Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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メディアは「モアイ像」
出張講習が終わって、昼食を摂るため私鉄駅前のカレーショップに入ったときのことです。

ローカルの私鉄駅前の、かなりくたびれた外装及び内装の店内は、午後2時を過ぎていたせいか、客は私ひとりだけ。
「本日のカレー」という名のビーフカレーを注文して待ちながら、店内のテレビで見るともなしに「ワイドショー」を見ていました。

昼間テレビを見るというのは、私の習慣には全くないし、食事の場にテレビがある状況も久しぶりなので、結構新鮮な気持ちで眺めていました。

放送の中身はお決まりの「ライブドア」。
夜のニュースでも同じですが、コメントする人全員が型通りの「正論」を展開する「俺たち遠山の金さん、悪は容赦なく斬るべし」という人たちばかりです。

その同じ口が、過去「彼は新しいタイプのリーダー」「既成概念にとらわれない男」などと言ったことなど見事に忘れ、眉間にしわを寄せて、したり顔で正義を説きます。

犯罪を断ずるなら、少なくとも彼を讃えたことのある人は、その経緯を精算してから断罪すべきではないのか。
捕まる前は讃え、捕まったら断罪する。
それでは評論家として、文化人・ジャーナリストとしての矜持はどうなる?

「塀の向こうに行ったんだから、何を言おうが俺の勝手、悪いことをする奴は叩かなきゃね」ということか。

「罪なき者、石もて打て」
そうですよね。あなた達は聖人君子です。だから、石{正論)で彼を打つことができるんですね。

悪いことをしたら裁かれる、これは当たり前。
彼がした悪いことは、これから色々と暴かれていくことでしょう。
しかしメディアはこの先、冷静にそして正確に報道することができるのか。
今の状況は、全員が裁判官や検察官になっていないか。

彼を少しでも擁護しようものなら、メディアの中ではおそらく「村八分」。
冷静な「堀江貴文論」を展開しても、メディアは相手にしない。
「モアイ像」のように、みんな同じ方向を向くメディア。

そんなことを思って見ていたら、画面に堀江氏がかつて通っていた塾の先生というのが出てきました。

今回の件と塾の先生とは、何か関係があるの?
塾の先生が彼に、今回の「証券取引法違反」を教えたの?

「彼はそんなに目立たない子でしたよ」
その先生はそう言いましたが、だから…ナニ?
そのコメントはこの事件の何に繋がるの?

逆に、塾で目立つやつって一体どんなやつだ!

大変美味しいカレーでしたが、全部食べきらずに店を出てしまいました。

そこで、今回の教訓。
やはり食事中にテレビを見るのはよくない。
つい余計なことを考えてしまう。



2006/02/08 AM 10:58:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | [メディア論]



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