Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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お金は使いましょう
友人が、沖縄に別荘を買った。
テクニカルイラストの達人・イナバだ。

イナバには、いつもお世話になっている。
私の姉の癌治療の費用を貸してくれたのが、彼だ。

彼の奥さんは、一昨年、亡き父親から受け継いだ株券を処理することによって、大金持ちに変身した。
だから、イナバも大金持ち。

イナバは、確実に「アホ星人」に分類されるが、彼は人の言うことを素直に聞くという愛すべき性格を持っている。

私は、彼に言った。

金持ちは、金を使う義務があるんだよ。
それが、まわりを潤すんだ。
使わなければ、日本経済はいつまでも滞ったままだ。

得体の知れない政治家という人種は、献金という名の生きた金をどう使っているのか、明らかにしない。
極端なことを言えば、闇から湧き出た汚い献金であっても、それが社会に行き渡れば、その金は生きるのだ。
流通した金は、何かを形づくり、人々のふところを潤す。

国家は、思想ではなく経済で成り立っている。
経済の根本が磐石でない国家は、国民を貧しくするだけだ。

献金結構。
それが、ちまたに大手を振って出回るのなら、それは生きた通貨となる。

しかし、自己の権力を維持するためだけに貯め込まれた、仲間内だけで使われる金は、「死に金」だ。
それは、日本社会を潤すことは、けっしてない。
それは、犯罪と言っていい。

あの世間を騒がす献金は、どっちなのだろうか?

世界金融危機のとき、トヨタが赤字を出した。
世界有数の自動車会社・トヨタは、何年も天文学的な業績を上げて、指折りの優良会社として君臨していた。
だから、私は思った。
そんな大企業が、1期、2期赤字を出したからといって、何を大騒ぎする必要がある?

それまでは、多大な利益を上げていたのではなかったか。
日本経済に顕著な貢献を果たしたトヨタは、日本企業のフラッグシップである。
その旗手である大会社の業績が落ち込んだとしても、そのときこそ、トヨタは平静を装うべきではなかったか。

「赤字は出しましたが、我が社は磐石です。
日本経済を揺るがすことは決してありません」


なぜ、そう宣言できなかったのだろうか。
メディアも、トヨタの弱気な対応に慌てふためき「不況、不況」と囃し立て、不況を煽るだけの白痴的な報道しかしないという芸のなさ。
毎度のことながら、負のベクトルを増幅することしかできない馬鹿さ加減には、呆れるばかりだ。

トヨタは、少々の赤字では、びくともしませんよ。
トヨタ自身も、メディアも、そのように鷹揚に構えていたら、社会を不安に陥れた「派遣切り」は、もう少し形態が違っていたのではないかと私は思っている。

もしも、百万円のボーナスをもらったら、8割貯金しますなんてことは言わないでください。
全部使いましょう。
使って、社会にお金を回しましょう。
それが、生きた金の使い方です。

そして、全部使っても、生活を脅かされないよう考えるのが、政治家であり、大企業であり、メディアの役割なのだ。
安心して暮らせる未来を提示しないで、悲観論だけをばら撒いていたら、いつまでも明るい日は来ない。

持てる人たちは、その財産を生かす義務がある。
ただ税金を払えばいいというものではないのだ。

だから、イナバ君。
使いたまえ。
それが、日本経済を活性化するのだよ。

資産運用なら、アパートを建てるのもいいだろう。
世界共通の価値を持つ「金(GOLD)」を買うのもいいだろう。
そして、形あるものを手に入れて、そこにお金をつぎ込むのもいいんじゃないか。

アホだが素直過ぎるイナバは、私の忠告を受け入れて、沖縄に別荘を購入した。
そして、これから月に一度か二度訪れて、生きた金を沖縄に落とすというのだ。

それは、いいことだ。
彼が落としたお金は、回りまわって日本経済を微小ではあるが、動かすに違いない。

金持ちが金を使ってくれないと、世の中は暗いままですよ。
使いましょう、使いましょう。
金を大っぴらに、ばら撒きましょう。

それが、停滞した日本を救う唯一の道です。

そして、これは厚かましい相談だということは重々承知しているのだが・・・・・。
私たち家族を、君の沖縄の別荘に招待してくれないだろうか。
(小声で)航空運賃は、もちろん君持ちで・・・。

「ああ、かみさんに聞いてみます」

え・・・、あのぉ、今のは、冗談のつもり・・・・・・・・。

う〜ん・・・・・イナバ君、キミって、いいやつだねえ。



2010/01/07 AM 08:17:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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