Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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割り箸を使うとヨメの眉間の皺が深くなる
最近、ものがよく失くなる。

たとえば、箸、スプーン、フォーク、レンゲ、しゃもじ・・・。

我が家では、これらのものは、すべて木製である。
そして、これらすべてが、100円ショップで買ったものだ。

木製と言っても、箸は割り箸ではない。
5本セットで100円という安っぽいものを使用しているが、使い捨てではない。
これは、先端部分に溝が掘られていて、麺類などが食いやすくなっている優れものだ。

安いつくりだが、丁寧に使えば、半年は持つ。
スプーンやフォークなどは、3年以上もっていた。

しかし、昨年の11月からこれらが頻繁に失くなるようになったのである。
気がつくと、その本数が一本二本と減っていた。

謎。

そのたびに、100円ショップに行って、不足分を買い求める。
我が家では、100円ショップに費やす金額が、それまで月に1500円程度だったが、昨年の11月以降は時に4千円を超えるようになった。

なんとなく原因は想像がついたが、私は「まあいいか」と思っていた。
ヨメが気づかなければ、すべては平穏無事に通り過ぎていくだろう、と甘い考えを持っていたのだ。

しかし、とうとう気づいた。
ヨメは、無頓着なほうである。
たとえば、我が家の米がどれくらい残っているか、調味料の類やシャンプー・リンスが足りているかなどは、彼女は何年も心配したことがないはずだ。

米は、当然のように米びつに存在するし、しょう油や油が切れたことは一度もない。
リンスもいつの間にか補充されている。
浄水器のカートリッジもいつの間にか新しくなっているから、いつでも旨い水が飲める。
それを疑ったことなど、ないはずである。

しかし、パソコンの家計簿を見て、彼女は気づいたのだ。
なぜ、毎週同じように箸を買い、スプーンやレンゲを買うのか。
それは木製だから、ある程度は長持ちするはずではないか。
我が家は、大家族ではないのに、なぜこんなにも頻繁にそれらを買い求めるのか?

なぜ、と問われても私には答えようがない。
推測は成り立つが、それは私が言うべきことじゃない。

だから、私は「なんでかね?」と、とぼけた。
「足りなくなったから、買ってくる。そうしないと、飯が食えないからね」

私の珍しく投げやりな口調に、ヨメは「あ!」と言ったあと、黙り込んだ。
眉間に皺がよっている。
おそらく、私と同じことを考えたようである。

3ヶ月ほど前から、義母が我が家に一時滞留していることは、何度か書いた。
その義母は、東京三鷹で一人暮らしをしていたが、糖尿病が悪化したので、我が家にしばらくいることになったのである。
偏食家の義母は、一人暮らしのとき、バランスのいい食事を取ってこなかった。
ほとんど肉しか食わず、肉を食いすぎると、二日以上食事を抜くこともあった。

ようするに、気まぐれなのである。
そして、食事に気を使わない義母は、食器にも気を使わなかった。
お皿は使い捨ての紙製。スプーンやフォークはペラペラのプラスチック製。箸は割りバシだった。

そして、義母は、食事をし終わると、食器類をまとめてゴミ箱に捨てる習慣があった。
彼女は、それを我が家でも実践していたのだ。

義母は、食事を一人でとる。
我が家では、リビングにだけテレビがあって、彼女はテレビなしでは生活できない人だったから、我々はテレビのチャンネル権を義母に譲った。
そして我々4人は、義母が好んで見る番組を見る習慣がないので、食事は別の部屋でとる。
だから、我々は、義母の食事の後の行動を把握していなかったのである。

先日、ヨメが、義母の行動を監視した。
すると、義母は食事の後、箸やレンゲをまとめて掴むと自分の部屋にこもったのだ。
後でヨメが確認してみると、臨時のゴミ箱として使っている段ボール箱に、今までの食器類が束になって捨ててあった。

だから、彼女が食事をするたびに箸やスプーンがなくなっていたのだ。そして、時にしゃもじも。
陶器の皿は、さすがに捨てる気にはなれなかったようだが、木製のものは「割り箸感覚」で平気で捨てていたのである。

「しかたないわね。母には、割り箸を使ってもらいましょう。スプーン・フォークも厳禁にしましょ」

我が家では、お客が来ても、割り箸を出すことはしない。
お客様用の見栄えのする箸があるのでそれを出す。
だから、割り箸を使ったことがない。

子どもたちも「環境によくないからね」と、外で食事をするときも「マイ箸」持参である。
それが、我が家のポリシーだった。

100円ショップに毎月4千円の出費は、家計に響く。
今回は、方針を変えざるを得ないだろう。

ヨメの眉間の皺が深い。
この件に関して、彼女は私に文句を言うことができない。
だからなおさら、皺が深くなるのだろう。

「まさか、割り箸を使うことになるとは・・・・・」

皺が、さらに深くなって・・・・・コワイ。


2009/02/13 AM 10:14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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