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● 料理とデザインの共通点 |
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昨晩、中学3年の息子のリクエストで、スープカレーを作ってみました。
カレーは何度も作っていますが、スープカレーは初めてです。 普通のカレーを、水の分量を多くすれば「スープカレー」かな、と安易なことを考えていました。 念のため、ホームページで検索をしてみると、意外と多くあるんですね。 北海道で有名なのは知っていました。レトルトなども売られているようです。 しかし、スープカレーのレシピは、皆微妙に違っていて、どの方式が一番おいしいのか、今ひとつわかりません。
こんな時の私のやり方はいつも同じです。 「テキトー」に作る。 味見をしながら、適当に作れば、次第にイメージができあがって来るという、アバウトな方式です。
これが成功するか、失敗するかは、その時々の「テキトーさ」によります。 今回はこれ以上ないくらい「テキトー」にやりました。 そして、成功しました。
まず、タマネギ大4個をみじん切りに近い状態にします。これを3分ほどレンジでチンして、バターをフライパンで暖め、そこに入れます。 タマネギを根気よく炒め(15分くらい)、きつね色になったら、カレー粉を大さじ4杯(テキトー)いれます。タマネギの色が変わるまで炒め、そのあと小麦粉をテキトーに入れ、また炒めます。その中にまたバターを少々入れて、全体をなじませます。
水を1リットルくらい(テキトーです)入れ、中火にします。
具は好きずきですが、我が家ではベーコン(油で炒めておく、決して焦がさない)、ジャガイモ(ひと口大に切る)、ニンジン(乱切り)、ブロッコリー(ゆでたものを最後に入れる)、ゆで卵(最後に入れる)、などを入れました。
煮立ってくると、アクが出ますので、取り除きます。その後、コンソメの素を入れます。これは、味を見ながら、テキトーに入れていきます。自分の好みに近い味になったら、ここから弱火でじっくりと煮込みます。時々味を見ます。トロミが足りないと思ったら、小麦粉を牛乳で溶いて、少しずつ入れていきます。辛みが足りないと思ったら、カレー粉(溶かしたバターで溶く)を入れます。
自分のイメージに近い味ができたら、完成です。昨晩は50分ほど煮込みました。
これに自家製のナンをちぎって、スープに付けて食べたのですが、辛いものが苦手な娘も、「うめぇ、うめぇ」といって、完食しました。 本場札幌のスープカレーにはかなわないでしょうが、全員が満足したので、星は三つです。
こう考えてくると、料理というのは、デザインに似ているような気がします。 素材を選んで、それを効果的に配置する。しかし、全体のテイストは、その人のセンスで決まる。
優秀な料理人なら、きっとデザインもかなり味なものができるのではないでしょうか。
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2005/05/28 AM 11:34:54 |
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