Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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ワールドカップを楽しむ方法
オーストラリア戦は、負け。

我が息子は、悔しくて悔しくて、その日は眠れなかったと言う。

彼は、試合の何日も前から、新聞やインターネット、テレビで情報を集め、「オーストラリアは強い」という感触を持っていた。
しかし、テレビの解説者の「予想」では、日本の勝利がほとんどだったので、心配を心の奥に閉じこめて、「日本の勝ち」を期待していた。

しかし、負けた。

「思った通りだよ。オールトラリアはあんなに強いのに、なんで専門家は『日本が勝つ』予想ばっかりだったんだろう」

負ける、なんて言ったら、ファンが抗議するからさ。
勝つ、と言っておけば、心の中では「本当かな」と思っていても、とりあえずは安心できる。
「負ける」とはっきり言われたら、いい気分じゃないからね。
それに、視聴率やグッズの売れ行きにも影響するし。

「もう、ワールドカップ、見る気なくした」
息子は投げ遣りに言って、自分の部屋に籠もった。

メディアを信じるべからず。

私も、今回の結果には大変落胆したが、ワールドカップ自体は楽しんでいる。
スポーツの面白さが詰まっているのが、ワールドカップだと思うからだ。

自国が負けるのを見るのはつらいが、見方によって、それも面白さに変わる。

私は、いつものことだが、戦前の予想というものに全く興味がない。
まるで競馬の予想みたいに、先発メンバーを予想して、「何対何で勝つ」、などというのは、スポーツの本来の楽しみ方とは違う。

23人の代表メンバーがいて、それぞれ体調が違うのだから、キックオフしなければ、本当の調子は見えてこない。
相手の戦術や、相手選手のフィジカルなどが、試合の時点でどの程度充実しているかで、結果は大きく変わってくる。

だから、戦前の予想など無意味だ。
無駄な先入観を持つと、純粋に試合を楽しめない。

私はまったくの素人なので、戦術はわからない。
フォーメーションがどうの、セットプレーがどうの、といっても、「何だそれ」という程度の馬鹿ファンである。

だから、独自の見方で試合を見ることにしている。
選手の動き、である。
選手の動きの善し悪しは、素人でもある程度わかる。

ボールまで到達するときの動き、ボールを持ってからの動き、パスの精度などは、それなりにわかるものだ。
ただ、全員の動きを見るほど目が肥えていないので、特定の選手の動きだけを見る。

今回は中村と高原だけを見ていた。

今回、中村は良かった。
ボールに対する反応が、いつも通りの俊輔の動きで、180度方向への気の配り方も万全だったように見えた。

しかし、高原はひどかった。
何を一人で焦っているのか。
闇雲にボールに向かって動いているだけで、連繋が取れていない。
相手ディフェンスの動きに惑わされている。
ボールを持ってからのスピードがない。

今回の敗因を一つあげるとしたら、前半で高原を替えなかったことだろう。
高原はいい選手だが、オーストラリア戦は最低だった。
フォワードが点を取れないチームは勝てない。
私は、単純にそう思っている。

次のクロアチア戦も、私はフォワードと中村の動きだけを見ていようと思う。

日本には勝って欲しいが、負けて決勝トーナメントにいけなかったとしても、サッカーがつまらなくなるわけではない。

アメリカなどは、自国が優勝できる競技でないと熱くならないが、それは底の浅いナショナリズムだ。
勝った負けたにしか興味がない彼らにとって、「ファンタジスタ」たちのプレイは、豚に真珠だろう。

私は、そんな「醜い豚」にはなりたくないので、勝ち負けを別にして、ワールドカップを楽しもうと思っている。



2006/06/16 AM 07:09:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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