Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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またまたプリンタの話
プリンタの話、続きです。

印刷会社で使うにはあまりにもお粗末なプリンタの、その後の話です。

印刷会社の社長(S氏)の怒りは、相当なものでした。きちんと使える機械だと思って納入したものが、全くの役立たずなのですから、怒るのも当然です。
そこで、大手OA販売会社(S社)の営業に何度も電話をかけますが、先方も何を言われるか、分かっているのでしょう。逃げの一手で、全く連絡が取れません。

それからさらに3週間が過ぎたころ、S氏のもとにX社の営業の人が来ました。
私がいつもX社の「カラーレーザは色がいい」「サーバが独立しているので、処理が早い」などと言っていたので、S氏はX社のプリンタに対して、好印象を持っていました。
プリンタを入れ替えるときも、私はC社ではなくX社のものを勧めたのですが、あのいい加減なS社の営業に、「X社のはコピー機能がないから、社長のところでは役に立たないですよ」といって、C社のものを勧められたのです。
しかし、これもまた嘘っぱちでした。X社でも、Macに繋げるカラープリンタで、コピー機能が付いたものは何種類も出ているというのです。

今までの経緯をX社の営業の人に話すと、X社の営業は、S氏以上の剣幕で、「そんな営業は最低だ。私が懲らしめてやるから、所属部署と名前を教えて下さい」と言ったそうです。同じ営業マンとして、許せなかったのでしょう。
あまりの剣幕に、今度は社長の方が懸命になだめたと言います。

X社の営業は、「こんないい加減な会社とは縁を切って、我が社と契約して下さい」と言いますが、機械のリース契約期間は、まだ半年しかたっていません。契約変更は、常識的には、無理な状況です。

ところが、こんな状況でも、この営業マンは、色々なケースを想定して、独自のプランを幾種類も持ってきたのです。
S氏の会社になるべく負担にならない契約をシミュレーションして、何度も説明に来ました。
印刷業界は、特に小規模の会社ほど、深刻な不況に直面していますから、S氏の会社も少しでも無駄な出費は控えたいところです。

S氏はそのような自社の状況を説明して、「今はとりあえず我慢するよ」と言いました。X社の営業は、その場は諦めたようですが、また何日かして、違うシミュレーションを持ってきました。
それは、どう考えてもX社に儲けがないようなプランでした。
「これじゃ、君のところは、儲からないだろう」とS氏が聞くと、
「今回はとにかく、気持ちよくお取引がしたい。出来損ないの機械を売りつけられた社長の気持ちを察すると、今回は儲けようという気にはなりません」と言うのです。

S氏は、その言葉を聞いて、X社にすべてを任せることにしました。

リース会社との再契約は、かなり手間取ったようですが、X社が力を発揮して、S氏の会社に負担にならないようにしてくれました。

そして、納入、設置も手際よく進み、今そのプリンタは、フル回転で動いています。

「はじめから、このプリンタを入れていればなァ」
私の顔を見るたびに、S氏はそう言います。
そして、「今回は、営業マンというものをよく見させてもらったよ。最低と最高では、こんなにも違うんだね」とも言うのです。

S社の営業マンのすべてが、最低ではないと思いますが、私にとって「S社」は、「最悪な会社」としか見えなくなっています。

私は個人で仕事をしていますが、いい加減な対応をして「最悪のデザイナー」と言われないよう、気を付けたいものです。



2005/05/18 PM 04:35:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]



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