Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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特上寿司5人前
友人のWEBデザイナーが指を怪我したため、代役で仕事をしている。

彼は外見に似合わず、大変几帳面な男だ。
ページの構成を絵コンテ風に、しかも綺麗にまとめてあるので、第三者でも作業がしやすくなっている。

使用する画像も8割方揃っているし、まだ手元にない画像も、入手先を細かく書いてくれているので、戸惑うことがない。
さすがに、一流のWEBデザイナーはたいしたものだ、と認識を新たにした。
といっても、これはすべて、むかし私が彼に教えたものだが……。

最近の私は、めんどくさがって、この方式を止めてしまっていた。
行き当たりばったりで仕事をしているから、最終工程になって初めて、細かなミスに気付くことがよくある。
そこで、余計な時間を取られることになる。

だから、能率が悪い。

いま一度、初心に返って、方式を戻さないと、彼に差を付けられるばかりだ。
優秀な弟子に見習わなくてはならない。

また、彼は外見に似合わず、細やかな気配りが出来る男であることもわかった。

昨晩、6時半ごろ「寿司、届けましたから」という電話が、彼からあった。

寿司?

「無理を聞いて仕事をしてもらうお礼に、にぎり寿司を注文しました。その近所で評判の店を調べましたから、うまいと思いますが、お口に合わなかったら、すみません」

寿司を嫌いな人はほとんどいない。まして、寿司は、息子の大好物。口に合わないことはない。おそらく何でも、「うんめぇ」と言って食べるだろう。
しかし、そんなに気を遣わなくてもいいのに。
これはビジネスなんだから。

「いや、日頃のお礼もかねて、ということで。Mさん、食事おごりますよ、といっても、絶対断るから」

悪いね、気を遣わせて。
タダ酒は好きだが、タダメシは嫌いなもので…。

そして、7時半ごろ、お寿司がやってきました。
どこから見ても、特上。それも5人前。
しかも、子どものためを思って、「サビ(わさび)抜き」という、細かい配慮。

大トロっぽいのがある。(食べたことがないので、断定できない)
その他、いかにも「高いぞ」、という自己主張の激しいネタがシャリの上にのったものが、数えきれずある。

それを見た途端、息子の興奮は絶頂に!
「いただきます」を言った途端、両手が魔法のように動いて、次から次へ寿司を掴み、口に放り込む。(しょう油を付けることも忘れている)
そして、瞬く間に、半分を征服。
10分もたたないうちに、2.5人前を平らげる様は「お見事」と言うしかない。

飲み物を飲むことも忘れている。
やっと、烏龍茶の存在に気付いて、それを一口飲む。
顔には、「まだまだ」と書いてある。

もっと食っていいぞ。

またまた、嬉しそうに、寿司を口に運ぶ。
これを作った寿司職人が見たら、さぞ喜ぶだろう、と思うほど、見事な食いっぷり。

その結果、彼はほぼ4人前を一人で食べた。
残りはヨメ。
娘は、私と同じで、高級料理が口に合わないので、いくらの軍艦巻きの「いくら」だけを食べた。

私はゼロ。
娘と二人、もらい物の「揖保乃糸(ソーメン)」を食べた。

Tくん。寿司をありがとう。
私は食べなかったけど、息子は大変喜んでいました。

息子曰く
「おそらくこれから、こんな高い寿司は、食べさせてもらえないから、思い出のために食った」

Tくん。貧乏家族に、美味しい思い出をありがとう。

早くケガ直るといいね。


2006/05/26 AM 11:04:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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