Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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サッポロ一番しょう油ラーメン
サッポロ一番しょう油ラーメン」を一箱もらった。
一箱に30食入っている。
「サッポロ一番塩ラーメン」はそこそこの味がするので、嬉しいもらい物かと思ったが、これがそうでもなかった。

食べたあと、情けない気にさせられるラーメンである。
スープの味が気にくわない。麺も気にくわない。
だから、どうしようかと思って、試行錯誤を繰り返した。

我が家では、インスタントラーメンは、マルちゃんの「昔ながらの中華そば(しょうゆ味)」が堂々の四番バッターである。
次が「明星チャルメラ」だが、これは「昔ながらの〜」が買えなかったときの代打である。

インスタントラーメンは、カップ麺はそれなりに味もしっかりしてきたので、それほど当たりはずれはないが、袋麺はかなりバラツキがある。
同じサッポロでも、「みそ」はそれなりに食えたが、「しょう油」はひどい。

まず、スープに工夫がない。塩気が強い。コクが1パーセントもない。これは使えない。
麺も3分も煮ていると、すぐ伸びてふやける。
強火で煮たり、弱火で煮たりしてみたが、どちらにしてもすぐ水分を吸って、だらしなくなる。

昔、「野菜と相性がいい」などと宣伝をしていたような気がするが、このスープと麺では台無しである。
そこで、チキンラーメン方式で、丼に入れて熱湯を注ぎ、卵を落として3分待つという方式を取ってみた。
しかし、これでは麺が固い。卵も半熟にさえならず、情けない状態である。

どうすればいいのか、悩んだ。
まだ、27袋もあるのだ。何とかしなければいけない。

まず、このスープをオリジナルのものにするということを考えてみた。
鶏ガラスープに、ホタテの缶詰のスープを小さじ一杯ほど垂らして、沸騰させ、それに麺を入れ2分間煮立たせてすぐ止めた。
具はフライパンで白菜の千切りともやし、ネギを千切りにして、ごま油で炒めた。
丼に盛った麺に、具材を乗せて、最後に半熟の生卵をのせた。

これは、それなりに食える。
慌てて食えば、麺も延びないし、スープも野菜と合っている。
しかし、オリジナルより美味いというだけである。
到底、納得できない。

それからは、スープづくりに励んだ。
鶏ガラをベースに、昆布ダシを入れたり、かつおダシを入れたり、野菜を塩で煮込んだあとのスープを使ったり、色々なものを試した。
スープにこだわるのは、麺がどうしようもないからだ。
すぐにフヤケるこの麺は、変えようがない。これを変えたら、結局まったく別の袋麺を買った方がいいことになる。
それでは、意味がない。

しかし、5種類のスープを作って試したが、どれも及第点とはいかない。
ゴ〜〜ル!! とはいかない。
いいところまではいくが、ゴールを奪えない、どこかの国の代表チームのようだ。

冷蔵庫の中を見渡しながら、考えてみた。
やるだけのことはやったが、まだ見落としているものがあるのではないか。
上から下まで、じっくりと観察した。
冷蔵庫内の汚さは、この際どうでもいい。
それは、ヨメの仕事だ。

チルドルームで、豚挽肉を見つけた。
それを見てひらめくものがあった。
キッチンの隅には、新聞紙にくるまれた、もらい物のネギが立てかけてある。
アレを作ったらどうだろう。アレならこの情けない麺を誤魔化せるかもしれない。

早速、豚挽肉をごま油で炒め始めた。パラパラになるまで炒め、ネギの青い部分だけをみじん切りにしたものをそれに加える。ネギがしんなりしたら、味噌を少々入れてからめ、鶏ガラスープを入れ、紹興酒を加える。
スープが煮立ってきたら、豆板醤とテンメンジャンを適当に加える。
最後に水溶き片栗粉を回し入れたあと、ラー油を少量垂らす。

麺は、沸騰したお湯で2分半茹でる。
そして、これが一番大事なのだが、完璧に水を切る。
これを完璧にしないと、麺がふやけて、締まりのない味になる。

この麺の上に、熱々の具をのせて出来上がりである。
名付けて「サッポロ一番坦々麺」(そのまんまのネーミング)。

これは成功したと思う。
オリジナルの中途半端さがない。
スープなしで、具と麺をからめて食べるのだが、具がコシのない麺の弱点をカバーしている。

高校一年の息子にも食べさせてみたが、「うんめぇ!」と言って、土日で三回作らされた。
娘は、辛いのが苦手なので、豆板醤抜きで作ったが、「うめぇな、一応」とほめてくれた。

しかし、ヨメには「おいしいんだけど、これ結局、麺だけしか使ってないんだから、別に『サッポロ一番』じゃなくてもいいんじゃない?」と冷静に言われた。

そう言われれば、確かにそうだった。

じゃあ、残ったあと16袋、どうすればいい?!



2006/11/28 AM 11:40:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | [料理]



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