Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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NHKの受信料
WEBデザイナーのタカダからまた電話がかかってきた。
このところ、ほとんど毎日である。
仕事の話ではない。

最近は、仕事の電話よりも、タカダからの相談の方が多い場合がある。
まるで、恋愛相談室である。

私は恋愛経験が貧弱なので、毎回適当なことを言って誤魔化している。
ただ、昨日の夜の電話は、恋愛相談とは少し違っていた。

「Tさんのお父さんがNHKに勤めているって聞いて、オレ慌ててNHKの受信料払いましたよ。もう一年以上払ってなかったんで」

おそらく、一連のNHKの不祥事に便乗して、払わないでいたのだろう。
私の知り合いにも、そういうやつが多い。
不祥事と不払いは関係ないと思うが、みんながやっているのだから、「俺も俺も」という集団心理が働くのだろう。

「たとえば、これがNHKでなくて、NTTドコモauSOFTBANKが不祥事を起こしても、君は通話料は払わないかい? 電話やインターネットが使えなくなるけどね」
「いや、それは困りますねえ。電話を止められたら、仕事にならないですよ。払います払います!」

NHKの場合、個別の家庭に対して電波を止めることはできないので、受信料を払わなくても、ユーザーには実害はない。
困るのは、NHKだけだ。
だから、不払い運動が起きるのである。

不祥事は、あってはならないことだが、ごく一部の人間がしたことである。
その一部分だけを取りあげて、「すべてがけしからん」と言うのは乱暴すぎないだろうか。
これは根本的に、不払いで済む問題ではないと思うのだが。

「師匠は、受信料、真面目に払っているんですか?」
私は公共放送は、大地震が起きたときや大災害が起きたとき以外は、まったく見ない。
私の生活の中では、NHKをほとんど必要としていない。
生活感がまったく感じられないアナウンサーの口調を聞いていると、テンションが下がる。
NHKのアナウンサーは、人生がつまらないものだ、ということを見事に教えてくれる存在である。

「いいかい、人生なんて取るに足らないものだよ。つまらない人生だって、立派な人生だ。革命なんか起こしちゃ駄目だよ。政府に逆らったりせず、羊のようにおとなしく生きることが、あなたたちの人生なんだ。決して欲を持ったりしてはいけませんよ」
悟りきったアナウンサーの口調には、そんなメッセージが込められているような気がする。

ウザイ!

だが、NHKのBS放送は、よく見る。

海外のスポーツやコンサート中継などを見るためである。
外国のスポーツ中継は楽しい。
中継するスタッフが、スポーツを愛しているのが、よくわかるからである。
アナウンサーの馬鹿げた絶叫もないし、カメラが捉える選手の表情もいい。
選手の表情を、色々な角度から逃さず映し出しているところがスゴイ、といつも感心して見ている。

それに対して、日本のスポーツ中継は、「スポーツなんて、かったるい!」と思って学生時代を過ごしたような、青っちょろい人間が作っているのが見え見えで、スポーツに対しての愛情がまったく感じられない。
小手先の理屈や理論だけでまとめているので、日本のスポーツ中継からは、スポーツの本質が見えてこないのである。

アナウンサーは、ボキャブラリーが不足しているのを、声のでかさで補おうとしているから、ただうるさいだけである。
解説者は、いつもその場しのぎの解説しかしないし、滑舌が悪いので、年寄りの愚痴にしか聞こえない。

「ああすれば良かった、こうすれば良かった・・、私の若い頃は、ああだった、こうだった・・・・・」

耳を塞ぐのも面倒臭いので、見ないようにしている。

しかし、NHKのBSは、海外の良質なスポーツ中継を買い取って見せてくれるので、それに敬意を表して、私は受信料を払っているのである。

ビッグアーティストのライブなども、BSの場合は、余計な演出がないので、気に入っている。
民放のライブ中継は、下手な演出が見苦しいので、見る気がしない。
これもきっと、中継スタッフが、音楽を愛していないからだろう。

「愛、ですか? 師匠の口から、愛なんて言葉が出るなんて思いませんでしたよ」
「大塚愛、福原愛、飯島愛、上村愛」
「あのー、それ、上村愛子じゃないんですか」

「君には、師匠に対する『愛』はないのか!」

「・・・・・」


2007/07/06 AM 07:08:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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