Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
[TOP] [RSS] [すくすくBLOG]








チョット真面目な話
その国の政権が変わるというのは、歴史的なできごとである。

ただ、今回の政権交代劇は、ドラマチックと言うほどではない。
保守から革新に変わったら、それは劇的な変化だが、「保守」という名の同じ色のバトンが、違うチームに渡っただけだ。

だから、違和感がある。

このままでいくと、ハトヤマ氏が、総理大臣になるのだろう。
そして、幹事長は、オザワ氏に決まりだという。

自民党出身の世襲議員が、古巣の自民党を与党から引きずり下ろす。
もちろん、それは政策の違いが根本にあってのことだとは思うが、「政権奪取」だけが優先された寸劇に隠されて、その違いが、鮮明ではない。

無知を承知で言わせてもらうが、ハトヤマ氏が政治家として「何をなしたか」、私には記憶がない。
有名な政治家の血を受け継いだひと、という知識しかない。
そして、オザワ氏には、党を次々に壊して回ったというイメージしかない。

それぞれ政治家としてのヴィジョンを持っているとは思うが、確固たるものが私には見えない。
オザワ氏にいたっては、党を壊すこと、選挙に勝つことが趣味としか思えない。

二人とも出身は、元田中派。
オザワ氏は、自民党で幹事長までやった人である。
自民党的なものが骨の髄まで染み込んだ派閥の出なのだ。
他に、ワタナベコウゾウ氏、オカダ氏、フジイ氏なども、同派閥出身である。

民主党は、田中派の分身ではないのか、という疑念が拭えない。

田中派の分身が、自民党から政権を奪い、新たな田中派(オザワ派)を作った。
ひねくれた見方をすると、そうはならないか。

思えば、自民党は、色々なものから守られてきたお坊ちゃん政党である。

アメリカから、守られてきた。
大マスコミ(特に讀賣、産経、NHK)から、守られてきた。
そして、本来は政権がコントロールすべき相手の官僚からも、蔑視を感じるような慇懃さで守られてきた。

そんなヌクヌクとした環境の中で、保守のシンパを増やしてきた。
50年という時が、自民党ブランドを確立してきた。

そのピークが、コイズミ氏の政権時代だった。
「郵政民営化」というスローガンは、大国の政策としては極めて矮小なものだったにもかかわらず、そのおかげで自民党は膨張した。
そして、その党の本質は、矮小化した。

矮小化した自民党は、矮小化した世襲タレント(アベ、フクダ、アソウ)の登場で、国民(無条件に自民党を受け入れてきた人々)に、「郵政選挙」の熱気を冷ます時を与えた。

世襲タレントは、いま流行りの、お●○タレントと同列なのではないか。
派閥単位で人気のある世襲タレントだけが、一国をリードする指導者になれるという現実。
その結果、たった一年で放り出された、軽すぎる総理大臣という椅子。

もう、うんざりだよ!

そんな国民の絶望感に、ひっそりと、しかし巧妙に忍び寄った、元田中派。

結局は、世襲タレント軍団から、元田中派に政権が移っただけではないのか。
私の居心地の悪さは、そこから来ているのだと思う。

ただ、何もしていないうちから、「期待できない」という意見に与(くみ)するのは、ひねくれものとしては、同意しがたい。

「新人の集まりで、政治ができるのか」
「自民党の方がよかったよ」

コイズミの子どもたちだって、議員としては、ヒヨコだった。
それでも、数を恃みにして、彼らは政治家ごっこを始めた。
(何をしたかは、覚えていないが)

歪んだ郵政選挙の後、熱気に浮かされて「ごっこ」を黙認した、ブームに乗っただけのコイズミ信者。
その人たちが、新しい政権に対してアンチになる心情は理解できるが、次の予算を上げて、それを実行するまで待つのが、「賢い大人」というものである。

コイズミの子どもたちと、それを受け入れた人たちは、ぶっ壊された自民党の責も負うべきだ。
その清算が終わらないうちに先を占うのは、まったく当たらないプロ野球ペナントレースの予想順位と同じで、ただ単に責任放棄が前提にある「外野スズメ」の雑音に過ぎない。

やったことがないのなら、やらせてみる。
たとえ民主党が元田中派が権力を握った政党だとしても、彼らは田中派から身も心も離脱したのだと、とりあえず思いたい。
新しい国を作るためのヴィジョンを、抱えきれないほど手にしていると思いたい。

ただ、民主党、自民党を含めて、様々な献金疑惑があるが、それは大きな掃除機で吸い取ってもらいたいと思う。
権力を握ったら「チャラ」では、数ヵ月後に同じような「政権交代劇」が起きても、不思議ではない。
自民党に恩を売ることしか考えていなかった検察がどう出るか、楽しみだ。

私は、2大政党制は、健全な野党と選良を育てると思っている。
コイズミの子どもたちが、下野して健全な野党を作り上げたら、この4年間は、無駄ではなかったことになる。

ただ、品性下劣なメディアが唱えた「コイズミチルドレン」が、今回「オザワガールズ」に衣裳替えしたが、この下劣さにメディアが気づかない限り、これからも彼らが政権にまともな評価を与えるのは無理だろう。
下劣なメディアは、当選議員の過去を暴き立てて、得意の絶頂に思えるが、そんな下劣さが、軽い議員の座を作ることに、彼らは永遠に気づかない。

コイズミチルドレンの親方は、品のない含み笑いを残して、とりあえず舞台から消えた。
横須賀で、いかにも軽くて薄い殻を破ったヒナがいたが、私はそのヒナを長い目で見守りたいと思う。

新人は、新人。
ヒトは、ヒト。
そして、政治家も、ヒト。

ヒトは、産まれてから、立ち上がって歩くまで、時間がかかるものだ。
生後半年たって歩かないからといって、赤ん坊を責めるやつはいない。

いや・・・・・、いるかもしれないな。
悪意ある親戚どもは、「あの嫁が悪いのよ!」「あんな育て方じゃ、先が知れてるよ!」「俺が、歩き方を教えてやる!」と、自分に責任がないのをいいことに、騒ぎ立てるかもしれない。

我が家に、昨年の11月から生息する異星人は、「鳩ポッポ! 早く●●! ●●だら、焼いて食ってやる」「オカダは、イオンでぼろもうけ! イオングループ、○○れちまえ!」などと、選挙後ヘビーローテーションで歌っている(彼女は、ある政党の盲信的な支持者なので)。

●●○○のところは、露骨な表現なので、伏せさせていただきます。
なお、オ▲ワ氏に関しても歌っているのだが、あまりにも悪意に満ちているので、今回は掲載を見送らせていただきます。
(ただ、それは西■建設の献金問題を歌っているので、評価できる部分もあるが)

私の身近にいる悪意にまみれた生物。

皆さまは、くれぐれもこのようには、なりませぬように。



2009/09/14 AM 05:12:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



(C)2004 copyright suk2.tok2.com. All rights reserved.