Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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ヒマな主夫
貧乏くさい話をしたいと思います。

先月の食費が2万円を切った。
4人家族の平均的な食費がいくらなのかは知らないが、これは我が家としては画期的な数字だ。

それも、2万円を大きく切って、1万7千円である。
正月なのに、これだけの食費で抑えられたのは、奇跡と言っていい。
ちなみに、昨年の1月は、3万7千円だった。
半分以下の出費である。

しつこく言うことをお許しください。
これは、奇跡だ!

ただ、節約はしたが、それほど貧弱な食事は出さなかったはずである。
高校2年の息子が大好きな肉料理は毎日出したし、食卓に4品以上の料理は、必ず並べた。
たとえば、餃子、野菜炒め、麻婆豆腐、あんかけ焼きそば、などというように。

息子の弁当には、ハンバーグや豚肉の生姜焼き、アスパラ、ニンジンの豚肉巻きなどを必ず入れた。
コストは下げたが、品質はそれほど落とさなかった。
アメリカにおける日本車のような理想的な経済性。

米は、あきたこまち1俵をグループ買いした。そのうちの15キロが我が家の分。5千円弱だった。
贅沢を言わなければ、味はこれで十分。
牛豚挽肉は、特売の時2キロを1100円で買って、200グラムずつに分けて冷凍保存しておいた。
これは、ハンバーグ、ロールキャベツ、ピーマンの肉詰めや肉団子に使う。

小麦粉は、中力粉を2キロ特売で買って(1キロ98円!)、うどんを打った。
20食分の大変コシのあるうどんができた。これも1食分ずつ冷凍しておく。
我が家の二人の子はうどんが大好きで、温かいもの、冷たいもの、鍋、焼きうどん、あんかけうどん、カレーうどんをローテーションで回せば、飽きずに「うめえ!」と言って食べてくれる。

あとは1缶69円のトマト缶を10個買って、ピザソースを作ったり、クラムチャウダー、トマト鍋などに使う。
最後にトマト鍋の残りに、パスタを入れて食べるのが家族に好評で、冬は週に1度はこれをやる。

たまに一丁19円で売っている豆腐は、10丁まとめて買う。これは、麻婆豆腐の他に、ハンバーグや豆腐ステーキ、プリン風デザートにする。
余ったら、豆腐を冷凍して、凍み豆腐にし、唐揚げにする。これは娘に好評だ。

15円で売っているもやしは、野菜炒めのほか、ハムと和えてサラダにしたり、オムレツに入れたりする。油揚げ、スパゲッティと組み合わせてペペロンチーノ風にすると、結構オシャレである。

5袋138円で売られているインスタントラーメンは、豚バラ肉をチャーシュー風の味付けにして、ネギを大量にのせれば、ボリュームタップリのラーメンになる。

ネギは、近所の無人販売所で泥付きのやつを大量に買って、10センチくらいにカットして冷凍保存しておく。
これは、主菜にも薬味にも使えるから便利である。

カレーは直径38センチの大鍋で20皿分を一気に作り、小分けにして冷凍保存しておく。
これは、カレーライスはもちろん、うどん、鍋、スパゲッティ、カレーパン、ドリア、グラタンにも使える。

ただ、今回は、ラッキーだった面もある。
昨年の11月に友人が送ってくれたパスタと乾麺が、少し残っていた。
調味料も買い置きがあったので、調味料やパスタなどを買い足すことがなかった。
これが大きかったと思う。

私の場合、食材は安さを優先するが、調味料にはこだわる。
私は、高い食材を使えば、誰でもそれなりのものを作れると思っている。
高い食材を揃えられない貧乏人の私は、だから調味料にこだわる。
塩、油、酢、しょう油、味噌、ソース、マヨネーズ、料理酒は、自分で納得のいったものだけを買う。
これらは、まとめて揃えると1万円を超える。

今回はこの出費がなかったのが大きい。
だから、食費を抑えられたのだと思う。
逆に言えば、調味料も安いもので我慢すれば、毎月の食費はかなり抑えられるのだが、そこまでやると自分が惨めになる。
味もかなり落ちる。

そこにだけは、こだわりたい。

しかし、今回の食費ひと月1万7千円という結果は変わらない。
見事である。

よくやった!
すごい!

誰も褒めてくれないので、自分で褒める。

「オレって、天才だな」
パソコンの家計簿を見ながら、一人つぶやいていると、娘がひとこと。

「おまえは、ヒマな主婦か!」

違う! 主夫だ!


  *.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*

と、料理ネタを書いたところで、例の「冷凍餃子」のお話。

中国野菜が農薬まみれだということは、以前メディアが報道していたので、多くの人がご存知のはず。
中国の食が「あぶない」ことを今さらコメンテーターに聞いても、同じことの繰り返しにしか聞こえない。

現実的にどうしたらいいのか、を中心に議論していただきたい。
「あぶない」を何万回言うよりも、冷静に対処方法を提示してほしいものである。

私は、「食は万人に対して安全であるべきだ」と思っている。
だから、「国も食品会社も、国民や購買者に、安全を保証する義務がある」と思っている。

それが税金を払う意味であり、購入するときの対価の意味である。
安全でない食料を輸入したり売ったりすることに平然としていられる国や会社に、対価を得る権利はない。

だから、疑わしきものは、輸入してはいけないし、売ってはいけない。
そして、対価を得ている以上、完璧に安全な状態を作るべきである。
いま、中国の食が安全でないというのなら、安全が確認できない食品は輸入を止めるべきだ。
少々意味は違うだろうが、狂牛病問題のように。

「食は、万人に対して安全に」
それを徹底しなければ、今回のような事件は、これからも起こるに違いない。


少々話がそれますが、テレビニュースを見ていたら、コメンテーターが、「昔はみんな手作りでしたよ。冷凍食品なんかありませんでしたよ! 冷凍食品に頼りすぎるのはいけない」と言っているのを聞いた。

その意見は、かなりピントがずれている、と私は思う。
確かに、昔はそうだったろう。
しかし、食環境が昔と今ではまったく違うのだ。

今の時代には、冷凍食品を使わざるを得ない人が、沢山いるのだ。
冷凍庫の機能も格段に向上した。
つまり、時代が違うのですよ。

冷凍食品に限らず、食の安全を議論しなければいけないのに、なんで「昔は手作りで、よかった」という発想になるのか、私は理解に苦しむ。
手作りは、確かに理想だろうが、料理を手作りできない環境の人は、これからも増え続けるだろう。
もっと現実を見ていただきたい。

そんなピントのずれたことを言うコメンテーターが、テレビ局の食堂で、冷凍物のチャーハンやハンバーグを食っていたとしたら、少し笑えますが・・・。

さらに、余計なお話。
我が家は、料理はすべて手作りである。
自分の作ったものを冷凍はするが、冷凍食品は「フライドポテト」しか買わない。

それは、ただ単に自分ですべて作った方が安上がりだから、そうしているに過ぎない。
もし我が家に経済的な余裕があったら、きっと(中国産と確かめずに)冷凍食品を買っていたことだろう。
だから、今回の事件は他人事ではない。
(ちなみに、我が家は貧乏ですが、いくら安くても中国産野菜は買いません)

食は、万人に対して安全に。
くどいようですが、我が家では、それを徹底しております。
ただ、賞味期限切れ、消費期限切れは、平気で食います(自分の鼻と舌を信用して)。

でも、疑わしきものは、家族には出しませんよ。
私が食うだけです(念のため)。


2008/02/03 AM 08:40:38 | Comment(7) | TrackBack(0) | [料理]



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