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● イオスキス君とキャメディア君 |
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キヤノンの一眼レフのデジカメが、ピントがまったく合わなくなった。 そして、シャッターも降りなくなった。
要するに故障した。 3年間で3回目の故障である。 故障箇所は毎回同じだ。
つまり、1年に1回、同じ箇所を故障していることになる。 それほど酷使しているわけではない。 多いときは、商品画像を400点くらいまとめて撮るが、撮らないときは1ヶ月以上間があくことがある。
ただ、使っていないときでも、ほったらかしにはしない。たまに電源を入れる。 被写体に向かって、ピントを合わせたりもする。 メンテナンスも、頻繁ではないが、している。 充電の量を見て、お腹が減っているようなら、電気を腹一杯食わしてやる。 使わないときは、お煎餅の入っていた大きなアルミ缶に緩衝材を何層も敷いて、そこに保管してある。
かなり大事に使ってやっているのだ。 しかし、このお坊ちゃんは、体が弱いようである。 年に一度ストライキを起こして、「休みたいよ〜!」と言わんばかりに、その活動を停止する。
これが人間なら「我がままで、使えねえヤツ!」という烙印を押されるが、キヤノンのイオスキス君は澄ました顔である。 十日もすると、悪びれもせずに戻ってくる。 イオスキス君を治療した医者は、多額の治療費を請求するが、いつも澄ました顔で治療費を受け取りやがる。 まるで、治してやった、と言わんばかりの態度だ。 延髄斬りをお見舞いしてやろうか!
これは、横浜アリーナの浜崎あゆみコンサートのチケット代が飛んでしまうほどの出費である。
あゆ好きの息子を驚かそうと思って、こっそり貯めていた金が、こんなことで消えてしまうなんて。 サプライズが台無しではないか!
今回も、ライブ盤のDVDを買うことで、我慢してもらうしかないのか。 オヤジの威厳は、どうしてくれる!
といっても、威厳など元々ないのだが………。
イオスキス君の代わりに活躍したのが、オリンパスのキャメディア君である。 キャメディア君は、200万画素という今ではおもちゃのようなスペックしかないが、頑丈な子である。 彼は、我が家にやって来て、まる6年になるが、一度も病気にかかったことがない。
スマートメディアという、ほとんど化石になったメディアしか食わないので、将来性はまったくないが、彼は働き者である。 光学10倍ズームという得意技があるから、スナップ写真ではかなりの威力を発揮する。
娘のピアノの発表会や運動会などは、これで撮ることにしている。 レンズが明るいので、一眼レフのイオスキス君より、シャープな画像になる場合がある。 キャメディア君で気をつけるのは手ぶれだけだ。 手ぶれにさえ気をつければ、400ミリ近い望遠の威力が実感できる。 アップで娘の表情をうまく捉えることができたときは、感動ものである。
今回は、バラエティショップの商品を20点撮影したのだが、画質はなかなか上品で落ち着きがある。 明るい部分にノイズが少々見えるが、フォトショップで修正すれば、充分に使える。 イオスキス君ほどの奥行き感はないが、光源の調節をうまくやれば、ある程度の立体感は出せる。
キャメディア君は、まだまだ現役で十分やっていけるだけの実力を持っている。 この発見は、私にとって、かなり嬉しいものだった。
イオスキス君の画質には、満足している。 最近では、これ以上のハイスペックを持った一眼レフが市場に溢れているが、商品撮影だけに使うなら、これでまったく不足はない。 どぎつさのない抑えめの色調が私好みである。
高額な契約金で獲得したイオスキス君を使わなければもったいないので、これからもフォワードとして使う予定である。 そして、タフなキャメディア君は、いざというときのスーパーサブとして使っていこうと思っている。
頑張れ、オシムジャパン! いや、イオスキス&キャメディア!
どうでもいいことだが、イビチャ・オシムの記者会見での、焦点をぼかした答弁は、東北楽天の某カントクのイジイジ・ネチネチと同類のように思える。 自己顕示の方式を、ねじ曲げて覚えてしまったのではないかと思えるほど、不必要なくらい自己が肥大していて、鬱陶しい。
揚げ足を取られることを怖れているような会見は、政治家の答弁のように、ことごとく言葉が死んでいた。 小心者の自己主張ほど、聞き苦しいものはない。
なるほど、ひまわりでなく、月見草だな、と思った。 ジーコは、花弁を開くのを忘れたひまわりだったが……。
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2007/03/26 AM 07:12:10 |
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