Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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右側には立たないで!
13年前に「突発性難聴」という病気にかかってから、右耳がほとんど聞こえません。
左の耳を塞いでしまうと、外界音はほとんど入ってこない。だから、電話で左の耳を使っていると、右からの情報はまったく入ってこないので、これがけっこう危ないのです。

歩きながら携帯電話を使っているときに、例えば後ろから来る自転車がベルを鳴らしたとしても聞こえず、たまに後ろからぶつけられることがあります。
相手は、「ベルを鳴らしたのだから俺は悪くない」みたいな顔をしてこちらを睨みます。こんなとき「私は右耳が聞こえません」と言っても、おそらく信じてくれないでしょう。
右耳だけが聞こえない、などというのは、一般的には理解できないようです。

友人は、当然私の病気を知っているから、私と話をするときは、私の右側には立ちません。
しかし、得意先などで、数人で話をするときなど、運悪く私の右側に人が座る場合があります。
その人の言っていることは、左の耳に到達するのに時間がかかるし、声も小さく聞こえるので、話を理解するのに何拍か遅れることがあります。
あるいは、あまりよく聞こえないときは、全くトンチンカンな答えを言ってしまうこともあります。

そうすると、中には眉間にしわを寄せて、露骨に嫌な顔をする人がいます。
「すみません。もう一度言ってください」と言えばいいのですが、私の経験上、同じ話を二度繰り返すことを嫌がる人が、圧倒的に多い。

「右の耳が聞こえないんです。申し訳ありませんが、もう一度お願いします」
こう言うと、最初は「大変ですね。わかりました」と言ってくれますが、それが度重なると、舌打ちをしながら「わかったよ!」と怒りだす人も。

左の耳で、ひとの話を聞くことに集中していますから、基本的にひとりの人のいうことしか理解できません。他の人の話にかぶせるように話をする人がよくいますが、そうなると、話が混乱してよくわかりません。

「えっ?」という顔をして、話をかぶせた人の顔を見ても、こちらは話を理解できていませんから、「で、どうなの?」などと言われても、答えに窮します。
そうなると、「ああ、こいつは頭の回転が鈍いんだな」という風に判断されて、「使えねえヤツ」というレッテルを貼られます。

中には、右耳の方に口を近づけて、「いいこと教えてあげるよ」と内緒話をしてくる人がいますが、これが一番困ります。
せっかくの内緒話がまったく聞こえないのですから、意味がありません。
「すみません。左の耳にもう一度…」といっても、相手はしらけるばかり。

私に内緒話をする人は、次回から必ず、「左耳」にしてください(笑)。

実は、右の目も悪い。視力0.01以下だから、裸眼ではすべてがぼやけて見える。
コンタクトや眼鏡のお世話になっていても、なかなか人並みとはいきません。おまけに「飛蚊症」で……。

いけない! これ以上は、やめよう。私が嫌いな「不幸自慢」「病気自慢」になってしまう。

そこで、言いたいことはただ一つ。
だから、右側には立たないで!


2006/01/25 AM 10:53:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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