Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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バラード嫌い
26日締切の仕事も無事終わり、あとは56頁のカタログを残すだけとなった。
これは商品の数が多いので、時間が空いたときにデジカメで撮影していたが、まだ110点ほどが残っている。
担当者の話では、全部で406点あるらしい。つまり、4分の3は撮り終わったということだ。

撮影が終わったら、これを全部Photoshopで切り抜いていく作業が待っている。
これが面倒だ。単純な作業だから、やっている間に眠くなる。
なるべくテンポのいい音楽をかけながらやると、多少効率はいい。
この種の仕事をするときは、Destinys Childや、初期のDeep PurpleWeather Reportなどがいつも流れている。
あるいは、倖田來未のアップテンポのものだけをチョイスして流している。

こういう時は、あまりバラードは合わない。
マウスの滑りが悪くなる。
元々あまりバラードが好きではないので、余計能率が落ちる。
アップテンポの曲の中に、アクセントの一つとしてバラードがあるのならいいが、バラードだらけだとイライラしてくる。

もったいぶった詞に思い入れタップリのメロディを載せて歌われると、鳥肌が立つ。
小学校五年の私の娘は、私の影響を受けているので倖田來未をよく聴いている。
彼女は、倖田來未のバラードがいたくお気に入りだ。

ウットリとした顔で聴いている。
「うまいなあ、ホントに」とため息さえつく。
BoAも、歌って踊る曲よりバラードの方が好き」と言っている。

そんなとき、ひねくれ親父はこう言う。
「若いのに、バラードばかり歌っていてはダメだよ。若さが弾けるような歌の合間にバラードを挟むのならいいけど、バラードに逃げちゃいけない」
「いいじゃん、だってバラードの方が歌詞の内容がよく聴こえて、イメージがしやすいんだから」

そうか、娘は歌詞をしっかりと聴いているのか。
確かに、アップテンポの曲は歌詞が聴きづらい。特に最近の歌は英語の歌詞が(意味もなく?)ついているから、バラードの方が小学五年の娘にはわかりやすいのかもしれない。
バラードでは、英語の歌詞があったとしても、ゆっくりだから何となくわかるというのはあるだろう。

娘は歌詞と真面目に向き合っているようである。
テレビでMr.Childrenが「しるし」などを歌っていると、真剣に聴き入っている。
気が付いたら、正座などをしているときもある。
姿勢を正して聴いているのである。

「ミスチルはプロだよね。歌詞の一つひとつが、生きてるもん。細かい一つひとつの言葉が詞の世界を作っているから、聴き終わると、すごい幸せな気分になるよ」

そんなことを言うのである。

「『Rain』っていう歌は、倖田來未の心が泣いているのがよくわかるよ。こんな恋はしたくないね」

こんなことを言うのである。

ついこの間まで一緒に風呂に入っていた娘が、歌詞の中に埋め込まれた、言葉の襞(ひだ)がわかるようになってきたのである。
そう考えると、娘にとってバラードというのは、言葉の勉強という側面もあるのかもしれない。
学校では決して教えない「心」を教える役割を果たしている。そう捉えることも出来る。

そんな娘が先日、友だちの家のクリスマスパーティに招待された。
仲のいい友だちとプレゼント交換やゲームなどをして、いい時間を過ごしたらしいが、家に帰ってきて言った第一声がこうである。

「ミズキの親父、最悪だよ! 最後にカラオケでみんなで盛り上がっていたら、突然マイクを取るんだぜ! それで、一体何を歌ったと思う。中島みゆきだぜ! クリスマスに何で中島みゆきなんだよ! 思わずミズキが、親父の○○○○に蹴りを食らわしてたよ!」

「○○○○」のところは、ご想像におまかせします。





2006/12/27 AM 09:15:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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