Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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フリーランスの心得 その2
信じられないことを言われました。

昨日、3年前の春から仕事を受けている会社に呼ばれて行ったときのこと。
電話をもらったときから、担当者がいつになく歯切れが悪く、嫌な予感がしていました。
先月大きな仕事が終わったばかりなので、仕事のローテーションとしては、あと1ヶ月は仕事がないはず。
だから、仕事の依頼ではないハズ…。

担当者の「Mさん、シラガ増えましたねぇ」など、「ほっとけ!」という話題で話の幕が開きました。
その後、世間話を二つ三つしてから、相手の、いつにも増して上下動の激しい貧乏ゆすりを見ながら、「で、本日はどんなご用件で」と紋切り型で話を促しました。

担当者は小さくうなずきながら、身体を乗り出してきました。
彼の顔が30センチほど近づくと、煙草のヤニの匂いが迫ってきます。
そして、ドロリとしたヤニ付きの言葉が彼の口から流れてきました。

「先々月の請求の件なんだけど、3分割にしてもらえないかな」

先々月の請求は、確か「11万」。
それを3分割?!
去年は、2分割が2回あった。今度はとうとう3分割!

「じゃあ、4万、4万、3万、ということですか」
この時点では、まだにこやかに応対していました。

「いや、1万、2万、8万で」
ヤニ臭い言葉とふざけた言葉の連繋攻撃。
これで腹を立てない人がいたら、その人はきっと前世は「菩薩」だったに違いない。

怒りを紛らわすために、横を向いて黙り込みます。
こんなとき「ふざけんな!」と言えたら、どんなにスッキリすることでしょう。
しかし、「どんなときでも怒りは胸の奥に 笑顔で応対」というのがフリーランスの心得。
静かに怒りがおさまるのを待ちます。

だが、世の中には無神経なやつはどこにでもいる。
目の前のヤニ男がそれだ。
「2分割だろうが、3分割だろうが、一緒じゃない? 2分割ができたんだから、3分割でも問題ないでしょ」と開き直る始末。

そこまで言われたら、俺は絶対に「菩薩」にはなれない。
彼の顔をにらみつけました。

しかし、構わず担当者は無神経なヤニ言葉で追い打ちをかけます。
「俺がこんだけ頭下げてるんだからさ、頼むよ」

おい若造! どこが頭下げてるってんだ!
一度も頭下げてネェだろが!
俺より10歳以上も若いクセして、なんだその態度!

そこで、「菩薩」ではない私はこう言いました。

「3分割はしない。請求は11万のまま。今月分の請求もそのまんま! 文句があるなら社長呼んでこい!」

「フリーランスの心得」はどこいった?!



2006/02/10 AM 10:54:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | [フリーランスの心得]



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