年の女の子で、ここまで彼女の歌に精通している人はいないのではないかと思えるほどだ(親バカは承知)。

娘が、はじめて「罪と罰」を聴いたとき、得体の知れないものが体内に入ってきた感覚がしたという。

心と体が、わけのわからないままに揺さぶられるのがロックだよ。

私が、そう教えていたこともあって、娘は「おお! これはロックだな!」と感動したらしいのだ。

小学校低学年で、椎名林檎にロックを感じた少女。
それを不気味と捉えるか、感性が豊かだと捉えるかは、自由だ。

おそらく不気味と捉える人のほうが、多いとは思うが。
(私のヨメは、はっきり不気味と捉えている)

そんな娘が、2年以上前にYou Tubeで見たテイラー・スウィフトに心を揺さぶられたのは、必然だったと言える。
伸びやかに感性の赴くままに自分の心情を歌い上げる、若きアーティスト。
音楽のジャンルとしては、カントリーに入るようだが、その歌声に、娘は「ロックだぜ!」と興奮した。

日本でのデビューは、昨年だったようだが、娘はそのはるか前から「テイラー・スウィフトがいい!」と言い続けていた。
娘があまりにも言い続けるので、私は輸入版を買って、その音楽性を確かめることにした。

聴いてみると、確かに、いい。
余計な機械操作に頼ることなく、生身の人間から噴出するパワーが、娘の言うように、確かに「ロック」を感じさせた。

いいな。
「いいだろ。アタシの耳もたいしたもんだろ」

たしかに。

それ以来、テイラー・スウィフトは、椎名林檎様、東方神起様に次ぐ、娘のアイドルになった。

ただ、先週日曜日の、お友だちとのカラオケ大会では、相変わらず「on the road」を熱唱していたようだが。




2010/02/25 AM 07:14:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | [子育て]



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