Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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手のひらを返す その1
常々思っていることがあります。

官僚、というのは人間の形をした別の生き物である。
彼らは、自分のしたことがどのような結果を生み、時には国民のすべてが不幸になったときも、一切感知しようとせず、感情を動かすことをしない。
彼らからみれば民間人は無機物そのもので、頭のいい自分たちが国を動かすのは、神から授けられた至高の行為だと、生まれ落ちたときからそう思っている。
官にとって民は、全く別の生物であり、機能的にも違い、住む世界も違う「愚かな生物」としか見ていない。だから民がいくら真っ当な要求をしたとしても、それが本当に受け入れられることはない。民が官に逆らうことは、神にもとる行為としか考えない。
彼らは単に人間の形をしているに過ぎない。違う言い方をするなら「化け物」である。


政治家は官僚とは違いますが、今の総理大臣を見ていると、私には「官」に見えてしかたがない。
その理由の第一は、説明責任を全く果たさないこと。(「官」は説明はするが、わざと難しい用語を使って本質を見えないようにする。これは説明しないことと同じである)
具体的な説明をしないのは、「お前らはバカだから、俺のいうことに従っていればいいんだ」という「官」と同じ発想が見え隠れします。
国民にかなり人気はありますが、私には「官」と同じで「化け物」にしか見えない。

でも、この総理大臣もたまにはいいことを言う。
ライブドアの件です。
いつもながらの、質問をはぐらかすための答弁(詭弁)ではありましたが、内容は納得のいくものでした。

「メディアは彼を『時代の寵児』のごとく報道していたのに、今は手のひらを返して、非難している」

確かにその通り。

あれだけ持ち上げて置いて、一気に落とす手法は、いつも通りではありますが、どうも釈然としない。
メディアの中には以前から堀江氏に批判的なものもありましたが、それも彼の「メディア論」に感情的に反論したものか、その新聞社の会長がただ単に堀江氏を嫌っているという幼児的な論理で批判すること(この人の言っていることは、いつも感情論にしか聞こえない。おそらくメディアが画一的な報道の仕方しかしないからだろう)が多かったようです。

「時の人」を大きく取り上げるのは、メディアとしての使命ではありますが、メディアがその「時の人」の広告塔に成り下がるようでは、その存在価値を疑われます。
彼の行動に対してその都度、的確な評価を下すこともせず、ただ情報を垂れ流すだけなら、スポークスマンと何ら変わらない。

総理大臣の発言に関しても、スポークスマンと同じ役割しか果たさないメディアは、「太鼓持ち」のそしりを免れないでしょう。

これでは、益々「化け物」としての本性を露わにしている「官」「政」を糺すことなど、このメディアにできるわけがない。



2006/01/30 AM 11:15:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | [メディア論]



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