Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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ふたたびの太もも
以前書いたブログが、不評だった。

それは、これだ。

「こんなのブログに書くことじゃないだろう」
「品性のかけらもない! 読んでいて悲しくなる」
「いったい何を伝えたかったんだ! 意味不明じゃないか」

その日のうちに、ごもっともなご意見を友人たちからいただき、ふてくされていたのでございます。

なんて、ヒマな奴らだ!
この激動の時代に、こんなブログごときに憤るなど、正気の沙汰とは思えない。
反省するのは、おまえらの方だ!

もし今、百年に一度の不景気が訪れたらどうする?
ワインと一緒に風邪薬を飲んで、呂律が回らなくなる大臣が出てくるかもしれない。
もしかしたら、世界でも有数の自動車メーカーが、大幅な赤字を出す日が来るかもしれない。
時の内閣総理大臣の支持率が10パーセント前後になって、政府が国民からそっぽを向かれる日が来るかもしれない。
元首相と現首相の醜い争いが起こるかもしれない。
派遣切りやネット難民が増え続け、雇用の不安定な時代が来るかもしれないのだ。

そんなときに、ひとのブログを読んで「エロオヤジ!」と罵声を浴びせるヒマなどあるのか。
ないだろう、普通は!

心の中で毒を撒き散らしながら、桶川の得意先に初稿を届けに行った。
そして、言われた。
「ああ、太ももエロフェチジジイだ!」

太ももエロフェチジジイ?

なんて素敵なネーミング。

言うんじゃなかった。書くんじゃなかった・・・・・。
今さら後悔しても遅いが。

太ももエロフェチジジイが出した初稿を担当のフクシマさんは、気に入ったようである。
「ああ、いいんじゃないですか。俺の思ったとおりですよ。これは、気に入ってもらえるんじゃないですかね」

フクシマさんが珍しく褒めたので、麻生久美子似もテーブルまでやってきて、プリントを見た。
今日は、平日なので、常識的な格好である。
けっこう、けっこう。

いや、正直言うと、太ももエロフェチジジイは、少しは期待しましたけどね・・・・・(落胆)。

「ああ、優しくて温かい仕上がりですね。これは、手作りのパン屋さんのイメージにピッタリだわ」
そう言って褒めてくれたが、太ももは見えない。
消化不良・・・・・。

「ありがとうございます、太ももエロフェチジジイさん」と言って、フクシマさんがご褒美に一番搾りをテーブルの上に置いた。
太ももエロフェチジジイは、沈み込みそうになる心を抑えながら、ビールを飲んだ。

喉を通りすぎる爽快感。
上品な苦さ。香り。飲み終えたあとに、口の中に残る微かな刺激。
それだけで、私の心は満たされる。

もう、どうでもいい。
太ももエロフェチジジイ、と言われてもいい。
エロオヤジ、と言われてもいい。
1本のビールさえあれば、満足だ。

そんな爽快な思いに浸っていたとき、この会社のもう一人の女事務員が、荷物を抱えて帰ってきた。
そして、私の顔を見るなり、こう言ったのだ。

「あら、太ももエロス。来てたんですかぁ〜」

太ももエロスは、さすがに、ちょっと・・・・・。


2009/02/20 AM 09:48:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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