Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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カラーレーザープリンターが無料で
エプソンのプリンターが、死んだ。

店頭展示品を格安で手に入れて7年。
出力はされるが、紙はクシャクシャになるし、スジは入るし、トナーは満タンに近いのに、マゼンタとイエローがにじんでブレるし、ひどい症状である。

購入して1年過ぎたときに、具合が突然悪くなり、修理に出したことがある。
直って帰ってきたが、修理代があまりにも非常識な額だったので、それ以来故障しても自分で直すことにしていた。

ドラムの交換は1回。
それも新品ではなく、秋葉原のジャンクショップでバラされて売っていたものを4200円で買って、自分で交換した。
ローラーも同じジャンクショップで、型番は違っていたが、形が似ていたので買って取り付けたら、何ごともなく使えた。

そんな風に、手塩にかけて育てたプリンターだったが、今回のは制御部分の故障だと思うので、私が直すのは無理だと思う。
また、たとえ修理に出したとしても、おそらくメーカー側に部品は残っていないだろう。
永眠させてやった方が、「優しさ」というものかもしれない。

我が家には、他にA3対応のCANONのインクジェットプリンターがある。
これも古い。おそらく、使用年数6年以上。
今どきのインクジェットと比べたら、音はうるさいし、遅いし、でかいし、色は荒いし、いいところは一つもない。

だが、色を確認するだけだったら、これで十分である。
レーザープリンターで色を確認したかったら、近所の印刷会社まで行って、プリンターを借りればいいだけの話である。
それで、とりあえず不自由はしない。

だから、新しいレーザープリンターはいらない。
金もないし・・・・・。

ふん! いるもんか・・・・・(涙目)。

そんなことを思っていたら、近所の印刷会社の社長から、抜群のタイミングでいい話が舞い込んできた。

「Mさん、新品のレーザープリンターあげるよ」
「?」(夢?)
「聞いてるの? レーザープリンター、新品なんだよ!」

私は、思わず周りを見回していた。
まさか、隠しカメラで、社長が我が家を監視していたなんてことは・・・。

「Mさん、俺、怒るよ! 本当に、聞いてるの!」
ここで、社長を怒らせたら、せっかくのいい話が逃げていく。

私は、声を張り上げた。
「はい! いただきます! いただきます! ごちそうさまでした!」
この社長は、この手のボケが好きなので、軽くボケておいた。
すると、思った通り、社長は「グヒャヒャヒャヒャァ〜!」と笑いを炸裂させて、むせた。

私は仕事を中断し、自転車をすっ飛ばして、新品のプリンターを拝みに行った。
プリンターは、大きな箱に入れられたままの状態で、私を待っていた。
X社のカラーレーザープリンター。A3対応の新品だ。

でも、本当にいただいてもいいのだろうか。
このレーザープリンターの価格は知らないが、最低でも、我が家の食費半年分くらいはするのではないだろうか。

米に換算すると、何キロ分だ?
小麦粉何キロ分? ジャガイモ何個分? 豆腐何丁分? 卵何個分?(きりがない)。

そんなものをただでくれるなんて、何か悪い魂胆があるのでは?

そんな疑念が、私の顔に出たのかも知れない。
社長は、「俺は嘘はつかないよ。これ、本当にMさんにあげるからね。無条件でだよ」
この社長とは、10年以上の長い付き合いになるが、この時ほど、社長が大きく見えたことはない。

聞いてみると、X社の大型プリンターを機種替えしようとしたのだが、X社側の都合で、納期が4日遅れてしまい、そのお詫びにこのプリンターを置いていったのだという。
社長は、「無料」と聞いて、一応喜んだが、よく聞くとウィンドウズ専用のプリンターだった。
社長の会社に、ウィンドウズのPCはあるが、ウィンドウズからデータを出力することは、まったくない。
要するに、持っていても使い道がない。
だから、私にあげる、という気になったというのである。

私の場合は、ウィンドウズ専用でも、まったく構わない。
Macのデータをウィンドウズのマシンに送って、ウィンドウズのイラストレータで出力すれば、結果としては同じである。
データの作り方が多少違ってくるが、遅いインクジェットプリンターを使うよりは、確実に能率はいいはずだ。

早速、知り合いに小型トラックを借りて、プリンターを我が家に運んだ。
セッティングは、簡単だった。
LANで繋げて、ウィンドウズから出力した。
永眠したエプソンのプリンターと比べると、きめ細かさは劣るし、配色が不自然だが、ぜいたくは言わない。
言ったら罰が当たる。

それに、一つ嬉しい発見があった。
実は、Macでも使えたのである。
10.39以上のOS限定だったが、我が家のG3マック(800MHzのアクセラレータ装着)に入っているのは、ジャスト10.39だった。

これで、イラストレータCSから直接データを出力できる。
これなら能率も、悪くない。

世の中、捨てたもんじゃない。
貧しく正直な働き人に、天が下されし、感光体ラップ転写式多色印刷機。

ありがたや〜、ありがたや〜。

夜、印刷会社の社長からの電話。
「どう? 使えた? しかし、よりによって、ウィンドウズ専用のプリンターを置いていくなんて、ゼロックスも気がきかないよねえ。印刷屋はウィンドウズなんて使わないのにねえ」

「そうですよねえ。本当に困ったもんです。ウィンドウズ専用なんて、まったく・・・」
(ヘッヘッヘッヘッ・・・)


★ありがたい人は、CG「カラオケ自転車」


2008/04/02 AM 07:39:41 | Comment(3) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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