Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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オザワ悪人説
闇商人と闇将軍。
以前、そんなことを書きましたが(コチラ)、思ったとおり説明責任は、果たせないようだ。

国を統べる行政の長は、疑惑をもたれたら、たとえそれが謂われなきことであっても、自ら疑惑を晴らす義務がある。
少なくとも政治家としての職責にまつわるすべてのものに対して、彼はガラス張りであるべきである。

有権者のほとんどは、彼の膨らんだ財布や権力を崇め奉りたいがために投票したのではない。
有権者が思うところは、単純である。

ただ、我が暮らしを良くしてほしい。

しかし、だからといって、景気その他の政策に対して、性急に結論を出すべきではない。

政権交代から、約5ヶ月。
私は、その政策に関して、結論を出すのは早すぎると思っている。
5ヶ月で簡単に好転する世の中なら、バブル後の悪夢とも言える「空白の10年」など、なかったはずである。

「負」を背負い込んだ大企業が低迷し、中国の「民力」に押しつぶされる数年の状況をみると、わずか5ヶ月で結果を出すなど、魔法を使わない限り無理だろう。
闇商人と闇将軍は、錬金術は超一流だが、おそらく魔法は使えない。

だから、早期の景気回復を期待してはいけない。
また、「既得権」という概念だけが、その脳細胞を支配する官僚という頭脳明晰集団は、ある意味魔法使いだが、彼らはその魔法を日本を良くするためには、使っていないように思える。
自分たちの天下り先を確保することに関しての魔法は、いつも使い放題だが。

だから、政権交代だけで日本の景気がよくなるのを期待するのは、都合がよすぎると私は思っている。

ただ、政権交代をしなければ、何も変わらないのも事実。
そして、自民党が変えてこなかったものを他の政党に託すというのは、有権者としては、健全な願望だといえる。
しかし、まだ日が浅すぎる。
人間だったら、生後5ヶ月では、歩きもしない。
それは極論だとしても、新しいシステムが機能するには、まだ時間がかかるだろう。

もう少し待つべきだと、私は思っている。

だが、闇商人と闇将軍の疑惑は、行政の長の立場を考えたら、見逃してはいけないものだ。
権力者が、大金を手にしやすい構図は、万民に明らかにすべきである。
その金が、社会に健全な状態で出回るのならいいが、ただ権力を維持するために身内だけに溜め込まれた金なら、法の監視が行き届いていない場合、それは死に金になる。

そのことは、速やかに解明してほしいものだ。

もし明らかにできないのであれば、辞めていただくしかないのではないか。

疑惑に対する説明責任というのが、民主党のマニフェストにあったかどうか、私は知らない。
しかし、なかったとしても、そこは「有権者に権力を信託された政治家として」判断すべきことだろう。

でも――――――それは無理なのかな。
民主党の看板を掲げていても、自民党的な政治家として染み込んだゴマカシの体質は、抜けきれないのかな。
秘書を生け贄にする逃れの技術は、保守政治50年の長きにわたって培った「最高のテクニック」だ。
その染み込んだ体質は、簡単には抜けないのだろうな。

それは、有権者にとって、不幸だ。

だが、不幸といえば、短絡的なマスメディアを持ったことも、不幸だとはいえまいか。

「オザワは悪人」
メディアの報道は、その一方向にしか向いていない。

新聞、雑誌、テレビ、インターネット。
すべての媒体で、なぜか「検察サイド」が書いた筋書き通りに、ニュースが形づくられている。

そこには、当然あるはずの合理的な検証、分析が抜け落ちている。

「検察の言葉」は、神ではない。
「検察の行動」も、神ではない。

まだ、明らかにされていないことのほうが多いのだ。
それなのに何故、みんなが同じ方向を向いているのだろう。

冤罪が作られる構図を作り出したのは、こういったこの国のメディアの体質だ。
検察と警察という権力が垂れ流す情報を無批判に報道するだけでは、メディアの主体性を見出すことはできない。

疑惑を追及する態度は、いい。
しかし、それには権力とは別の検証が伴うべきだと、私は思っている。

検察が唱える正当性というものを、もっと吟味して報道したら、いまの「オザワ悪人」一辺倒の報道は、もう少しましなものになるのではなるのではないだろうか、と私は思うのだ。

そして、アソウ氏の時のように、言葉遣いの間違いで揚げ足取りをするのは、もうやめたらどうか。
政治家に国語力を求めてどうするというのだ。
政治家に求めることは、もっと他にあるだろう。
あれには、ニュースの価値は一片もない。

知りたいのは、ただ真実のみ。

決して、オザワ氏を極悪人に仕立てることではないと、私は思っているのだが。



2010/01/23 AM 07:26:46 | Comment(0) | TrackBack(1) | [メディア論]



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