Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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あるある
取引先で世間話をしていると、「あるある大事典」の話題が頻繁に出る。

「『あるある大事典』では、こう言っていた」
「『あるある大事典』で、これが紹介されていたけど、見ました?」
「『あるある』でやっていたので試したが、結構調子いいよ!」
などなど。

私もこの「発掘あるある大事典2」は何度か見たことがあるが、この番組は主婦の見るものという印象が強い。
いかにも勿体ぶった進行をするので、大体20分ぐらいで興味をなくして、私自身は最後まで見たことは一度もない。
しかし、取引先などで話をすると、意外と若い男性なども見ているようである。

この番組は、健康法などを紹介することが多い。
我が家のヨメなども、ほとんど毎回見ていて、そのたびに「ダイエットしなくちゃ」などと言っているが、実行した試しはない。
見ただけでダイエットした気分になり、満足しているようである。

我が家では公共放送はまったく見ないのだが、「ためしてガッテン」を見ている人も結構多くて、たまに話題が出る。
私が「見ていない」と言うと、「騙されたと思って見てみなよ、結構ためになるから」などと言われる。
そして、昨日の番組ではこう言っていた、ということを事細かに説明してくれるのである。

彼は「プロジェクトX」を大変気に入っていて、「何でこんないい番組を見ないの! もったいないなあ。この時間は何を見てるの! 何をしてるの!」と言って、まるでTVリポーターのように、見ない私を責めるのである。
プロジェクトXが終了したときは、「国家的損失だ!」と嘆いていた。
きっと彼は、テレビが伝えることはすべて真実だ、ということを全く信じ切っている「いい人」なのだろう。

私も自分のことを「いい人」だとは思っているが、「テレビは真実を伝えるが、『洗脳』もする媒体である」と思う、ひねくれた人でもある。

だから、「これをやれば健康になります」というような番組を見ると、眉間に皺が寄る。
いかにも調子の良さそうな出演者の反応を見ると、それだけで「やらせか」と思ってしまう。
どうせ「やらせ」なら、もっとエンターテインメントに徹すればいいと思うのだが、大抵は司会者が強引に結論を急いで決め付けるので、嘘臭さしか感じないのである。

インターネットのテレビ欄などを見ると、現代人の健康に対して警鐘を鳴らす番組が毎日のようにある。
現代人はそれだけ、健康に対する知識に飢えているのだろう。
その中には正しく有効な健康法もあるのだろうが、ほとんどのものが翌週には忘れ去られるものばかりである。

番組の制作者自身も、その場限りの企画だと思っているから、どの番組も同じようなバネラーを集めて、感心させているだけである。
その結果、番組の穴埋め企画の「健康法」が、電波を占領する。
その全部を見た人は、さぞ健康になったことだろう。

ヨメと息子は「あるある大事典」のファンなので、二人して「ふんふん」と頷きながら画面にかぶりついている。
そして、テレビに向かってこう話しかける。
「スッゲェ! こんなに変わるんだぁ〜!
わあ! 嘘みたい!
これはゼッタイ、やらなくっちゃ!
これだったら、簡単にできる!」


それを横目で見ながら、私と娘は、
「『志村けん』は笑いの天才なんだけどなぁ」
「アイ〜〜〜ン!」
「アッイ〜〜〜〜〜〜〜ン!」
「ダッフンダ」
などと言って茶化すから、二人からいつも睨まれている。




2006/12/14 AM 08:34:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | [メディア論]



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