Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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ちっともワイルドではない
明け方4時まで仕事をしていた(病み上がりなのに)。

今回の風邪は、熱は一日で下がった。
いまは、鼻水だけが出る状態だ。

ズルズルズル・・・ズズズズ・・・・ズルズルッ・・。

鼻水のほかに不快な症状はない。
この程度の風邪で寝込むほど、私の身体はヤワではない。
俺はワイルドなのだ、と少し気取ってみる。

ただ、私以外の人間は、「おまえの身体は、ただ単純にできてるだけだよ」と口を揃えて言う。
いいじゃないか。
単純イコール、ワイルドだと思えば(頭の中もワイルド、つまり単純)。

いま、頭も身体もワイルドな男は、単純に眠い。

しかし、この時間は、少し中途半端である。
これから眠ったとしても、6時に起きて、息子の弁当や家族の朝飯を作らなければいけないから、2時間しか寝られない。

いまは眠いのを我慢して、家族を送り出してから眠った方が、いい睡眠が取れる。
だから起きていよう、と思った。

しかし、何をして時間を潰せばいいかと考えた。
ずっとパソコンの画面を見つめっぱなしだったので、もう目を使うのはやめたい。

本や雑誌の類は読みたくない。
横になって身体を休めたら、確実に寝てしまう。
かといって、身体を動かすのも億劫である。
どうすればいい、と考えた。

半身浴でもするか、と思った。
半身浴なら、眠くはならないのではないか。
ということで、半身浴をすることにした。

浴槽には、昨晩入ったままのお湯が張ってあるので、それを半分ほど抜いて「わかすボタン」を押した。
設定温度は、43度。
我が家では、普通の風呂の場合は39度の設定だが、半身浴は熱い方がいいと勝手に解釈した。

10分後に沸いた。
まず、発泡酒缶を手に持って湯船に入る。
上半身までお湯は来ていないから、当然のことながら、上半身が寒い。
そこで、厚手のバスタオルを肩に羽織ってみたら、それほど寒さを感じなくなった。

その状態で、350缶の発泡酒を一気に飲む。
疲れた身体に、炭酸が染み渡って、力が抜ける。
至福の時である。
発泡酒をこんなにも美味く感じられるのなら、毎日徹夜してもいいかな、と思う。

バケツには、氷を大量に入れて、発泡酒2缶と日本酒の5合入り紙パック、烏龍茶を浮かべてある。
それを全部飲むつもりはないが、少しずつ味わっていこうと思っている。
つまみは、もらい物のキムチだ。
これはかなり辛いから、眠気覚ましにもなる。

仕事のことは、すべて頭から追い出し、煩わしい雑念はシャットアウトして、ただひたすら酒を楽しむことだけを考えた。
お湯がぬるく感じてきたら、また「わかすボタン」を押す。

発泡酒を飲む。
2本目は、ゆっくりと飲む。
30分も浸かっていると、こめかみあたりから汗が流れ出してきた。
暑い、という感覚はないが、身体の奥から温まっているという感じはする。

日本酒を飲んでみた。
胃が温かくなる。そこが、発泡酒と違うところだ。

紙パックをラッパ飲みしながら、「俺って、ワイルドだな」と言ってみる。
浅野忠信を意識して、少し照れ加減に無精髭をさすりながら、ぶっきらぼうに呟く。

完全なバカである。

汗が全身から噴き出してくる。
肩に羽織ったバスタオルは、もういらない。
丁寧に畳んで、浴室のバーにかけておいた。
ちっともワイルドではない。

3本目の発泡酒を飲んだ。
飲み終わった発泡酒の缶を浴室の縁に、向きを同じにして綺麗に並べてみた。
3本綺麗に並んでいる。
ちっともワイルドではない。

キムチを食べ、日本酒を飲む。
ときどき、烏龍茶を飲む。
このキムチがなくなったら、半身浴をやめようと思っていた。

キムチの瓶が空になったのが、午前5時40分。
日本酒はまだ半分以上残っていたが、無理に飲み干さなくてもいいだろう。

汗まみれになったので、身体にかけ湯をして、丁寧に拭いた。
そして、脱衣場で、身体を拭いていたとき・・・、

「おい、いま何時だと思っている! 酒臭いな! キムチ臭いな! バカかおまえ!」

娘の声に、跳び上がらんばかりに驚いて、一瞬頭が真っ白になった。鳥肌が立った。

ちっともワイルドではない。


2008/02/14 AM 07:05:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | [日記]



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