Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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埼玉高校受験事情 その5
いよいよ高校受験の日。
先月の22日、関東地方に大雪が降った次の日が高校の受験日でした。

受験は午前9時15分から。
大雪の影響で交通機関が乱れていることを考慮に入れて、7時半頃家を出ました。
駅に着くまでにいつもの倍以上の時間がかかりましたが、JRに遅れはなく高校のある駅には8時35分に着きました。
まわりを見ると、それらしい親子連れがたくさん歩いています。

ところどころカチンコチンに凍った道路を、そろりそろりと10分ほど歩くと高校に着きました。
息子とは門の前で別れ、暖かい「父兄様用待合室」で待つことに。

しかし、席に座って10分もたたずに携帯が鳴り始めます。
「送ってくれたデータなんだけど、MP3の音声が一部分割れるんだけど…」

朝メールで送ったFLASHアニメのデータに不具合があったようです。
友人から借りたノートPCを持ってきていたので、駅まで引き返しファミリーレストランに入ってデータを修正して、再度送りました。

今度は「大丈夫」という電話をもらい、レストランの心地いいソファに身体をもたせかけて目をつぶると、突然の睡魔が襲ってきました。時刻はおそらく9時50分くらい。

目が覚めてレストランの壁掛け時計を見ると、なんと11時20分過ぎ。
1時間半も寝ていたことになります。
高校の試験は、筆記試験が9時15分から10時15分まで。
その後面接があります。

息子の受験番号は前の方だったので、もしかしてもう終わっているかもしれない!
レストランを慌てて出て、駈けるように学校に向かいます。
しかし駈けるようにと言っても、下は凍った雪。歩くより少し早いという程度の速度でしか進めません。

前を見ると、受験の終わった生徒たちが続々と歩いてきます。
息子の顔を探しますが、その中にはいない。
今日は携帯電話を持たせていないので、連絡は取れない。
焦りながら、凍結した道路を滑るようにして学校へと向かいました。

学校まで50メートル、というところまで来たときに、のんきな顔をして歩いてくる息子の顔が見えました。
「いくら試験が終わったとはいえ、なんて緊張感のない顔をしてるんだ」
と思いましたが、こちらが手を振ると彼は満面の笑顔で手を振り返します。
「まあ、この笑顔が彼の武器だな」と思いかえし、こちらも笑顔に。

「試験はどうだった」
「まあまあ」
「面接は?」
「面接は自信ある」

親のひいき目ですが、彼の笑顔は試験官の印象をかなり良くするのでは、と希望的観測を抱きます。
学校説明会では「試験だけでは判断しない。面接も重要な判断基準」ということを言われましたから、それを信じましょう。

「あ〜あ、腹減った!!」
駅に着くまで4・5回吠えた息子に、大好きな肉料理を食わせた後、家に帰りました。

そして、翌日がもう合格発表。
最近の受験はスピーディですね。
私に言わせれば余韻がない。しかしこれもご時世かな。結果がどちらに転んでも速いほうがいい。後の対処が速くできますから。

結果は合格!

まわりの子はみんな合格と知ってもほとんど感動なし。すぐにその場を離れていきます。

しかしわが息子はといえば……。
「やったー! 受かったぁ! ウ・レ・シ・イ!」
とガッツポーズ。

それを見た学校関係者が思いがけず拍手をしてくれました。
彼らにしてみれば、ほとんど無感動の子が多い中で、これほど嬉しさを素直に表す息子はかなり特殊に見えたことでしょう。

「受かった! 受かった!」
電車の中でも、両手で握り拳を作りながら、彼は20回以上呟いていました。

「この感動を忘れるなよ」
そんなクサイせりふしか言えない父親は、今日は確実に息子に負けている、と思いました。


2006/02/05 AM 11:19:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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